第?話 MAGUS. 人類最強の魔法使いは、新しい星でも最強の魔法使いになる。
広大な草原に立つ一人の青年
晴れ渡る空。
青年が右手を振りかざすと、とたんに黒い雲で覆われ、そこから強い稲光が相当の音を伴って地上へ降り注いだ。
そのあとは、まるでなにもなかったかのように、また晴れる空
「ふぅ。こんなもんかな。今日の訓練終~!」
青年の名はレオン・フォン・アルディス
齢 15歳
この国、アストリア王国の宰相の息子として生まれ、いずれかは父の仕事を引き継ぐため英才教育を施されていた。
15歳の誕生日
朝、目覚めとともに強い頭痛。そのまま意識不明となる。
どの医者にかかっても原因不明とされ、命も危ういと伝えられた1週間後。
レオンは目を覚ました。
そのとたん大量の情報が頭に流れ込む。
「・・・魔法?」
目が覚めたことで家族は一度は安堵したが、その後レオンは奇怪な行動を始める。
まず、めちゃくちゃ身体を鍛え始めた。
それまで勉強一筋にちかく、机に向かう日々が、
朝 起床と共に部屋でなにやら身体を動かしている(筋トレ)
朝食 それまでは家族と一緒にパンやスープといった軽い食事をとっていたが、朝から鳥肉のゆでたものを所望し、豆のスープとサラダを食べる。
料理長が朝から肉は出せないというと、自ら捕獲してきたという鶏肉を提供
昼 いつもどおり学校へいく
夕方 身体を鍛えるということで、庭を走りまくるか、下僕達の作業の手伝いを進んで行う。
夜 夕食は朝と一緒で鶏肉とサラダを少量たべたあと、机に向かい遅くまで勉強なのか書き物をしていた
それまで細かった身体がみるみる内にがっしりとした体躯にかわった。
目が悪く眼鏡が必要だったものが、いつの間にか裸眼でみている。
家族は息子のあまりにもの変わりようにとまどったが、息子はどこ吹く風と普通に過ごしている。
「元気ならばよいではないか」心配する家族に父親がそう告げた。
最近は朝は部屋にはおらず、転移魔法で移動し、草原で各属性の魔法を試したり訓練していた。
レオンは訓練後の汗をふきながら、回想する。
15歳のとき、思い出したのだ。
人間の轟大介として生き、その後とある出来事により魂となり、後悔を糧に数百年に渡り自らの魔法を研ぎ澄ませていたことを。
そして、あの15歳の朝。同時にこの星にも危機がせまっていることを感じた。
今こそこの力で阻止する。
誓いを新たにさらなる万全を期すために訓練をつづけた。
レオン・フォン・アルディス
大魔導士として98歳まで生きる
国や星にふりかかる数々の災難を防ぐとともに、弟子数千人を生み出し、初代魔道国家元首となる。
引退後は姿を消し、国が一時的に混乱したが、その数年後一人の女性を従え再びかの地へと降り立つ。
彼が「目覚めた」とされる15歳から書き始めた「魔法大全集」は全120巻 後世の魔法哲学の金字塔として今なおベストセラーとなっている。




