008話 領立中等部入学する。
この作品を選んで、お読み頂きありがとうございます。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
レティアと騎士団で森へ魔物の間引きに行き、俺が倒したサラマンダーとブラックハイパーヴァイパーの素材をエディナス商会に持って行き、380万ディルで買取って貰い俺の小遣いになった。
俺がレティアにポシェット型のマジックバッグを学園用の赤と探索用に黒の2種類作り、さらに腰の巻くタイプと肩から下げるタイプの2種類を作り計4個を贈ったらかなり喜んでくれた。
レティアは早速赤い方のポシェット型のマジックバッグを使ってくれて、外に出掛ける時はTPOに合わせて肩から下げるタイプと腰に巻くタイプを使い分けて使用している。
レティアは俺とのデートで街に出掛ける時は腰に巻くタイプの赤いポシェット型のマジックバッグを使い、バッグの中にはお小遣いとハンカチなどの小物と護身用の短剣と片手剣と杖を入れて持ち歩いている。
俺が公爵家に来て一月が経ち、いよいよ領立中等部学園の入学式の日迎えて、公爵様の代理として兄の婚約者の父親でもあるエディナス男爵が俺達の父兄として参加してくれた。
エディナス男爵は公爵様の代理として入学式に参列している生徒達に壇上に上がり、祝辞を述べられるお勤めを果たし入学式が終った。
「叔父様、お父様の代理をして頂きありがとう御座います」
「うん、まぁ、閣下は宰相の務めがあるからね、それよりも、レティア様、ディアス君入学おめでとう、これから勉学に励んで立派な公爵家の当主になって下さい」
「はい、ディアスと二人で、この公爵領を護り発展させて行けるように頑張りますわ」
レティアはディアスと腕を組んで密着させて、二人で公爵領を盛り立てて行くと男爵に告げる。
「アハハ、相変わらず二人は仲が好いですな、この調子で頑張ってください。私も微力ながら応援させて貰いますから、それでは失礼するよ」
エディナス男爵は入学式が終り、講堂から出て行き、講堂の玄関前に停車していた馬車に乗って走り去って行く。
「さぁ、ディアス、明日からのクラス分けを確認したら帰りましょうか」
「うん、そうだね」
俺とレティアは公爵様の代理をしてくれて男爵様を見送った後に、これから掲示板に貼られるクラス分けの一覧を見てから帰ることにした。
「あっ、やっと貼られたわね、見に行きましょうか」
レティは掲示板の方を見て、漸く教員達が来て貼られてクラス分けの一覧表を見に行く。
「え~と、私とディアスは1-Aね、それじゃ帰りましょうか」
レティアは所属するクラスを確認すると、ディアスと腕を組み馬車の停車場へと向かった。
「明日はカリキュラムと教科書の配布だけのはずだから、午後から家庭教師が来るけど、これからデートでもする」
「えっ、制服を着たままデートしても平気なのか」
「あら、問題無いわよ、悪事さえしなければね、デートしないの」
レティアはディアスを見つめて切なそうに表情してディアスにデートの誘う。
「うっ~、分かったよ、デートしようね」
「うふふ、やった~!これからディアスとデートだわ」
レティアはディアスからデートすると聞いて嬉しそうにして、さらに身体を密着して喜ぶ。
俺が公爵家の屋敷に来てから、レティアの俺に対する激愛振りが激しくなってきている気がしてきて、美少女のレティアから甘えられるのは悪い気はしないけど、このままで良いのか逆に不安になる。
最近は夜も同じベッドに一緒に添い寝してくるし、まぁ俗に言う同衾も当たり前になっているし、公爵家の使用人たちは見て見ぬ振りをしてるけど公爵様にバレても良いのかと心配になる。
まだ俺もだけどレティアも子供体形なのでムラムラと来る事はまだ無いけど、流石に高等部に上がる頃には大人体形になっているので、この同衾が何時までレティアが続ける気なのかと思うと悩みの種になりそうである。
そんな事を考えながらレティアの馬車に乗って繁華街に行くのかなと思ったら繁華街を通り過ぎて、郊外に出て暫くして馬車が停まった。
「さぁ、ディアス到着してわよ」
「えっ、ここわ教会なのか」
「えぇ、教会でもあるけど、私が行きたいのはその奥にある孤児院よ」
「孤児院なのか、そうか」
俺は先に馬車を降りて、レティアをエスコートしてレティアが馬車から降りる。
馬車からレティアが降りると直ぐに腕を組まれて、孤児院の方へ連れて行かれると、5歳から7歳くらい子供達が外で遊んでいた。
「あっ、レティアお姉ちゃんだ。ワーイ」
一人の女の子がレティアを見掛けて走り寄ってレティアに抱きついて来た。
「あら、リリカったら、相変わらず甘えん坊さんね」
レティアは抱きついてきた子に優しく頭を撫ぜる。
「うん、レティアお姉ちゃんだから甘えるだよ、今日は一緒に遊んでくれるの」
「う~ん、少しシスターとお話してから、その後なら少しくらい遊べるかな」
「うん、分かった。待ってるね、レティアお姉ちゃん」
「うん、またあとでね、さぁ、シスターに会いに行くわよ」
ケティアはディアスとまた腕を組んで歩き、孤児院の玄関のドアを開けて中へ入る。
孤児院の中に入ると廊下を歩いて奥にあるドヤの前に止まり、レティアがノックすると奥から『どうぞ』と言う声が聞こえてからドアを開けて中に入る。
「こんにちはシスター、どう何か問題でもあるかしら」
「え~と、孤児院の経営に関しては問題無いのですが、最近になってドロワー商会と名乗る者達が来て此処を売れと言って来てるです」
「えっ、何それ、ここは公爵家の持ち物よ、それを知って売れと言っているかしら」
「さぁ、一応私の方からはここは公爵家の持ち物ですから、私に言われても売れませんと言っているのですが、『そんなはずがねぇだろ』と言って聞き入れてくれないのです」
「ふ~ん、随分とふざけた連中ね、どうしてくれようかしら、分かったわ、この辺りの巡回を強化するわね、もし何かあったら直ぐに巡回中の衛兵に伝えてね」
「はい、お願いします。ガラが悪い方々なので子供達に危害でも加えられたら、どうしようかと心配です」
シスターは不安そうな表情でレティアにお願いをする。
「オッイ、シスター入るか、出て来いや、出て来ねえと表で遊んでいるガキども痛めつけるぞ!」
「あら、ちょうど好いところに来たじゃない、売られた喧嘩は買ってあげなきゃね、シスター、私達と一緒に行きましょうか、ディアスもお願いね」
レティアも流石に今回ばかり許せなと怒りが込み上げいた。
「あぁ、勿論だ。孤児院を売れとか許せないな」
俺も流石に弱い立場だと知って脅しにかかる連中には容赦する心算は無い。
シスターを先頭にして俺とレティアは後方について歩き、相手の出方を見て反撃する心算で居るので、先ずは相手の様子を見ることにした。
「何ですか、またいらしたのですか」
「あぁ、それで売る気になったのか聞かせて貰おうか」
「ですから、前にもお話した通り、ここの敷地と建物は公爵家の持ち物ですから、私の一存では売れませんと言いましたよね」
「だから、そんな事は無いと言っているだろが、さっさと出て行けばいいだよ、そうすれば俺達が買ってやるんだからよ」
「ちょっと、あんた達いい加減にしなさい。貴方達は公爵家に喧嘩を売っているのかしら」
「ハァー、何だお前は随分と可愛いじゃねえか、高く売れそうだな、ただの学生が一丁前に俺達に楯突くと痛い目に遭うぞ」
「はい、そこまでだな、拘束」
俺は男達がナイフを懐から出して来たので拘束魔法で男達を拘束した。
「うっ、何だこれは何しやがった」
「そうだ、俺達にふざけた事をしてタダで済むと思っているのか」
「それは私達のセリフよ、公爵家に喧嘩を売ってただで済むと思っているのかしら、まぁ、いいわ、公爵家の地下牢に入れてタップリと事情聴取をして上げるわよ、覚悟しておきなさいな」
「バロン衛兵を呼んで、この二人を公爵家の地下牢に投獄しておきなさい。団長にタップリと事情聴取して貰うわ」
「はっ、直ぐに手配致します。さぁ、来いレティアお嬢様に無礼を働いだからなタダで済むと思うなよ」
「えっ、本当に公爵家の令嬢だったのか、そんな~」
男は本物の公爵令嬢とは知らずに無礼を働いた咎で捕まり嘆く。
「うふふ、シスターこれで心配事は無くなりましたわね」
「はい、そうですね、レティアお嬢様、ありがとう御座います」
「うん、また何かあったら知らせてね」
レティアは早急に問題が解決したので笑顔になる。
それからレティアと俺は孤児院の子供達と童心に返って玉遊びや鬼ごっこなどをして遊び、1時間半ほど子供達と過ごしてから屋敷に帰った。
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