003話 領立中等学園に入学する為に公爵領の屋敷に引越す。
この作品を選んで、お読み頂きありがとうございます。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
王都で行われた10歳のお披露目会でレティアはディアスとの婚約発表してから、ルキアス男爵領に月に一度三日から4日間ほど泊りに来るようになった。
レティアはディアスの実家であるルキアス男爵領に泊まりに来る目的は婚約者のディアスとの親睦を深めるのもあるけど、大好きな英雄でもある父親のルーカスと母親のエリナ夫婦に会って甘えるられるのもあった。
それとレティも魔法の才があるので、敬愛する賢者でもある母親のエリナに魔法の指導を受けるのも楽しみの一つでもある。
男爵邸からも近い魔境イリシスア大森林に連なる森へ憂さを晴らすためにディアスと護衛の騎士達を連れ、森の中へ行き魔法を思いっきり放ち暴れ魔物を狩り日頃のストレスを発散するのも一つ目的でもある。
俺はレティアが来るたびに森へ付き合わせられるので面倒くさいと思う事あるけど、仮にも俺の婚約者なので嫌とは言えないので正直言って困りものである。
しかし会う度にレティアが美人になってきて胸も大きく成長してきて女性らしくなってくるのを見ると、俺の婚約者にしてはかなり勿体ない気がしてきている。
ただ救いなのは俺の天敵とも言うる姉のユリアが婚約者のオディス様の実家でもある辺境伯爵領の領立中等部学園に通う為に、辺境伯爵家に嫁入修業も兼ねて辺境伯爵邸に移り住んでいるので助かっている。
実家の男爵領でのほほんと好きに過ごしていた俺もいよいよ年貢の納め時を迎えてしまい、公爵領にある領立中等学園に入学する時が来て公爵領の屋敷に引越す時を迎えた。
公爵家からレティアと家令が魔導車で迎えに来て、俺の荷物を積んで早朝に両親達に見送られて実家から出発し、これから住む公爵領の屋敷に向った。
「ディアス、これからは毎日一緒ね、私と一緒に暮らせて嬉しいわよね」
「えっ、うん、そうだね、これから宜しくね」
俺はレティアの機嫌を損なわない様に無難な返事をする。
「ディアスね、一応屋敷に着いたら中等部で習う範囲の勉強をするわよ、公爵家の婿なんだから優秀な成績を取って貰わないと困るもの、それにいずれは高等学園の受験もあるからね」
「うん、まぁ、公爵家の婿に恥じないように頑張るよ」
俺は前世の記憶と語学については自動翻訳スキルもあるので勉強するとしたら、この国の歴史くらいは勉強しようと考えている。
「うん、そうしてね、なるべく束縛しないようには考えているけど、最初の内だけは我慢してね、勉強の方もある程度の目途がついたら自由になる時間も作れると思うわ」
「そうなのか、自由な時間があるのは助かるかも」
「うん、それとね分家でもあるエディナス商会会長の子息のエナードを近いうちに紹介するわね、家の商会とは男爵領でも馴染みがあるでしょう」
「うん、そうだね、エナード君が会うの楽しみにしているよ」
「うん、エナードは私達と同い年だから、これから中等部と高等部でも一緒に通う事になるから長いお付き合いになるかもしれないわね」
「そうか、仲良く出来れば良いけどね」
「そうね、ただエナードもやんちゃだから、ディアスと変に気が合って問題を起こさなきゃ良いけど、それだけが心配かな」
「アハハ、まぁ、レティアに出来るだけ迷惑を掛けないように善処する心算だけどね」
「そうね、私でフォローできる範疇で納めてくれる事を期待しているわ」
レティアはディアスに寄り添いながら車窓から外の景色を見ながら、これからのディアスとの同居生活をどう過ごすか思案する。
その日の夕方頃には公爵家の屋敷に到着して、夕食をレティアと一緒に食べてから、与えられた部屋に行き荷物も開けて整理してクロゼットに衣類を仕舞い片付けをその晩で終わらせた。
明日は領都の街をレティアが馬車に乗って案内してくれると言うことで、俗に言うデートを兼ねて一緒に街の繁華街を見て周りながら二人の中等部の制服を作るのと俺の衣服も買う予定になっている。
朝になってレティアと一緒に朝食を食べながら、レティアが俺を見て今日の街の視察も兼ねたデートの予定を教えたくれた。
「ディアスいいかしら、今日の街の視察なんだけど、先に中等部の制服を作りに行ってから、貴方の衣服の買いましょうね、男爵領の時の服装は流石にちょっと無理があるから、身形もこれからはキチンとして貰うわよ」
「えっ、やばっりこの服じゃダメなのか、う~ん、俺の服をレティアに選んで貰っても好いかな、自分のセンスに自信がないだけど」
「うん、勿論その心算よ、ディアスの服選びのセンスにはあまり期待してないもの、もう少しお洒落に気を使ってくれると助かるのだけと無理そうね」
「アハハ、申し訳ない。いままでお洒落とか気にした事がなかったからな」
「そうね、田舎暮らしだとお洒落に気を遣う様な雰囲気でもないもの、それは仕方がないと私も思っているわ、ただこれからは気を使って欲しいわね」
「まぁ、その辺はレティアに指導して貰うから宜しく頼む」
「うん、そうね、後は商会の担当者の助力も借りるけど、私も流石に男性物に関してはあまり詳しい訳ではないもの」
「でも、レティアって会う度に綺麗になって行くから、俺がレティアの婚約者で本当に良いのかなと思うけど後悔してないのか」
「へぇ、ディアスって私が綺麗に見えているのね、それは嬉しいわね、私がディアスを婚約者に選んだことは後悔してないわよ、絶対貴方を逃がさないわよ浮気したら嫉妬して何するか分からないわよ」
「えっ、それはちょっと怖いな、だけど俺が浮気するほどモテる男ではないだろう」
「甘いわね、確かにディアス本人を愛するのは私だけでしょうけど、貴方の後に居る両親にお近づきになりたい家と令嬢は少ながらず居るわよ、そんな女にハニトラに掛からないで様ね、それだけが心配だわ」
「アッハハ、その時はレティアに助けて貰うよ、女の扱いが苦手だからね」
「うふふ、ディアスってその場から逃亡するのが得意ですものね、直ぐに私の所に避難して来なさいね」
俺はレティアとそんな会話をしながら朝食を食ベていたけど、流石は公爵家の料理人だなと思いながら朝食に出された料理を美味しく頂いた。
朝食を食べ終わるとレティアが街の中をディアスと散策する為に、俺がお母さんや姉の為に王都の街に気軽に出掛けて行けるお洒落な外出着として考案したワンピースに着替えに部屋に戻った。
俺はレティアが支度が終るまで屋敷の玄関前に馬車を停めて、馬車の扉の前で待機してレティアが玄関から出て来るまで暫らくの間待った。
白い花柄のワンピースを着て、帽子を被って出て来たレティアはとても似合っていて思わず見惚れてしまうくらい綺麗だったけどレティアが馬車に乗る時に手を差し伸べてエスコートをして乗せてから俺も馬車に乗る。
馬車に乗ってから俺はレティアとは向いの座席に座ろとすると、レティアに隣に座る様に隣の空いている所をポンポンと右手で叩いて目でも合図された。
「もう、婚約者なんだから隣に座りなさいよ、私の隣に座るのが嫌なの」
「いいや、そんな事はないけど、俺が隣に座って良いのなら座らせて貰うよ」
「うん、そうしてね、これからは二人きりで乗る時は私の隣に座って、そうじゃないと私が不安になるじゃない」
レティアはディアスが隣に座ると、直ぐに身体を寄せて密着させてディアスの下方に寄りかかる。
俺はレティアが身体を密着させて寄り掛かって来て、ほど好い柑橘系の香水の香りがしてきたけど、俺は思わず緊張して背筋がピンと伸ばしてしまい、まだ慣れない所為かレティアに身体を密着されると緊張してしまう。
俺がレティアの隣に座って暫くしてレティアの専属メイドのレイカが向いの席に座りと、御者席に座る御者さんの隣に護衛の騎士が一人座った。
全員が席に着くと馬車の御者さんがゆっくり走り出して、公爵邸の中庭を道を通り門を通り過ぎて街路を走り繁華街へと向かった。
お読み頂きありがとうございます。
もし面白いと思い頂けたなら、ブックマーク、いいね、リアクションの評価をして頂きますと励みになりますので、宜しくお願い致します。




