閑話 やっちまった~
「解析が終わるまで私には何もできません。
お二人も休んでください。
この施設は避難施設ですので、安全だけは保証します。」
アウリがクリスタルを解析している間
俺ともっさんは辺りを探索してみることにした。
無数の透明半球がある部屋のほかにも小さい部屋がいくつかと大部屋が一つ
大部屋には何も入っていない冷蔵庫と台所っぽいものとオレンジ色の四角い機械がありボタンがいくつかついていた。
「食料があるって言ってたけど、全然ねぇなぁ」
たしかにそれらしきものは全くない。
あやしいのは大部屋にあった四角い箱。
試しに1つのボタンを押してみた。
ガタン!という音が内部からして、ボタンの横に数字が出てくる。
数字はひとつづつ減ってゆき0になると
「チン」
と、音がして自動でトレイが出てきた。
触ってみると熱い。
服で手をカバーしながら取り出す。
箱を開けると湯気とともに香ばしいいい匂いがする。
なんだか丸くて茶色いものが6個入っている。
「なんか、いいにおいだな。。。いただきま~す。」
もっさんが一口食べる。
「……うまっ!!」
そこから二人の暴走が始まった。
他のボタンも全部押す。
平べったいソースのかかったもの。
魚の形をした甘いもの。
黒く光る麺。
三角形の香ばしい焼き物。
パンに肉を挟んだもの。
どれも信じられないほど美味かった。
なんだこれ?
おまけに風呂場っぽいものも発見した。
蛇口のようなところをひねるとお湯がでてくる。
俺はマジックボックスから清掃用具を取り出すと風呂釜を掃除した。
お湯をはり、モッさんとともに風呂を堪能する。
さすがにタオル類はなかったが、持参していたもので何とかした。
ついでに残り湯で洗濯もしておく。
食うものを食って風呂に入ると急に眠気が襲ってきた
もっさんも同じように見える。
今日はとにかくいろいろありすぎた。
球体の中を触ると、ぷにぷにとして適度にあたたかく寝ごごちがよさそうだった。
入ってみると、ちょうどよいサイズ感であっという間に眠ってしまった。。。
翌朝
アウリを見に行く。
昨日と同じで動きがない。
もっさんと朝ごはんを食べながら、どうやってあのダンジョンコアに近づいて修復するかを話し合う
結論としては出なかった
もっさんのEMCではとても変換しきれる量のエネルギー量ではないこと。
俺達が生身で向かっても、すぐにすりつぶされてしまうこと。
持ってきたクリスタル布にエネルギー防御になる刺繍を施しで身を隠しながら近づくとかも考えたが、刺繍は切れると効果がなくなる。
俺は「監視」スキルにも今後どうするかをなげかけた。現時点では返事がない
八方ふさがりのまま、気晴らしにまた探索をすることにした。
すると周辺のガレージのようなものの中に段ボールがたくさん入っており、どうやらその中身は冷凍肉のようだった。取り出してみると刺しの入ったうまそうな肉だった。
解凍して台所にあったフライパンで焼いてみる。
口に入れた瞬間溶けてなくなる肉。
2人はフライパンの前で無言になり、そのまますごい勢いで平らげた。
はっ!と気が付き、例のオレンジの箱から三角形の香ばしいものを取り出し、肉と食う。
「・・・・んんんんんんまーーーーい!!!」
「び、ビール、、、酒、、酒がなぜないんだ?!」
今日も晩餐だけはすすんだ
これぐらいの精神状態じゃないと死ぬ目になんてあえなさそうです




