第二章 支配に侵された魔の手 第八話 魔界の国土
幻夢による“ 幻覚 ”で苦しんでいた導
それから、2日ほど経って導は、ある程度回復して、フラメンも戻って来た。
フラメン
「よっ!二人ともと弟子たちよ〜」
フラメンが、ショーラ・ムー王国にある城の玄関を勢いよく開けて入ってくる。
皆が其方に視線を移すと、フラメンが仁王立ちで立っていた。
ギフト
「フラメンか」
フラメン
「おう!ギフト」
「今回は、サンキューだったな」
ギフト
「偶々、こちらの方に用事があったからだ」
「私は、これで失礼する。何かあれば兄さんに行ってくれ」
フラメン
「おう!分かってるって」
神陽導
「あの、ありがとうございます。助けてくれて」
「それと、一つ聞いていい?」
ギフト
「なんだ」
神陽導
「アンヘンガー帝國って、どんな帝国なの?」
ギフトとフラメンが、一瞬だけ目を合わせる。
ギフト
「入国が難しい鎖国よりの国家であり、大きな事件一つない平和な国家だ」
フラメン
「そうだな」
神陽導
「入国が難しいのは、少し争い的なのが多いからって思ってた」
フラメン
「アンヘンガー帝國への入国がも難しいから平和なんだよ」
「危ねぇ奴が入って来ない。だから、国民が、安全に平和に暮らせるんだ」
神陽導
「へぇ〜意外」
ギフト
「まぁ、そう思われるかもな」
「そろそろ、私も会議がある。それでは」
そう言って、一瞬で姿を消す。
フラメンは、少し大きなため息を吐いたのち、チリクに視線を移す。
フラメン
「チリク、準備出来ってか?」
チリク
「準備はしてある。でも、なんで僕まで行かないといけないの?」
フラメン
「久しぶりに、今生きてる弟子、全員と顔を見ながらパーティーがしたいしな」
「まぁ、連絡はしてあるからアイツも準備してあるだろ」
そう言って、チリクが手配していたバシャに乗った。
そして、今回の目的地の“ ローゼ=マール王国 ”へ向かった。
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“ ローゼ=マール王国 ”
魔薔薇と言う“ 魔界にしか生息できないバラ ”の生産一位の王国で、町中に魔薔薇が咲き誇っている。
そして、北をアンヘンガー帝國、東に“ イーヴル海 ”という巨大な湖に囲まれている。南西には、魔界大帝國に囲まれた内陸国だ。
国王の名は、「フルート・ブラウエ・ローゼ」だ。
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2台のバシャに、前者のバシャにフラメン、神陽導、シンソウ。
後者にはチリク、ヴァーテルが乗ったバシャが、ヴァーテルの王国マイヤ連邦王国を経由して向かう。
一応、マイヤ連邦王国を経由せずとも“ 魔界大帝國 ”を突っ切る形で行けるにはいけるが、その場合、標高3333メートル越えの山脈…“ ファム山脈 ”を越えなければならない。
徒歩なら行けなくはないが、バシャでは行けない。
だが、ここショーラ・ムー王国の城からローゼ=マール王国の城までの直線距離は、約1,000,000キロメートルも離れている。
遠回りなマイヤ連邦王国経由でも、その道のりは、約15,000,000キロメートルの道のりを越える必要性がある。
魔界は、国家が5ヶ国しか存在しないが、平均的な領土面積は200万平方キロメートルだ。
だが、魔界には特殊なワープ装置なる古代の遺物がある為に、そこまで移動には苦労しない。
神界の平均面積は、70万平方キロメートルな為に段違いだ。
フラメンたちは、チリクが手配したバシャで、1日掛けて目的地のローゼ=マール王国へと向かう。




