第二章 支配に侵された魔の手 第二話 魔界の王・チリク
魔脈の修復を終えた。
導が、魔脈に薄黄色の光を注ぎ込み、魔脈を地面の中に戻していく。
周囲には、藍色の炎によって燃えていった動物達は、藍色の光へとなって空へ舞っていった。
フラメン
「この世界じゃ、藍色の炎は、藍色の炎って言ってな」
「魔界じゃ、寿命で亡くなる事は珍しい。大抵が争いによって亡くなる者だからな」
神陽導
「そうなんだ」
フラメン
「魔界の民は、短気な奴や血の気の多い奴らが多いからな」
「戯れあってたら、相手を殺しちまったなんてよくある事だし」
神陽導
「え“…」
フラメン
「とりあえず、トツのいる場所まで戻ろう」
「死んだ獣達も、もう、魔城へ行っただろ」
神陽導
「そうだね!」
2人は、来た道を戻る。
神陽導
「ねぇ、他の魔脈の露見場所は分かる?」
フラメン
「嗚呼、分かるぜ!」
「でも、基本的に露見してるのは、アンヘンガー帝國方面が多いんだ」
神陽導
「じゃ、早くアンヘンガー帝國?に行こうよ!」
フラメン
「いや、多分無理だぞ…」
「何せ、アンヘンガー帝國は、此処から軽く5000キロは離れてるし…」
「城までなら、10,000キロは離れてるからな…」
神陽導
「と…と、とと遠すぎでしょ!」
フラメン
「魔界は、広いからなぁ〜」
「神界の3倍くらいは広いからな」
神陽導
「へぇ〜」
2人が、戻っていると…
獣の遠吠えの様な鳴き声が聞こえ、急いで行くと…
トツが、突進する準備をしており、目の前には軍服を着た魔族が3名ほどいた。
フラメン
「トツ!ステーーイ!」
「お前は、ま〜た、突進しようとして…ダメだろう!」
トツ
「クゥ〜ン」
トツが、ショボーンとしてた。
フラメン
「あっ、その軍服…お前ら、チリクのとこの兵士か!」
神陽導
「えっ、チリク?」
軍人
「フラメン様、チリク国王がお呼びになってます」
「今回は、“ 師匠 ”と“ 弟子 ”として個別の議題として話したいと…」
フラメン
「おう!そうか!」
「だが、客人もいるからなぁ…」
軍人
「国王は、最上級神様に付いて」
「と、言う事です」
フラメン
「なんだ〜導も行っていいのか!」
「アイツは、めんどくさがりだがよく考えているな!」
神陽導
「?…」
フラメン
「分かった。今すぐに行こう」
「トツ。お前は、自分の家に帰りな。明日は、猛獣相撲大会だろう?」
トツ
「グォ〜ン」
そう言って、トツは、森の奥へと消えて行った。
軍人
「フラメン様、バシャをご用意致しました」
フラメン
「そうか!助かる!」
「さっ、導、行くぞ」
神陽導
「うん!」
そう言って、道幅が広くなった場所に、赤黒いランプを元にしたバシャがあり、2人は、それに乗り込む。
ドアが閉められると、バシャが移動し始める。
神陽導が、リュックの中を見る。
シンソウが、目を覚ましていた為だ。
そして、現状を伝える。
シンソウ
「私が気絶している間に、そんな事が…」
「それで、今から会いに行く、“ チリク ”と言うのは一体何方なんですか?」
フラメン
「チリクに付いてか。名前は、チリク・Z・ムー」
「アイツは、俺の弟子であり、ショーラ・ムー王国の国王だ」




