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番外編 翼の跡に輝く導かれた神界 第十八話 裏切り者

 

各国の王が、神界大帝國の会議室に集まっていた。

だが、2人の王は、欠席をしていた。


今この場にいるのは、ハボリム、トゥマイニ、レプブリーク、ミストがいた。

トゥマイニの手には、資料が握られおり、レプブリークやミストたちに手渡す。


 

トゥマイニ

「これは、昨夜の出来事をまとめた資料です」

 

 

レプブリークとミストは、手渡された資料に目を通す。

其処には、昨夜の出来事…「赤月(シャクゲツ)」の事が書かれてあった。

 

 

レプブリーク

「これは、本当のことか?」

 

ハボリム

「嗚呼、本当だよ」

「一体、だけを残して全ての異郷(グール)が消えた」

 

ミスト

「でも、倒せなかった…のね」

 

ハボリム

「異次元の強さだった」

「あれを異郷(グール)と呼んでいいのか分からないくらいだ」

 

ミスト

「どう言うことですか?」

 

ハボリム

「まぁ、そろそろ次期王候補の育成に入らなきゃいかん」

「それで、そいつの今の実力はレプブリークより同等かそれより少し上くらいだ」

 

トゥマイニ

「その方もシールド型なので」

 

ハボリム

「それが、衝撃波を喰らっただけで破壊された」

「レプブリーク、お前の実力なら異郷(グール)の攻撃は何発か耐えるだろう?」

 

レプブリーク

「嗚呼、最低でも3発くらいなら耐えれる」

 

ミスト

「それが、一撃…」

 

トゥマイニ

「恐ろしいですが、一つ疑問点が…」

「こちらをご覧ください」

 

 

トゥマイニが、プロジェクターを起動させ映像を流す。

 

 

其処には、赤い月が赤く光っている下で、フリフリの傘の様な物をさしている後ろ姿の女性がいた。

女性の周囲には、大量の異郷(グール)がいた。

 

上空には、雷雲が広がっていた。

 

ゴロゴロ…

 

と、大きな音を立てながら雷が鳴る。

其処で、映像が途切れる。

 

 

トゥマイニ

「映像は、ここまでしか残っておりません」

 

ハボリム

「この人が誰か分かるか?」

 

ミスト

「顔が見えないんじゃ、分かるわけないでしょう?」

「それに、声も分からないんじゃ尚更、今の状態で分かるはずもないです」

 

レプブリーク

「それは、ミストと同意だ」

「それに、この映像はなんだ?誰が撮影したんだ?」

 

ハボリム

「其処は、Gerechte(正義の人)と言う者から送られた映像だ」

「あと、手紙も同封にはされている」

 

トゥマイニ

「先に、私の方で確認をしましたが、あなた達宛でした」

「同盟国についての…」

 

 

2人は、トゥマイニから手紙を受け取り中身を見る。

 

「ラント王国 レプブリーク様へ」

「ドンナー・サンダー王国ミスト様へ」

 

その言葉から、手紙が始まる。

読み進める。内容は、それぞれの同盟国の密告だった。

 

「貴方の同盟国のクンペル王国、ヴァッサー国王は神界の出身の者ではない」


ミストの方も…


「貴方の同盟国のベツィーウング王国、トォオーノ国王は神界の出身の者ではない」

 

そう書かれてあった。

 

「彼女らは、魔界の民と繋がりあっており、その者を「兄」と呼んでいた」

「と言う事は、彼女らは、魔(・)界(・)の(・)民(・)である可能性が高い」

「だが、それも違う。紅月草(デェーモン・ムーン)と言う伝説の花が彼女らの足元では必ず咲く」

「君たちも知っているだろう?紅月草(デェーモン・ムーン)を」

 

と、謎の人物から送られた手紙を読む2人の顔が険しくなる。

 

手紙を読み終えた。

2人は、頭を抱えていた。

まだ、手紙の内容を上手く飲み込めていない様だった。

 


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