010話 高等部への入学が1年早まる事が決まる。
この作品を選んで、お読み頂きありがとうございます。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
中等部学園に入学して1ヶ月が経過して俺も学園生活にも慣れ来て、俺もレティアもそれなりに友人が出来たので友人と過ごす時間も少しずつ増えて来ている。
レティアは公爵令嬢ではあるけど、中等部では貴族の子息子女が少なく、むしろ平民の方が多いので当然平民の友人が出来るし、貴族の子息や令嬢が居たとしても公爵家とは縁戚関係の家柄が多い。
レティアは出来るだけ平民の女子と交流を持つ様に務めて、市井での流行などの話題がメインになるけど、その中で市井の中で何か問題が起きていないかの情報収集の把握に役立てている。
俺は主にエディナス商会の嫡男のエナードと親しくなり、レティアとは別行動の時の殆どをエナードとその友人と一緒にいる。
学園も週末の2日はお休みなので、最近は初日はレティアは学友を屋敷に招いてお茶会をする様になり親交を深め合ったりしている。
俺もエナードと数人の友人と街中で遊んだり、商会の工房へ行って物作りの手伝いをしたりして過ごす様になり、日が暮れる前に屋敷に帰るようにレティアに門限が定められている。
2日目の休みはレティアとデートをしたり、屋敷でのんびり過ごす事もあるけど、二人で一緒に過ごす時間を設けている。
「あれ、ティアス何か作っているの」
「えっ、あ~、チョッとねオルゴールを作ってるだけどね」
「オルゴール?どんな物なの」
「うん、ネジを巻いて放すとメロディーが鳴る物だけど、心地良いメロディーを聞いて和めたら好いかなと思ってね、小物入れにも使えるのが好いかなと思ってね。商会から何か目新しい商品が欲しいと頼まれたんだ」
「ふ~ん、試作品が出来たら私にも聞かせてくれる」
「うん、勿論だよ、女性向けになるだろから、レティアの意見も聞きたいからね」
「そうなのね、それは楽しみだわね」
「それと、レティアの方でも何かこういうのがあれば好いなと言うのがあれば教えて欲しいだ。出来るかどうかは分からないけど、作れそうならチャレンジしたいからね」
「そうね、ディアスはお母様の為に化粧水とか作ったでしょう。私も美白効果のある化粧品が欲しいの、高等部に入学するくらいまでには欲しいけど」
「あ~、ファンデーションと言うのかな、美白効果のある物か考えておくよ」
「本当嬉しい、あとね友人でソバカスで悩んでいる人が割と多いのよ、私は無いから好いけど、ソバカスが上手く隠せれば女性には売れると思うわよ」
レティアは将来のためにディアスの為に綺麗になれる様に化粧品の用意を進めておこうと思いディアスにお願いする。
「あぁ、ソバカスね、う~ん、程度にもよるけどね、希望に叶うかどうか分からないけどやってみるよ」
俺は次に作る物が決まり、売れればスローライフのために必要な魔道具等の便利グッズを作る資金源になればと考える。
俺的には公爵家に来た頃に比べれば自由な時間が増えて来たので申し分ないけど、スローライフに向けて少しずつ便利グッズを作って行こうと思う。
レティアとしてはあまりディアスに自由な時間を与えるのは心配でストレスになるので、少しでもストレスの緩和になればと門限を設定した。
中等部に通っている合間に俺はレティアの要望されたファンデーションとリップなどの女性用の化粧品を作り、それが割と売れて俺自身の貯金もだいぶ貯まったのでレティア様々と言った感じであった。
ただレティアの要望で飛び級がしたいと言うことで父親に公爵様に手紙で相談したらしく、高等部の飛び級は公爵様から反対の意見が手紙に記されていた。
その代わり中等部を飛び級して1年早めに高等部の入学試験を受ける様にと手紙でレティアに返答が記されていた。
俺もレティアも中等部までのは全て終わっているので、特に問題ないので夏の長期休暇のに入ったので高等部の勉強を始めていたので、レティアは父の公爵様の提案を受けると手紙に記して送った。
俺の場合は前世の記憶もあるので数学などは問題なく、語学も自動言語変換で読み書きも出来るので後は魔法学と歴史を深堀する程度て意外と成績は良い。
「ねぇ、ディアスってあまり勉強してる様に見えないだけど、何で私より成績が良いのよ何かズルい」
レティアはディアスの能力と渡り人であり、特殊スキルを持っているのは魔眼で知っているけど文句を言わずにはいられなかった。
「いや~、そんな事を言われてもな、出来るだから仕方がないでしょう、それに俺はレティアの婚約者なんだから成績は好いにこした方が好いだろ」
「それはそんなだけど、納得いかないの、はぁ~、何か負けた感が強くて悔しいの、今だけ文句を言わせてよね、後でご褒美を上げるから」
「えっ、ご褒美って何をくれるの」
「わ♡た♡し♡に決まってるでしょう、裸を見せて上げるわよ、しかも胸のマッサージつきでどうかしら」
レティアはディアスにウインクして、胸を張ってご褒美をディアスに教える。
「いやいや、それは今はいらない、そんな事したら公爵様に殺されるよ、結婚した後なら貰うけど」
俺としても、これから先どうなるのか分からないのに、これ以上レティアとの関係を深めたら、レティアを激愛する公爵様に何をされるかと分からず恐ろしかった。
「うむむ、ディアスの行けず」
レティアはどうせディアスが私の夫になるんだから、その位好いじゃないと思っていたのに即座に断れて拗ねる。
「アハハ、そんなに拗ねられてもな・・・」
俺としては世の中には自分よりも優れた男は幾らでも居るんだし、レティアだって何時心変わりするか分からないし婚約破棄された時の慰謝料を考え、これ以上の深入りは禁物だと一線を引く。
俺は高等部に行けば美形で優秀な高位貴族の子息が沢山居るはずなので、レティアも面食いな面もあるので何時心変わりするか分からないし、これからはレティアと一線を引いて付き合う事にした。
レティアは公爵家の後継者でもあり、しかも美少女でもあるので高等部に進学すれば、高等部の高位貴族の子息達からも当然注目されるし、俺から婚約者の立場を奪い取ろうとしてくる事は容易に予測がつくからだ。
上手く行けばレティアが心変わりをして俺との婚約を解消又は破棄をする可能性もあるので、そうなれば前々から描いていたスローライフへ向けて突き進むチャンスがあると考えた。
高等部への入学が1年早まった事を知ってからは、俺はレティアとは一線を引き晩餐後に俺の部屋へ来た時は魔力循環だけは行って、その後の胸のマッサージなどを断った。
俺は高等部入学が早まったことで、魔力循環が終わったら高等部の勉強がしたいとレティアに言って断り、高等部の勉強を始めて合間に魔道具の開発をする様になった。
※※※※レティアの心情※※※※
私はディアスが高等部の入学が1年早まったことで、真面目に勉強に取り組む姿勢を見せられては邪魔する訳に行かず、ディアスの言う通りに魔力循環が終ったら部屋に帰る様にした。
ただお父様の意向で高等部の入学が早まったことで私はディアスに厚い壁をつくられた感じを受けて、これから先どうやって厚い壁を打ち砕くか真剣に考える様になった。
ディアスに何か距離を置かれた事に不安を感じてしまい、このままではディアスが私の元から離れて行ってしまうのではないのかと気が気ではなくなり、ディアスの行動に目を光らせて監視するしかないなと思った。
※※※※レティアの心情以上※※※※
俺にとって唯一の誤算は高等部に1年早まったことで、友人の商会の子息であるエナードと一緒に居られなくなるのは痛手だなと感じて、エナードにも飛び級して貰おうと画策する事にした。
俺のスローライフ計画にはエナードの存在は欠かせないので、何とか友人として親交を深めて、レティアとの婚約が解消されても友人として関係を維持したいと考えている。
斯うして俺のレティアとの婚約解消に向けて、一定の距離感を維持しながら時が過ぎるのを待ち、高等部に入学してからのレティアとの付き合い方を周りの状況に応じて、少しずつ距離を取って行こう思案を巡らせる。
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