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第2話 捨てられたマフラー、修復してみた その2

「さて、気持ちを取り直して、いざ!マフラー修復へ!」


マフラーをじっくりと見る。

なにかに引っ掛けたのか、マフラーの1/3から派手に引き裂かれた感じに破れている。

んーーーー今回は「かけはぎ」かな。

そのときまた目の前にモニターが。

透明な枠のようなもので今自分が見ている視点に合わせてマフラーの一か所を赤い点で示している。

これって・・・もしかして縫いはじめの位置かな?

指定の位置の布をを針でひとさじ掬い縫い進めてみる。

おばあちゃん譲りのかけはぎ技法。みるみる内にマフラーははぎ合されてゆく。

おっと、今度は終点に赤い点がでてきた。糸を継ぎなががら縫い進めてゆく。

布と糸がこすれ合う音が響く。


ああ、いい時間だ


柄がずれないように調整しながら

この糸いいな、透明だから布に干渉しない。しかも程よい弾力性と伸縮性がある。おまけに滑りもよい。

時間も忘れて夢中で針を刺す。

あっという間に終わってしまった。

最後に玉止めしようとしたとき、画面に!マークがでる。

「?」

『注意:終了時には糸を布に張り付けること。玉止め厳禁』

張り付ける?ってどうやって・・・・。

そのとき急にひらめいた。これは「クモの糸」「蜘蛛の糸」なんだから。

布に残りの糸をペタリと押し付けると、一瞬糸が光った。

「うわ・・・すごい・・・・」

できあがりのマフラーは、さけていたなんてまったくわからないぐらいの状態に。

さすがにおばあちゃん譲りの技法だとしても、俺はまだまだひよっこ。ふつうはこんな仕上がりになるはずがない。。。。けど、なっている。


そうだ「鑑定」してみよう


■ 風のマフラー 改め 疾風のくびかざり

品質 最良

性能 首に装着時 

   すばやさ+30%UP

   風の魔法 +5%

クモの糸を織り込むことによって、風の力を効率的に使えるようになった。

!予想販売価格 500,000円


・・・最初に鑑定したときって10%ぐらい性能UPじゃなかったっけ?

なんかすごい良くなってるんですけど。

おまけに今までなかった予想販売価格っていうのが表示されてるんだけどぉぉぉ。

え?ほんとに?ちょっと直しただけで性能って良くなるものなの??


試しに装備してみようかな。あ、でもダンジョンじゃないからわかんないか・・・・

明日仕事行ったときに試してみるか。


そうとなったら明日の為に早く寝よう!

布団を引き、明かりを消す

早く明日になんないかな~


こんなにわくわくしながら眠るなんて何年ぶり・・・・・・・Z


はっ!!!

スキルオーブのことすっかり忘れてた!!!


再び電灯をつける。

貰ってきたビニールから、使い終わりの真っ黒いスキルオーブを取り出す。

「えっと・・塩水につけるんだっけ?」


スキルオーブ自体はピンポン玉ぐらいの大きさなので、マグカップかコップに塩水をつくっていれればいい・・・・・って塩どれぐらい入れたらいいのかな?


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