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第24話:始まりと終わり、そして始まり

悪魔がとうとう痺れを切らす。


これまで微動だにしなかった悪魔が三叉槍を構えひと凪する。そのひと凪で4人は吹き飛んでいく。


まともな防御すら出来ずうめき声を漏らす4人に刀夜は一瞥して少し安堵する。ほぼ見捨てたようなものだったが、少しは会話をした中だ。そんな人達が死ぬ所なんか見たくはなかった為、生きていた事に安堵する。


そして、4人が戦闘不能になったということはあの悪魔に立ち向かっていくものは、居ない。


この時が来たと言わんばかりに刀夜は悪魔との距離を詰め、最速の一撃を放つ。


「『霹靂神はたたがみりゅう…壱の型…紫電一閃しでんいっせん』」


鞘に納められた剣がバチバチと雷を纏いながら抜刀され悪魔が張っていた結界が紙でも斬れるかのように斬れる。だが悪魔はギリギリの所で防ぐ。


いくら、刀ではないとはいえこうも簡単に受け止められるとは流石とし言いようがない。


キッんという金属同士がぶつかったような音がこの場に流れる。


いくら、刀ではないとはいえこうも簡単に受け止められるとは流石としか言いようがないなと内心では思いつつも悪魔の次の動作に神経を研ぎ澄ます。


「……ほぉー、一撃で結界を破るか。少しは骨のありそうなやつが出てきたものだ……」


三叉槍で攻撃を仕掛けてくる。それを受け流す。


「……やるでは無いか。我の攻撃を軽々と受け流す者なぞ滅多に居るものではないぞ……」


「少しは集中したらどうだ? じゃないと死ぬぞ」


「……久しぶりに楽しめそうだ……」


この時、悪魔は自然と口角を上げ笑っていた。


そして、両者が武器を構え同時に動く。


右へ左へと三叉槍を受け流す。そして、出来た一瞬の隙を見逃さずに攻撃を仕掛けるが無理矢理体制を崩すなりして刀夜の一撃を避ける。幾度となく剣戟が繰り返される。


そんな中刀夜は内心で悪態を吐いていた。


クソ! どんだけ身体能力が高いんだよ! 幸い剣の腕はそこそこなのが不幸中の幸いか。もし剣の腕が同等だと考えると冷や汗が出るな。


内心で悪態を吐いていたのもつかの間、受け流した三叉槍を悪魔が無理やり軌道を変えてカウンターを仕掛けてくる。それをギリギリの所では避ける。


悪態を吐いている暇もないな。


それからというもの戦闘のみに集中した。




どれ程の時間が経ったかわからない。右へ左へ三叉槍を受け流し隙あらば攻撃を加える。それを1分? 10分? 20分? 30分? はたまた1時間? 長くもあり短くもあった剣戟は終わりを迎えようとしていた。


何度目かになる、三叉槍による薙ぎ払いを受け流した瞬間、ピキッと刀夜の剣にヒビが入り刀身がぽとりと地面に落ち甲高い音を鳴らす。武器屋がある所では普通に売っている何の変哲もない剣で良くここまで持ったと言えるだろう。


その隙を見逃す訳がなく悪魔が三叉槍を刀夜の腹に突き刺す。


「グッはァ!」


刀夜は吐血し倒れる。地面にはじわじわと刀夜の血が流れ出てくる。


「……久しく楽しませてもらったぞ人間……」


悪魔は少し悲しげな声音でそう述べた後、とどめを刺すべく三叉槍を再度刀夜に突き刺そうとした途端刀夜の身体に異変が起きた。




ここは何処だ? 辺りを見渡すが何も見えない。真っ暗な空間。そんな中に俺は居た。


周囲を確認し終え前を向くといつの間にか刀が手を伸ばせばたう距離に浮遊していた。


ビッくっと驚くがその刀には見覚えがあるあった。屋敷の地下に置かれている刀。それが今目の前にある。


なんだ? 何故、この刀がここにある? いや、そもそもここは何処だ?


そんな事を思っていると刀から自分を手に取れと言う意思のような何かを感じ反射的にその刀を手に取ってしまう。


刀を手に取った瞬間、視界が元に戻る。いや、意識が戻ると言うべきか。



「……その剣はどうした? いや、それよりも貴様、悪魔だな……」


そう悪魔が驚いたような口調で言っているのが耳に入った。刀夜は身体を起き上がらせながら口を開く。


「あぁ、そうだが何か問題があるか?」


身体を確認する。三叉槍で刺されたはずの傷は完全に塞がっており、剣戟の際に出来た傷も綺麗さっぱり治っている。


「……くッハハハハ! 面白い実に面白いぞ! 悪魔でありながら人に味方する。それどころか上位魔将アークデーモンである我に逆らうとは、長年生きてきたがこれ程までに面白い悪魔には出会った事がなかったぞ……」


ニヤリと悪魔は口角を上げる。


悪魔が刀夜を悪魔と見破る事が出来た理由。それは魔力だ。悪魔は魔法に秀でた種族と言われている。特に高位の悪魔などは魔力を見ただけでその者がなんの種族なのか、おおよそ見当がつく。


刀夜の身体の傷が治る際に本能的に魔力を使い刀夜は身体を急速に治していた。それによって悪魔は刀夜が悪魔である事に気がついたのだ。



刀夜は手に持つ刀をチラリと見る。この刀を見た時、美や高貴と彷彿させるだろう。それ程までに美しい刀だ。


そして、この刀と似ている刀を見た事がある。それは鶴丸国永だ。全く同じという訳ではなく所々、違う所が多々あるがあまり詳しくない者であれば「鶴丸国永ってこれじゃね?」と言ってもおかしくないだろう。



生き生きとした目を向け刀夜が言う。


「それじゃあ、二回戦といこうか!」


それに、これまた生き生きした目を向け返す悪魔。


「……ふっ、面白い。かかってくるが良い!……」


抜刀の構え、そこから地面を踏みしめ前へ。悪魔との距離を一瞬で詰める。


そして


「『霹靂神流…壱の型…紫電一閃しでんいっせん』」


刀夜のこれまでの人生最速の一撃。


二回戦目は一回戦目と全く同じ技から始まった。




最後まで読んでいただきありがとうございます。


面白い! また読みたい! など思っていただけた方はブックマークと評価お願いします!


誤字脱字が多いいと思いますので誤字報告で教えて貰えれば嬉しいです。


アドバイスなど、してくれるととてもありがたいです。アドバイスよろしくお願いします。他にも何かあれば遠慮無くどうぞ。



この作品に良さそうな作品名があれば教えて下さい。

もしかすれば、その作品名にするかもしれませんご協力よろしくお願いします。

魔物の名前とかにあまり詳しくありません、なのでなんでもいいので教えて貰えれば嬉しいです。


スキルや武器などの特殊効果も教えていただければ嬉しいです。その際はどの様な能力かも教えていただければ助かります。


これからもこの作品をよろしくお願いします。


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