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第2話 レッツオーブクッキング!

オーブを初期化する塩分濃度なんてわかんねーよ。

こういうときこそ「鑑定」・・・そのとき画面に赤枠が表示され同じく赤で点滅している。

『たまには自分で調べましょう』


・・・・

もう、今日はおどろかないぞ!

え?自分で調べるって???自分でスキルオーブが再利用できる塩分濃度を調べろってことかよ。

どうなってるんだ俺の「鑑定」


しかたない。試しにコップに大匙1杯の塩を溶かし、そこへスキルオーブを沈めてみた。

・・・・

・・・・・・

・・・・・・・あ、たしか時間かかるんだっけ?


とりあえず放置して、明日様子見るか。

俺は台所にオーブをいれたマグカップを放置してまた寝床にもどり寝た。


翌日

特に変化のないマグカップを確認して職場へと向かう。

例のマフラーもわすれずに。


本日のダンジョンは昨日とおなじ「まるい」だった。

俺はさっそくマフラーを装着し作業にとりかかった。

「うお。なんだこりゃ」

身体がいつも以上にスムーズにぬるぬる動く。

「3割増しってすごい・・・・」

本日の集積場にはめぼしいものは無い様子なのもあるが、いつも以上にてきぱきと事がすすむ。

あっ!という間に3Fまで来てしまった。

「いや・・・予想以上の効果だな」

そういいながら女神広間周辺を掃除していると


「あの・・・・」

見知らぬ女性の冒険者と思われる人から声を掛けられる

「はい。どうかいたしましたか?」

「あの、失礼かと存じますが、貴方が首にしているマフラー、どちらで購入されました?」


え?なんかマズかった?

急に、動機がムネムネ・・・じゃなくて、心臓がバクバクする。

「あ、いや、その、、、俺、ダンジョンの掃除の仕事してるんですけど、昨日ゴミに捨てられてたんです。柄が素敵だったので、買取しました」

「・・・そうなんですね。でも、たしかそのマフラーは割いてしまったはずなんですが・・・・」


どうやら、マフラーの元の持ち主っぽい。

「・・・すいません。直しました。」

「・・・・どうみても、直した風に見えないんですが・・・もしよかったら見せていただけませんか?」


俺は首からマフラーを外し女性冒険者へ渡す。

「どこからどうみても、直したとは思えないんですが。」

「ああ・・・ご存じないかもしれませんが、「かけはぎ」という技術で直しています」

「それはスキルですか?」

「いえ、裁縫の技術というかなんていうか・・・」

そのとき、後方から声がかかる


「美咲、どうしたの?・・あれ?それって昨日 壊れたからって捨てたやつじゃない?!」

「うん、でもね、この人が直したらしいの。」

「へぇ~。すごっ!!!どこ直したかわかんないよ!!!!」

しばらくすると仲間と思られる冒険者が集まってわいわいとしていた。


「すいません、お時間を取ってしまって。ありがとうございました。」

美咲と呼ばれた女性冒険者はそういうとマフラーを俺に返してきた。

「いえ、それにしても、よくご自分が使っていたものだとわかりましたね?なにか特注品だったりしたのかな?」

おそるおそる聞いてみる。

「・・・初めてお小遣いを貯めて購入した品だったので・・・・。直していただきありがとうございました。もしよかったら今後も使って頂けたら私もうれしいです」

そういうと、仲間が待っているところへ戻ろうとする。


「あ、、あの!!!」

ふりむく彼女

「これ、返します。」

「え・・・」

「あなたの大切なものなんですよね。だったら俺じゃなくて貴方が使うほうがいいと思う」

「で、でも・・・」

俺は彼女にマフラーを差し出す

「絶対にそのほうがいい。」


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