表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幽霊とでもリア充ですよね  作者: ナギ式
21/102

私、初めての通過儀礼です。

風邪引いてました。

遅れてすみません。

やっと今週が終わった。

はっきり言ってもう疲れたの一言だ。

来週からは高校初めてとなるテストがあるし

もうここでストレスとか抜いておかないと絶対五月病とか

みたいになるからね。


「と、言うわけで焼き肉、寿司、ステーキ、もう何でもいいから食べに行くよ!」

「ごめん全く意味が分からないよ芽依ちゃん。そもそも割と暴れたのに褒美とかアリなの?」

「まぁ、確かにそれは思ったな!だが、旨いものが食べられるなら賛成だな!」

「私も賛成かな~、ケーキ食べたいかな~」


大人しくしていてら褒美とかそういえばあったね。

もう今週いろいろ濃かったからすっかり忘れていた、

なんなら遊園地とかもうかなり前だと思っていた位だ。


まぁそんなものはどうでもいい、強いて言うなら私のため。

これから毎日注目されるストレスは考えただけで疲れる。

ボッチな時分は憧れた話題の中心がココまでで辛いなんて。


そんな辛い気持ちを押し退けるため私は玄関の戸を越え

意気揚々と出ていった。

はっきりと言えば今の私は荒れていた。

友達が出来たことの嬉しさすら越える疲労だからね。

しかし現実は厳しいのですよ。


...と、言うわけでやって来ました近くの肉屋、

幾つか買い込んだら次はスーパーへ...


いや、最初は食べに行く予定だったんだよ。

でもよく考えたら、そんなお金が有るわけでも無かった。

私は只の高校生で月3000円のお小遣い。


3000円で豪遊は出来ませんでした。

食べ放題とか近くに無かったのが運のつき


諦めてお家で一人(+幽霊)焼き肉は意外と盛り上がった。

昼間にやったので昼間は家にいない家族にもバレないのが良かった。

流石に焼き肉は友達との通話とかでは誤魔化せ無いからね。


そして週を明けテストがやって来た。

今まで勉強とかしていたのかって?

勿論NOだ。


そもそも内容的にはそこまで難しく無いから何とかなるだろうといった甘い考えだ。


初日は、国語と数学。

2日目は、科学と世界史。

3日目は、古典と英語。

4日目は、音楽と家庭科。

5日目は、日本史と数学。

といった構成のテストで、一週間ある。

因みに2つ目の数学は、古典とどちらか選択で、

文系理系に分けてるそうだ。


「芽依ちゃんテスト出来るの?」

「まぁ、何とかなるんじゃない?」

「全く勉強してないから心配だな~」

「そんなに心配なら~、カンニングしたらいいと思うよ~」

「成る程、それはいい考えだ。」

「いや、流石にカンニングはしないからね。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

いよいよテストが配られる時間になった。

「今からテスト配るから中を見ないように、後、友梨は受け取らないように。」


どういう事だ?テストを受けられないような事はしてないはずなん......心当たりがありすぎる。

取り敢えず抗議だけはしてみよう

「それってどういう事ですか?」(in2番)

「君には特別なテストが配られるからね、嬉しいだろう。」

「何故他の人と違うんですか?」

「それは君の...幽霊?いや、体質?えっと...取り敢えず授業妨害ばかりするからだ。さぁ受け取りたまえ」


そう言って、ものすごい笑顔でテストを渡してきた。

多分宝くじで一等とかを当てなければ普通しないような顔だ。

1番が見比べたところによると、こまごまとした所は変わっていなくて、点数の高い配分のところが難しくなっているようだ。


まぁ難しいとは言っても、所詮は最初のテストだから範囲なんてかなり優しい。

いくつかの問題をさっさと解いていくと、割と解ける。

だがそれだけでは終わらないから特別でもあるのだ。


「なになに、作者の意図を答えろか。本人に聞いてくれって書いても×だからな!嫌いな問題だな!」

「こっちの抜き出し問題も地味にめんどくさい事になってるぞ」

「この問題も~、変えられてるね~」


頼むから集中させて欲しい。

話せないから文句も共有も出来ないし...しょうがないか。

私は問題用紙に「2番ちょっと入って」と書いた。


「りょーかい、それでどうしたの?」

(いや、雑談に入って意見交換しようかなって思って)

「その間体はどうするのさ」

(分かる答え書いといていいよ。カンニングはダメって言うか出来るところはもう埋めたから)

「こんな堂々と意見交換する生徒なんていないだろうな!」

(体の主導権渡してるから問題無いからね)


そういえば今の私ってどういった感じの扱い何だろ?

生きているんだから生き霊?それとも意識だけの何か?


「今の芽依ちゃんは幽体離脱の不完全版だね」

(体貸してるから2番は筒抜けなの忘れてたな)

「ああ、それと問題全部空いてるところは書いといたよ」

(へー、速いね。得意なの?)

「あってる保証は無いけど、まぁ60点位はあると思うよ」

「俺は大人だからな!理系とかは得意だったぞ!」


そんなこんなで、他の科目も全ての教師から笑顔でテストを渡されたが、まぁその難しい問題でも平均点は越えていたので、

私は満足でした。

テストが帰ってきたときに、3番が教科書見れば良かったとか言っていたが気にしない。


ああ、カンニングではないが罪悪感が。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ