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冒険者になれなかった俺はダンジョン清掃員になったが、本当に価値があるのはゴミの方でした  作者: DLW


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第?話 未来にて side・・・

「社長!うろうろしないでください!!」

社員さんにそう言われて、社長である私Aurum Eques Inter Mundos (オーラム・エクウェス・インテル・ムンドス)は椅子に腰かけた。


本日は来年度の新入社員の面接日

今年はスカウトが以前から目をつけていた注目株である、彼を我が家にむかえるべく奔走しました。


弊社は「キヌヘさん家」

主に布への刺繍ならびに衣料制作会社です。

私は数千年前、この地を訪れてから用事ではなれていましたが、数百年前に戻ってからこの「キヌヘさん家」を設立しました。


当時はヒューマノイドが経営する会社として話題になりましたが、次第に技術力の高い会社へと周囲の認知をかえていき今に至ります。

弊社は身体に障害のある人を中心に人材を集め、社長である私が直接技術を教え、成長してきました。

社員全員が楽しく過ごせる場を提供することを主軸に、ひとつのチリも百万の力というスローガンを掲げています。


「社長!面接の時間までダンジョンで「宝拾い」してきてはどうですか?」

あまりにも落ち着かない私に一社員がそう提案してきので

「そうですね。今日はまだ行っていませんでしたね」


宝拾い。いつの間にそう呼ばれていますが、ダンジョンでのゴミ拾いです。

ほぼ、私の日課

手短な「まるい」か「みつこし」か「4ぷら」もしくは地下歩道を歩き、ゴミ捨て場をきれいにする作業です。これが以外なほど有益なものが捨てられていることが多く、社長としてもやめられない趣味。。もとい作業です。


移動式マジックバックを転がし、ダンジョン内を歩きます。

時折、下賤なモンスターがでますが、私の魔法で一撃です。

今日もいいものが拾えました。

冒険者センターに申請しお宝を引き取り会社に戻ります。


そしていよいよ面接の時間

ドアがノックをされ入ってきたのは、、、

足が不自由、目も見えない、彼でした。

しかし、洋裁学校では優秀な成績を収め、わが社を第一希望として就職したいと言ってくれています。


足も目もヒューマノイドの部品を補助具としており健常者とほぼ変わりません。

緊張したおももちで私の前まで来ます。

「モナチューです。本日はよろしくお願いいたします」

ぺこりと90度のお辞儀


おもわず「お久しぶりです」と言いそうになるのをこらえ席に座るよう促しました。

志望動機や弊社での今後何をやっていきたいかなど話をすすめますが、私はそれどころではありません。

目の前にいるのは彼なのですから。

私に裁縫を教え

ゴミの価値を教え

そして、生命の種になるべく旅立っていった、かけがえのない友人


「志望動機は、博物館で見た、貴方の作品をみて、とても感激したのです。

 本日はご本人にお会いできて本当にうれしいです。また・・・・」


私は心の中で、いや、それつくったの君だから、と突っ込みをいれてしまいそうです。

リタにつくった服。あなたが初めて作った服ですよ・・・と。


あっという間に面接は終わり。

私はじっくりと彼をみました。

今 私は「鑑定」「監視」「見守る者」のスキル保持者です


■ モナチュー(藤堂平助の魂保持者)

魂の欠損がそのまま身体へと影響がでているが、聴力は回復


このままいけば、何世代か転生すれば元の魂へと戻ることでしょう。

そのため。。。だけではありませんが、私は黄金の身体を持ち、次元を超えることができる存在ですから

それまで、彼に裁縫を教え、ゴミの価値を教え ともに共有できればと思います。

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