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闘技大会の結末

次の俺の相手は、先手(中)の奴だった。

明らかに、俺を潰しにきているトーナメントのつくりに笑えてしまった。

先手(中)の奴は、攻撃を一回受けて、すぐにこちらから反撃したところ参ったと言って降参した。


エリーとセントラル騎士団団長戦は盛り上がりに盛り上がり、エリーの奥の手の氷の魔剣まで見られた。

結果は、エリーの判定負けだった。


俺は、エリーのことも気になったが、自分の試合にも集中していた。

オーガの亜種のような見た目の人、色々なスキルを持った魔法使いと戦って勝ち、セントラル騎士団団長とも戦うことになった。

ちなみに今の段階でベスト16である。


団長は、向き合うなり、ステータス減少とスキル封じのデバフを使ってきた。

鑑定では、そんなスキルは持っていない団長。

俺は周りを確認すると、観客の中でこちらにスキルを使ってきている者を見つけた。


現在のステータスは半減して、スキルはほとんど使えない状態。

俺はそんな中でも使える、眠れる才能を使って、対峙する。

異常喰らいがあるので、時間さえあればステータスもスキルも戻ってくるので、きっと大丈夫。


俺とは逆に、団長さんは全力でスキルを使ってくる。

俺はそれを紙一重でかわしていく。


しばらく耐えると、斬るより先のキズも使えるようになり、徐々に俺の攻撃で団長が傷ついていった。

5分ほどで、全てのデバフを食い尽くしたところ感じたのは、災害龍のアラヤさんの方が明らかに強いということだ。

俺はトドメとばかりに、団長さんにアサシンブレイクを放ち、団長さんの鎧を破壊した。


「…参った。」


団長さんは苦渋に満ちた顔で絞り出すように言って、試合が終わった。


ベスト8戦は、剣聖と呼ばれている人だった。

眠れる才能は、対峙した瞬間に負けを確信した。

初撃を根性スキルで受け、龍化して空に逃げた。

あんなもの勝てるわけがない。

安心も束の間、さらに瞬動で、剣聖がついてくる気配を感じる。

俺はさらに空高く高く逃げていった。


後で聞いた話だが、虹の城の人たちも自衛隊の人たちもアメリカの人たちも、テレビで闘技大会を見ていた人たちも、俺の逃げに唖然としていたそうだ。


エリーは未来予知で、剣聖に狙われる危険を察知してそうそうに逃げていたので、この状況を見てちょっと理解してくれていたとか…。


優勝したのは、セントラル騎士団1番隊隊長だった。

異世界外交交渉は、アメリカも日本もうまく出来たとのことだ。


剣聖だが、かなり空気の薄い所まで追ってきたが、俺が宇宙まで逃げるとさすがに帰っていった。


俺は、しばらく龍の姿のまま空に浮かぶ5つの月の1つで生活することとなった。

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