↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
6/47

第一章 主導者の帰りを待つ世界 第六話 第三段階・造り出す力

神陽導

「ハァ…ハァ…」

「私は、そんな呼び方されたくない!」

 

フェルス

「まだ、抵抗するか?」

「神界大帝國の秘書が、過去のことを思い出しやすくする術を使用した事は聞いているが…」

「抵抗はやめて、さっさと救(・)済(・)者(・)になればいいと言うのに…」

 

「無理矢理にでも従わせる他ないな!」

 

 

フェルスは、そう言って手を伸ばす。

その顔は、冷酷そのものでありながら、全てを冷たく見下ろす目でもあった。

 

導は、その視線に恐怖心を抱く。

だが、導の目にはそれに対抗し得るほどの希望の眼差しがあった。

 

バンッ!

 

玉座の部屋の大きな扉が開く。

其処には…

 

 

???

「其処までだ!フェルス!」

 

 

フェルスと導は、咄嗟に其方へ視線を向ける。

 

 

神陽導

「あっ!皆んな!」

 

フェルス

「ハボリム!貴様」

「あの結界をどうやって突破した!」

 

ハボリム

「私の実力を舐めないで貰いたね!」

「君の軍の殆どは、我々に降伏宣言をしているよ」

 

「さっさと、お前も降伏宣言をしろ!最(・)上(・)級(・)神(・)様を誘拐して我らが神界の秩序を乱した愚か者め!」

 

 

ハボリムの後ろには、各々の武器を構えたレプブリークやミスト、国王陣と神界大帝國の精鋭、第一戦闘部隊の軍人

フェルスの顔にも少し焦りが生まれる。

 

 

フェルス

「予定が狂わされたが、貴様らを倒して、俺は俺の計画を実行させてもらう」

 

レプブリーク

「貴様が、実行しようとしているのは…」

「これか…?」

 

フェルス

「!?」

 

 

レプブリークの手には、新(・)神(・)界(・)・(・)神(・)界(・)大(・)帝(・)國(・)抹(・)殺(・)計(・)画(・)書(・)と書かれてあった。

導も驚きを隠せない。計画書にはハボリムや導の写真が貼られており、ハボリムの写真には罰印がつけられていた。

 

 

ミスト

「貴方は、ファイントと結託したのは想定外ですしたが、これ以上の抵抗を見せるのであれば…私は貴方をその場で倒さなくてはなりません」

「そんな面倒な事はしたくないので、大人しく降伏してください」

 

フェルス

「計画が狂ったところで、俺にはファイントの奴らだっている」

「幾ら貴様らが強くても、討伐にはそれ相応の時間が掛かるだろうな…!」

 

神陽導

「どうして、こんな事するの!」

 

フェルス

「それは、先程も言っただろう?」

「指導者がいなければ成立しないのであれば、指導者を世界の中に組み込めばいいと」

 

ハボリム

「その様な無礼な事がよく平気で言えるな!」

 

フェルス

「ふん…攻撃するなら、攻撃してみろ」

「そうすれば、俺は最(・)上(・)級(・)神(・)に攻撃をする!」

 

???

「主人様!」

 

 

そんな緊迫した場面で、ハボリムの後ろからシンソウが飛び出し導の元へと向かう。

フェルスは、シンソウに向かって大剣を振り下ろそうとするも…

 

 

ミスト

「させない!」

 

 

ミストは、一瞬でフェルスの懐に入り込み、雷の斬撃を作り出し、フェルスの胸元向かって攻撃する。

そのして、体制を崩したフェルスをレプブリークとハボリムは、背後と目の前から挟み撃ちにする様に攻撃する。

 

その隙に、ミストが目にも止まらぬスピードでフェルスから導の距離を離す。

 

 

フェルス

「ゲホッ…」

 

 

フェルスの口から血が漏れ出る。背中と胸元には大きな傷が…

レプブリークが、自身の武器である明るめの茶色のトライデントを、フェルスの首元へと持っていく。

 

 

レプブリーク

「……言い残す事はあるか?」

 

フェルス

「能無し…どもが…」

「だが、これで終わったと思うな…」

 

ザシュ

 

レプブリークは、手慣れた手付きでフェルスにトライデントを突き刺す。

ハボリムも安心した顔で、導に近づく。

 

 

ハボリム

「お怪我は御座いませんでしょうか?」

 

神陽導

「うん、ちょっと擦り傷を負った程度で大丈夫だよ!」

 

 

ハボリムは、ホッと息をはく。

ミストは、満更でもない顔をして後方の方に立ち、今すぐにこの場から導を連れ出そうとしている。

それに、気づいたハボリムは前方の方に立って、案内する様に先頭を歩く。

 

シンソウは、導の周り飛んで怪我している場所や傷の具合などを確認しており、レプブリークはフェルスの死体を見たのちに、計画書の内容を確認する。

 

計画書には、レーラー王国独特の訛りのある文字で書かれてあったが、読むのにさほど時間を要さなかった。

それは、設計図の様な絵も書かれていたからだ。

  

そして、レプブリークが計画書の最後のページを見た時には…

  

  

レーラー王国の城の扉の前

 

シンソウは、かなりあたりを警戒していた。

通路には、捉えられた兵士や政治家などが縄で縛られていた。

 

神陽導

「皆んな、何か隠してそうな顔してるなぁ〜」

 

ミスト

「とても勘がいいですね」

「えぇ、何かを隠しているのは確実でしょうね。中々、その情報を吐きませんけど」

 

ハボリム

「なんとかして吐かせますよ。絶対に」

「何を企んでいるかは…まだわからない…けど、とっても嫌な予感がしますから」

 

神陽導

「それは、そうだね」

 

シンソウ

「ほんと、こんな事をやったレーラー王国にはとてもキツイ罰を下してください!」

「そうしなければ、私の腹の虫が落ち着きません!」

 

ハボリム

「嗚呼、それは約束しよう」

 

 

そう言って、レーラー王国の城の扉を開け、外へ出ようとした瞬間に…

  

 

神陽導

「キャッ!」

 

シンソウ

「主人様!?」

 

 

後ろから背中を強く押される。導は、その反動で前へと倒れる。

ミストは、導を押した犯人の首筋に手刀と入れ、導を助け出そうとする。

 

ハボリムは、扉を開けて通りやすくしていた為に反応に遅れる。

 

導が、開いた扉の外に出た時に眩しくドス黒い光が導を包み込み吸収され、黒い球体の中に封印される。

 

其処に、資料を片手にレプブリークが焦った顔で走ってくる。

 

 

レプブリーク

「ハボリム様!罠だ!」

 

ハボリム

「……はぁ?」

 

ミスト

「……えっ?」

 

レプブリーク

「フェルスは、死ぬ前提で計画を練っていた様だ」

「この城の何処かにある結界の制御装置を破壊しなければ、最(・)上(・)級(・)神(・)様を外に出す事はできない」

「もし、その状態で外に出したら、結界の効果で導を、この計画の心臓部に強制転移させると書いてあった…」


「……最(・)上(・)級(・)神(・)様は…どちらへ」


ミスト

「さっき、其処で寝っ転がってる奴が最(・)上(・)級(・)神(・)様の背中を押して…」

 

 

ハボリムとミスト、シンソウは青ざめる。そして周囲の空気が一気に悪くなる。

足元には、導を吸収した黒い球体が、転がっていた。

 

 

  

暗闇の空間

 

辺りは何も見えない。暗闇だった。この空気はとても不快に感じる。

陰口を言われている様なそんな感覚に襲われる。

 

どこか遠くでは、地響きの様な音が聞こえる。

 

そうして入れば、少し歳のとった様なそれこそ、30後半から40代前半くらいの男の声の怒鳴り声が響き渡れば、ガラスが割れる音、机がひっくり返る音、殴られる音が絶え間なく響く。

 

そんな場所に、導は一人ぽつりと立っていた。

 

何も見えない恐怖や孤独感に心が支配される。

導は、そんな中でも希望を持つ様な目で、地響きの様な音が聞こえる方へ向かう。

 

ガッシャーン

 

ドスッ ドスッ

 

ドン バキ ガッシャーン

 

「お前なんか、生まれて来なければ!俺は役職を失わずに済んだんだ!」

「お前なんか、お前なんか、お前なんか、お前なんか、、、、」

 

「存在価値の無い無能を養うほどの余裕などない!出て行け!」

 

 

「お兄ちゃん、いい子いい子して」

「パパ、怒ってる。パパは、僕の事…嫌い?」

 

ドスッ ドスッ ドスッ ドスッ

 

「ありがとう。お兄ちゃん」

 

 

心が締め付けられる。

 

自分自身は、こんな事された事無いのに、まるで今自分がそうされている様な感覚に陥りそうだった。

 

導の心の中では、「こんな空間居たくない。誰かを傷つけられる場面はもう見たくない」そんな思いが徐々に増して行くだけだった。

 

 

ずっと、導は、自分の思う道(・)を進む。

これがあってるかは、自分にも分からない。でも、合っている様な助けを求める様な声が聞こえる気がして、どうしても向かいたくなる。

 

地響きの音の聞こえる方へ進む。音は、徐々に近くなる。

そして、ある地点についた時に目の前にスポットライトが当たったように光があった。

 

其処に近付けば、1つの灰色の濁った水晶がハマった装飾品を見つける。

それを拾い上げれば、少し懐かしい気持ちになる。

 

 

神陽導

「なんか、これ…懐かしいなぁ〜」

「大事にしてた様な気がする。でも、どうしてこんな所にあるんだろう?」

「っま、持って行こう〜っと!」

 

 

そうして、歩き続ける。目の前にはスポットライトで照らされた道を進む。

地響きの音がかなり近付けば、大きな地震の様に揺れも発生する。

 

目の前には、大きな尖った岩が地面から無数に突き出していた。

その隙間を通って音の方へと進む。

 

そして、広場の様な場所に辿り着く。

広場を少し離れた所には、無数の尖った岩が生えており現在も地響きをたてながら生え続けている。

 

広場の中心には、茶髪の短い髪の男性が宙に浮きながら坐禅を組んでいる様だった。

上の方を見れば、大量の口が絶え間なく喋っている。ずっと、ガラスの割れる音や殴る音を再現した様なこと音を喋っている。

 

目を閉じて、集中している様だった。

その男に近付けば、フェルスとそっくりな男性だった。

 

 

神陽導

「……!」

「あっ、あの…」

 

フェルスとそっくりな男

「来たか、アイツは…破損した様だな」

「だが、ここまでやってくれた事には感謝しよう」

 

「……改めて、自己紹介をしよう」

  

 

男は、坐禅を解き地面に足をつける。

男は、まっすぐに導のことを見る。その顔は落ち着いており冷静的だ。

 

 

フェルス

「俺は、フェルス。元レーラー王国3代目国王だ」

 

神陽導

「えっ、同一人物!?」

「あれ…でも、フェルスは…」

 

フェルス

「外にいるフェルスは、俺の弟だ」

「レーラー王国では、国王となる者の名前は、フ(・)ェ(・)ル(・)ス(・)・(・)レ(・)ー(・)ラ(・)ー(・)に固定となる」

「前の名前は、忘れてしまう。それがレーラー王国の縛りだ」

 

神陽導

「へぇ〜変わった縛りだなぁ〜」

「それに、しても此処は何処なの?暗くて怖いんだけど…」

 

フェルス

「此処は、疑似界(ぎじかい)だ。レーラー王国の民の魂が眠る場だ」

 

神陽導

「あれ…そんな場所あったけ?」

「私の記憶じゃ、神界には“ 神脈(しんみゃく) ”があるはずじゃ…」

 

「ん?なんで、こんな事知ってんの?」

「私は、此処に来たのは初めてだし、ん?んん?」

 

フェルス

「記憶がまだ、曖昧なのだろうな」

「此処は、疑似界。神脈を模(・)倣(・)して作った空間だ」

「まぁ、禁忌な事をしたことはわかっている。お前が定めたルールにもこの事は禁止されていたからな」

 

 

フェルスは、導から距離を取り背を向け上を見上げる。


 

神陽導

「どうしてこんなことを?」

 

フェルス

「それは、言えない。作戦が成功するまでは何も言えない」

「お前、外にいたフェルスから、聞いているだろう?貴様を「世界の中に埋め込む」と」

 

「此処は、その本拠地だ」

 

神陽導

「嘘でしょ!?」

 

 

導は、咄嗟に距離を取って警戒体制に入って刀を構える。

フェルスは、視線を導へと向ける。

 

 

フェルス

「……ようやく、刀(過去)に目を向ける気になったか?」

 

ズキッ

 

導が、頭を抑える。

  

また、周囲に血の臭いや死体の臭いが広がる。

悲鳴や発狂する声、助けを求める声…

 

そして、目の前には自身よりも何十倍もの大きさのある化け物

 

誰かが、自分の事を呼んでいる。それは助けを求めてる様に…

導は、目を大きく広げ絶望した顔で、その化け物を見上げることしか出来ない。

 

恐怖で身体が動かない。何も出来ない自分自身に怒りが湧く。

 

 

神陽導

「ハァ…ハァ…」

「これは、一体…何…何の出来事…」

 

 

また、涙がボロボロと出てきてしまう。

 

 

フェルス

「それは、過去にあった出来事だ」

「曖昧だろう。1000年前…何があったか?思い出せないか?」

「第七先導者(ラウンド)、ヘ(・)ル(・)メ(・)ス(・)・(・)ル(・)シ(・)テ(・)ア(・)」

 

 

導は、大きく目開ける。そして脳裏に全ての記憶が入り込んでくる様な感覚に襲われる。

何百、何千もの人々と歩んで来た過(・)去(・)

そして、未(・)来(・)を紡ぐ行動

 

目を閉じる。

 

 

神陽導

「そっか、そうだよね」

「神陽導は、皆んなに私個人を見てもらいたくて付けた新しい名前だった」

 

「太陽の様に皆を見守り、一人の神(・)として先(・)導(・)者(・)として皆を導く」

 

「それが今の私の名前の由来。でも、本当は、ヘ(・)ル(・)メ(・)ス(・)・(・)ル(・)シ(・)テ(・)ア(・)って言う偽物の名前じゃない。私本来の名前があったんだ」

 

フェルス

「思い出せた様だな」

 

ヘルメス・ルシテア

「うん、ありがとう。思い出させてくれて」

 

「それじゃ、私は、私と友達たちの為に戦う。私は、友達から離れたくないもの」

 

フェルス

「それでこそ、先導者だ」

「いざ、尋常に勝負して貰おう。神界を賭けた決闘を」

 

ヘルメス・ルシテア

「負けない!」

「皆んなのため…私のために!」

 

 

ヘルメスは、刀を構える。

フェルスも自身の手に大剣を召喚し、ヘルメスへと向ける。

 

 

第七先導者(ラウンド) 神陽 導(ヘルメス・ルシテア)

   

  

そして、2人は同時に足を踏み込む。

  

ガキッ!

 

2人が先程いた場所には、砂煙がたっていた。

瞬時に広場の中心を向けば、小柄な体形とは思えない力で大剣の重さに耐えていた。

 

次に仕掛けたのはヘルメスだった。ヘルメスは、体制をわざと崩し相手の攻撃を地面へと叩き落とし、其処へ攻撃をするが負け時とフェルスも地面に付く前に大剣を防御へと移行させる。

 

コンマ数秒

 

それこそ常人は目では捉えられない。

互いに、一歩も譲らない。そんな均衡が続く。

 

 

フェルス

「……1000年以上刀を触れてきていない癖に中々にやるな」

 

ヘルメス・ルシテア

「だって、身体が覚えているもの!」

「それに、私は皆んなとの未来を守る為に戦ってるの!」

 

「その思(・)い(・)の力もあるからね!」

「ヴァッサーちゃんの笑顔!レプッブリカちゃんのシュランゲへの信仰」

  

「その《思(・)い(・)》だけで私は何百倍も強くなれるのよ!」

 

フェルス

「くだらん!」

 

 

2人は、広場を覆い付く壁の様になっていた尖った岩に、足をつけ力を入れて空中でも戦う。

 

ガキッ!

 

キン!キン!

 

一撃、一撃の威力は低いがスピードに長けた攻撃。

一撃、一撃の威力は重いが一撃の攻撃に長けた攻撃。

 

それが、空中で飛びかかる。

足場となっている岩は、踏み込んだ勢いで多くが凹んでいたり、崩れたりしている。

 

 

そんな攻撃合戦をしていれば自ずと、体力は減ってくる。

 

そして…

 

 

ヘルメス・ルシテア

「そこ!」

 

フェルス

「ガハッ…!」

 

 

フェルスの隙を付き、スピード感のある攻撃を何発も当てる。

体制を崩されても、フェルスは大剣で薙ぎ払う。

 

ヘルメスは、即座に距離をとる。

 

フェルスは、膝を付いて、傷口に手を当てる。

ヘルメスの刀には、血が滴る。

 

 

ヘルメス・ルシテア

「もうやめよ!貴方は、沢山頑張った!」

「……もう、これ以上頑張らなくていいんだよ!」

 

フェルス

「戯言を…!ゲボッ…ゴホッ…」

 

 

フェルスは、口から大量の血を吐く。身体が限界な事はわかっている。

 

「でも、あれほどの体力のあるものが、たかが数発の弱い攻撃を喰らってあの様な大量の血を吐くのか?」

 

その様な考えが、頭をよぎった。

 

そして、ヘルメスがフェルスへ近付こう足を動かした。

 

 

フェルス

「…………、…………」

 

 

何かを口走る。

腰から、水色の宝石の様な物を取り出し、強く握る。

 

フェルスは、フラフラの足で立ち上がり冷酷な顔で…

 

「Kap.」

「Her şeyi gasp edip Tanrı'ya isyan edelim. Vatan için.」

 

そう呟けば、右手に握られた水色の宝石が黒の混ざった水色に輝きだし、フェルスを飲み込んでいく。

フェルスの顔は疲れている様だった。

 

ヘルメスは…導は、刀を捨てフェルスとへ突っ込むも

 

 

黒の混ざった水色の輝きが、フェルスの飲み込むスピードのほうが早かった。

 

そして、空中へと飛び上がれば、水が渦を巻き、黒いモヤが出ている。

 

「遅カッタナァ…全テガ…」

 

そう別人の声が聞こえる。

 

 

???

「アァ“?サイッコウナ気分ダァ」

 

 

渦が、衝撃波と共に、周囲へ爆散する。

導は、咄嗟に、腕も顔に持っていき、力強く地面に踏ん張る。

 

衝撃波が収まり、上を見上げれば…

 

あの時の…

 

1000年前、導が…ヘルメスが最初に負けた相手

 

「ウガァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!」

 

 

1000年前の異物 フェルス

 

 

1000年前の叛逆の邪神 《《ウ(・)ン(・)ハ(・)イ(・)ル(・)ス(・)ゴ(・)ッ(・)ト(・)・(・)デ(・)ア(・)・(・)レ(・)ベ(・)リ(・)オ(・)ン(・)》》

 

 

「サァ、残虐ノ壊死だ」

「自惚レタ天神(預言者が渇望した存在)」

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。