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第24話:苦戦

その一撃はこれまでの人生で最速の一撃だった。一回戦の時に放ったものとは段違いの速度と鋭さで紫電一閃(しでんいっせん)を放つ。達人の領域に足を踏み入れて居ない者の目では白い軌跡が映れば良い方であるとさえ言える一撃。


そのような攻撃に対処出来ないと思われたが、それは甘かった。相手もまた人外の領域にいる者。驚いたような表情を見せつつも対処してみせた。だが、身体はしっかりと対処してみせたが武器はそうはいかなかった。


「……なっ!……」


悪魔は驚きの声と共に三叉槍が斬られ思わず左腕で身体を庇う。


悪魔は刀夜と距離を取る。悪魔の左腕は肘と手首のちょうど間くらいから先がなかった。それから導き出せる結論。それは、刀夜が三叉槍ごと悪魔の左腕を斬り落としたということだ。


「……くっ、クッハハハハ!! 面白い実に面白いぞ! まさか、腕を切り落とされるなぞ何百年ぶり! ここからは我も本気で行かせてもらうぞ!!」


言い終える頃には左腕は元に戻っており、先程破壊したはずの三叉槍が右手に握られていた。そして、左手にも同じ三叉槍が握られていた。


悪魔は切り落とされた左腕の確認をした後、バサッと翼を広げ地面を踏みしめる。その時に踏みしめた地面は軽くクレーターが出来ている程だ。そして、刀夜目掛けて突進する。それも、これまでにない速度で。


残像が見えるほど速い突きが幾度となく刀夜を襲う。だが、まるで流水のごとく三叉槍による突きを受け流す。


「……面白い! 我の突きをこれ程までに受け流すとは、だが、そう長く続くものではないぞ……」


悪魔の言う通り長くは続かなかった。


左からくる三叉槍の突きを受け流す事が出来たが右から繰り出される三叉槍の突きを右太ももにくらってしまう。


「グッ」


痛みに耐えながらも次の突きを受け流すが体制を崩す。その隙を見逃す悪魔ではない。


「……さらばだ……」


そうぽつりと悪魔が呟き刀夜の身体に三叉槍が突き刺さったように見えた。


「うぉ、危なかった」


刀夜はいつの間に悪魔の前方約10メートル程の距離に立っていた。すぐに雷は消えたが雷を纏うような姿で。


「……なにをした? 全く見えなかったぞ……」


「なんか出来ただけだが?」


そうあっけらかんという刀夜。


「……クッハハハハ! なるほどそういう事か! ますます面白いぞ!……」


たったあれだけの言葉で何をしたのか理解する悪魔。


「……薄々感ずいていたが、どうやらお前も上位魔将(アークデーモン)のようだな……」


上位魔将以上の悪魔には二つの姿があると言われている。1つ目は人に似た姿。2つ目は個体によって全く違う姿がある。


そして、上位魔将(アークデーモン)である刀夜にも、もう1つの姿がなくてはおかしいと悪魔は考え、刀夜がもう1つの姿になったと思ったわけだが、それは正解でもあり違ってもいた。


刀夜が先程の一撃を避けられた理由には【雷帝】が関わっていた。刀夜は【雷帝】を使い一瞬だけ雷と同等の速度で動いたのだ。


まだまだ、使いこなせてはいないため、一瞬だけ使用する事が出来る事とと連続しての使用が出来ないという条件があったが【雷帝】を使い避けると同時に距離をとる事に成功したのだ。





悪魔は刀夜がもう1つの姿に変わったと誤解し、距離を詰めることなく様子を伺う悪魔。



さてとどうしたものかと思考し始める。……そもそも俺は、悪魔皇(デーモンロード)なのに何で階級的には下の上位魔将(アークデーモン)に力負けしてるんだ? 生きた年月や鍛えた年月が関係あるとしても元々のスペック的には俺の方が上のはず。


となれば純粋な身体能力の他に別の力あるいはあの悪魔特有のスキルとかか? それも有り得るけどなんとなく違う気がする。


それから、1つの推測が思い浮かぶ。


まさか、魔法か? 確か無属性魔法は身体能力を上げることも出来たはずだ。何処まで身体能力が上がるのかは分からないが少なくともこれが一番可能性が高いな。


それならば、俺も無属性に適性があるんだしできない訳でもないか。まぁ、やり方は分からないが血液の循環のように魔力を循環させれば出来そうだなと考え早速、実行する。


自身の魔力を身体中に巡らせる。


大雑把にではあるが巡らせる事が出来た。ただ、どれくらいの魔力を巡らせればいいのかわからなかったのでその辺は適当にした。


身体能力が上がったのか確認する前に悪魔が動いた。


「……クッハハハハ!! 実に面白い!……」


刀夜のもとに三叉槍が迫る。


「霹靂神(はたたがみ)流…参ノ型…閃電牙突(せんでんがとつ)」


一瞬、雷が見えたかと思うと刀夜の刀は三叉槍を真正面から受け止めたかと思われたが悪魔が持つ三叉槍を砕き悪魔の右手に深々と突き刺さるのだった。




最後まで読んでいただきありがとうございます。


面白い! また読みたい! など思っていただけた方はブックマークと評価お願いします!


誤字脱字が多いいと思いますので誤字報告で教えて貰えれば嬉しいです。


アドバイスなど、してくれるととてもありがたいです。アドバイスよろしくお願いします。他にも何かあれば遠慮無くどうぞ。



この作品に良さそうな作品名があれば教えて下さい。

もしかすれば、その作品名にするかもしれませんご協力よろしくお願いします。

魔物の名前とかにあまり詳しくありません、なのでなんでもいいので教えて貰えれば嬉しいです。


スキルや武器などの特殊効果も教えていただければ嬉しいです。その際はどの様な能力かも教えていただければ助かります。


これからもこの作品をよろしくお願いします。


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