011話 王立ローズバレン学園高等部入学試験を受験する。
この作品を選んで、お読み頂きありがとうございます。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
俺はレティアと一定の距離を置きながら2年の秋に中等部の飛び級試験を受ける為に親友のエナードも巻き込んでレティアと3人で勉強をして飛び級試験に合格した。
高等部受験が1年早まったことで、俺はレティアのデートも午前中の半日だけで済ませて、午後からはエナードと勉強するか化粧品の開発などをして過ごし、レティアとの二人で過ごす時間をかなり減らした。
その後も翌年の春に受験する王立ローズバレン学園高等部の入試の受験勉強を3人で共にして、いよいよ受験の日が近付き王都の公爵邸にエナードも一緒に3人で馬車に乗り向かった。
レティアも自分の我儘で高等部の受験を1年早めた責任があるので、俺に一定の距離を置かれて勉強や化粧品の開発に集中していたのには文句が言えず、しかも望んでいた化粧品も作って商会で販売できる段階までしてくれたので余計に何も言えなかった。
王都の公爵邸に到着すると先ずはレティアの父親である公爵様にレティアと俺とエナードの3人で挨拶する為に執務室へ行った。
3人で公爵様に挨拶をすると、レティアを残して俺とエナードは先にメイドの案内で宿泊する部屋に向った。
レティアは先に出て行った俺を淋しそうな表情で見送るとタメ息を吐き、どうしてこんな風にディアスとの間に壁が出来ちゃったのかなと悩む。
「レティア、どうした元気が無いな、ディアス君と上手く行ってないのかね」
公爵様はレティアの悲壮感に満ちた表情でディアスを見つめていたので心配なる。
「上手く行ってないと言いますか、高等部受験が1年早まったのが決まった日から、ディアスとの間に壁が出来てしまった感じです」
「う~ん、それは仕方がないことだろな、ディアス君にとってはかなりのプレッシャーになっているだろからんな、ましてや入学して早々に周りが一つ年上の高位貴族の子息が多く居る中に入るのだからな」
「えっ、ですがディアスがそんな事を気にするようには思えないのですが」
「そうでも無いぞ、仮に高位貴族の子息がレティアに改めて婚約を申し込まれた時、いくら婚約者とは言え男爵家次男のディアス君にレティアを護る術が無いからな」
「しかし、学園では身分の平等ですわ、身分を笠に振れば処罰されるはずです」
「いくら学園内では身分が平等は言え、後々になって厄介事にならないとも限らないし、仮にレティアがそんなディアス君に嫌気が差し婚約破棄されたら、もう学園には居られなくなるだろね」
「私がディアスに婚約破棄など絶対にするはずが御座いませんわ」
「レティア、世の中には絶対と言うことは無いだよ、ましてや貴族社会でわね、一寸先は闇何が起こるか分からないだよ、ディアス君は既に最悪なケースを想定しているのかもしれないね」
「お父様、私はそんなのは嫌ですわ、どうしたら良いのですか」
「そうだね、公爵令嬢としてディアス君を高位貴族の子息連中から護しかないだろうね、ただディアス君からレティアに迷惑を掛けるからと自ら身を引くケースもあるだろがね」
レティアはその後も父親と学園に入学してからの、高位貴族の子息達からディアスに対する脅迫や嫌がらせなどから守る為の対策についての一時程も話し合われた。
レティアと公爵様が話し合っている頃、デイァスはエナード共に受験勉強しながら、高等部に入学してからの事を考えていた。
ディアスとしては高位貴族の子息達からどんな圧力や様々な嫌がらせに対応するか、レティアの行動にもよるが対応をどうするか基本的に行動パターンを考えた。
基本的にはレティアとは出来るだけ行動を共にし、女子学生との触れあう機会があればフェイドアウトして遠くから見守るか、またはエナードと共に過ごす。
レティアに高位貴族の子息が絡んで来たら一歩下がって様子を見守り結界を張って守り、状況に寄っては身を挺して間に入いり対処し、相手が暴力行為に及んだ際には殴られ、こちらからは手を出さない。
それ以外ではエナードと行動を共にして高位貴族の子息とは必要上に絡まない様に気を付けて、同じ爵位家の子息や平民の学生と仲良く出来る環境を整えて行く方針で行く事にした。
王立ローズバレン学園高等部の入学試験の当日を迎えて、レティアと俺とエナードの3人は公爵家の馬車に乗って学園まで行き、同じ教室で学科試験を受けた。
その後は魔法の実技試験と剣の実技試験の選択で俺達3人は魔法の実技試験を選択して、3人とも的の真中に強烈なファイヤーボールを見事に命中させて試験を終えた。
俺は入学試験が終るとレティアとエナードの3人と公爵家の馬車に乗って公爵邸に向い、馬車の中で3人で試験の手応えを確認し合う。
「ねぇ、ディアスとエナードは合格の手応えはどうなの、私は出来たとは思うけど」
「俺も合格はすると思っているよ」
俺は筆記試験の方も十分に手応えはあるし、魔法実技も他の受験生よりは真面に出来たと思う。
「僕もそれなりには出来たと思うけど、後は合格発表待つだけだね」
エナードもディアスと勉強して大抵の問題は出来たと思う。
エナードは苦手な魔法の方も魔物の討伐にディアスと二人で行ってレベル上げした分十分に行い特訓もしたので、良いファイヤーボールが放つ事が出来て的にも真中に当てたので行けると確信している。
「エナードは高等部に入学出来たら学園の寮に入るのよね」
レティアがエナードに合格したら学園の寮に入るのか確認する。
「はい、その心算ですよ」
「俺も兄さんみたいに寮に入ろうかな、その方が楽しそうだな」
俺はレティアに婚約破棄された後でも、学園に通うなら寮の方が都合が好いと考える。
「ディアスはダメよ、私と一緒に公爵邸から通うのよ、私一人で通うのは嫌よ」
レティアはディアスと入学後出来るだけ一緒に居たいと願う。
俺としては今のレティアは十分に美少女であり、胸も今ではDカップくらいに大きくなり、スタイルも好いので男子学生からモテるのは十分に予測できる。
レティアの今現在の婚約者である俺を押し退けて婚約者に成ろうと思う輩が多数出るのも予測できるし、俺の容姿より自信を持っている高位貴族の子息ならほぼ確実に俺に蹴落としにくるだろと予測する。
俺達が公爵邸に到着してから、俺が部屋でエナードと休んでいたら公爵様の執務室に呼ばれたので、直ぐに公爵様の執務室へ向かった。
「ディアス君、試験の方はどうだったかね」
「はい、合格は出来ると思っています」
「そうか、合格したら、ディアス君にはレティアの婚約者兼護衛を頼むからね、レティアを護ってくれたまえ、ディアス君とレティアの婚姻は公爵家だけでなく王家も望んでいる事だからね期待しているよ」
公爵はディアスに婚約破棄はしないよと釘を刺す意味で伝えた。
「あっ、はい、分かりました」
「うん、何かレティア絡みで困ったことがあったら直ぐに私に相談するように良いかね、君の後ろ盾に公爵家と王家が居るからね」
「はい、肝に銘じておきます」
「うん、三日後の合格発表を楽しみしているよ、それじゃ、晩餐までゆっくりしたまえ」
「はい、それでは失礼します」
俺は公爵様に一礼し、執務室から退出して部屋に戻る。
俺は部屋に戻りながら公爵様に婚約破棄はしないよと釘を刺されてしまった感があり、これは下手な事は出来ないかなと執務室の方をチラと振り返り大きくタメ息を吐く。
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