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冒険者になれなかった俺はダンジョン清掃員になったが、本当に価値があるのはゴミの方でした  作者: DLW


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第10話 最後の清掃 その5

アウリが動かなくなって3日ほどたった。

俺ともっさんは最初は見知らぬ場所への興味でいろいろやらかしたが、今は俺のモニターの前でダンジョンコア攻略を練っている。

「監視」先でも、あのダンジョンコアの画像から現在の状態を分析してた

『画像から分析した結果、現在のダンジョンコアは不要物の吸収のみが行われており、コア自体にためこまれている状態です。しかも正規の排出口ではなくコアのどこかに別の排出口ができており排出されているエネルギー自体もでたらめになっています。』

モニターに図がでてくる。


『これをもとに戻す為には、一度コア内部に入り修繕する必要があります。。。が。。。。ここまでエネルギーがでたらめな状態では、提供したEMCでは無理です。まして生身のあなた方は近づくことすらできない。しかも我々でも、、、、』


「監視」さんはつづける

『現状では別出口から内部エネルギーが排出されているとはいえ、コア自体の吸収率は100%以上を超えています。風船が空気をいれるぎると爆発するように、現在別の出口となっている排出口が誘導となって・・・爆発だけでおさまればよいですが、爆発の反動で別の吸収が起こり2~3次元を巻き込むとやっかいなことになります。いわゆるブラックホールの最悪版です。』


「・・・じゃあ、せっかくここまで来たのになにもできない・・ってことなのか?」

『・・・我々の力を終結しても、そのエネルギーに耐える防御服もしくは準ずるものにかかる時間は相当かかります。ましてや、貴方の次元とは100年もの差がある。』


沈黙


「……では、やはり我々で対処するしかありませんね」

「アウリ!」


三日ぶりにアウリがゆっくりと立ち上がる。

表情はヒューマノイドなので変わらないがその声にはわずかな迷いが混じっていた。

「解析は完了しました。現状を打開する方法は、一つだけ存在します。ですが、その方法は、お二人の人生を根本から変えてしまいます。」

一拍置いて、アウリは静かに口を開く。


「藤堂さん、轟さん。──貴方方、『人間』を辞めていただけないでしょうか。」


唖然としているとアウリはつづけた

「解析していたクリスタル片ですが、現在この中には約1200人分の人格情報のデーターが収納されています。

容量の関係で私はこのクリスタル片へはいけませんが、貴方方2人程度ならなんとか行けます。

人間としての存在からデーターとしての情報体となってクリスタル片に入ってほしいです。」


は?


「人格情報となれば、肉体という制約を受けません。高エネルギー環境でも活動できる可能性があります。。。。しかし結果的にはこのプロジェクト当初にお話しした『生きて』戻ることはできなくなりますが。。。。」



「……なんか昔のゲームみてぇだな。」

もっさんがつぶやく


「『ニンゲンヤメマスカ?』って?。」

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