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幽霊とでもリア充ですよね  作者: ナギ式
22/102

私、初めての体育祭です。1

テストが終わって、私達は一息ついていた。


最近、梅雨なのか空が曇る事が多い気がするので、

多分そのうち雨に会うことも多そうだ。


さて、ゴールデンウィーク、テストとイベントが終わり、

そのつぎは何が来るのかと言えば、なんと体育祭である。


うちの高校では、6月に体育祭を行うのだ。

体育祭と言えば10月の体育の日とかだと思っていたのだが、

どうやら最近この時期にやるところが増えてきているらしい。


まぁそんなわけで、体育祭に向けて練習が開始された。

私のクラスは赤組で、体育館が練習場所だ。

因みに白組はグラウンドである。


この場所の決め方は、去年勝った色が体育館を使うと言った感じだ。


そして今年の体育祭の競技は、100mリレー、中距離走、玉入れ、

綱引き、借り物競争、ダンス、障害物リレー、騎馬戦、組体操、

棒倒し、ムカデ、二人三脚...等色々ある。


そして、生徒は最低でも3科目は出場しなければならない。

未だに人と話せない私は、余り連携のいる競技は出れないので、

100m、玉入れ、綱引きの3つに出ようと思っている。


そういえば、当日発表の生徒会種目とかがあったが、出るつもりは無い。


因みに何故この3つかと言えば、100mは個人競技で、玉入れや綱引きはそこにいれば形としてそこにいたことになるからである。


体育館での練習は、外に比べればとても良かった。

途中雨が降ってきたから、本当にそう思う。


だが、雨に濡れなくても、それが必ずしもいいとは限らない。

体力の無い私としては、雨が降れば休みになる彼らが羨ましかったりする。


体育祭まで3週間。

それまで休みなくみっちりと練習出来る何ともありがた迷惑な恩恵を胸に今日も今日とて走らされるのだった。



「ふぃー、疲れた~。もう無理立てない眠りたい。」

「後3週間~、頑張ってね~」

「もう代わりに誰か私に入って走ってくれない?」

「代わりに走っても、芽依ちゃんも疲れるよ?だって使うのその体だから」

「ダメだこれ。」


学校が終わって、部室でぐったりとしていた。

自分の体力が無いのは自覚していたけどここまでとは。

筋トレでもした方がいいのかな?

でもめんどくさいからな


「それにしても、何で100mにしたのさ?他のに変えたら?」

「他って個人競技は無いんだよね」

「生徒会種目は個人競技だったぞ!」

「え?いや、でも何やるか分からないしあんまりやりたくは無いかな」


まさか個人競技だったとは。否定しにくくなってしまった。

そもそも何故生徒会種目が嫌かと言えば、それは去年の競技のせいである。

まぁ人伝に聞いた話何だが、去年は団体線で、泥合戦なるものをやったらしい。

言ってみれば、雪合戦の泥版。


なかなか壮絶だったらしい。

そんなわけで私は避けていたのだが、個人となると、そこまで

酷いのは起きないのだと思えてきた。


「そしたら走らなくても良くなるんじゃない?」

「芽依ちゃんは走るの~、遅いからね~」

「そうか、玉入れや綱引きは走らず、生徒会種目はそもそも得点にならないから隅でじっと出来るんだ。」


これは大きな進歩である。

種目の変更については、1週間前が最終なので、変えられる筈だ。


何だかんだで流されてしまった私は、100mから種目を変えて、

練習時間をゆっくりと過ごすのだった。


たまに玉入れや綱引きをするけど、玉入れに関しては負け無しだ。

だってお得意の戦法を使っているからね。

客観的に見れば独りでに玉がネットに入っていくのである。


何かもうラノベ主人公の気分だね、「夜ノ守の幽霊使い《ゴーストマスター》」とかさ。


...何か弱そう。チート主人公はまだまだ遠いね。

そんなバトル要素無いと思うけど。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その頃生徒会室では会議が行われていた。


「七光り会長。今年の競技を早く決めましょう。」

「ああ、そうだな。」

「去年のような盛り上がりのある奴をお願いします。」

「ああ...あれ、俺意外意見出さないの?」

「あのようなぶっ飛ん...素晴らしいアイデアは七光り会長しか出せません。」


私は生徒会会長の夜ノ(よるのもり) 竜也(たつや)だ。

この名前が示す通り、私の家はこの夜ノ森市で1番偉い。

つまり私はエリートという訳だ。


そして、先ほど私に指示を出してきたのは副会長の

時雨(しぐれ) 露葉(つゆは)で、この学校で唯一私をバカにする生徒だ。


全く。事あるごとに私をバカにしやがって。

惚れてるのか?いや、それは言ってはいけない気がする。

エリートの勘だ。決して私は七光りではない。


「何かアイデアは思い浮かびましたか?七光り。」

「おいまて、せめて会長をつけろ」

「時間が無いので早く決めてください。」

「分かったよ、考えればいいんだろ」


ああ、リレー競技は辛い。







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