表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
冒険者になれなかった俺はダンジョン清掃員になったが、本当に価値があるのはゴミの方でした  作者: DLW


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
33/54

第8話 価値は誰が決める その1

今日は「まつくすばりゆ」にてお仕事。この「まつくすばりゆ」は札幌市内に多く点在し、比較的小規模ダンジョンとして知られている。ほかにも「びっく」や「こーぷ」といったものもある。大体地上から1~2階の規模で、低ランクの冒険者でも入ることができる場となっている。ちなみに本州では「らいふ」や「ろぴあ」といった各地さまざまな名前で呼ばれている。

エントランス入り口のゴミを回収後、勝手に起動する目の前のモニターに点在する黄色い点を目安に着実にゴミを拾う。

今日拾うゴミは、どう見ても今の人類が捨てたものばかりだ。

俺は昨日のあの場での話をまた思い出す。

あまりにも壮大な話にただただ黙って聞いているしかなかった話



アウリは俺たちが存在しているこの星が他の世界・星からの「ゴミ捨て場」と言ったのだ。

俺たちは驚きのあまり茫然としていたが構わず話をつづける。

「あちらの世界ではゴミですが、こちらの世界では有益な資源として活用されている様子なので、おおむねあちらの世界の方々が考えた想定内で事は進んでいたはずです。が・・・

今回問題となっているのは、あなた方の世界時間で起こった20年まえの「災厄」です。」

その場にいた人達は顔を青ざめる。

誰もが経験した「災厄」

今この場にいる人達は幼い故、そこまで記憶に鮮明には残っていないのだが、だれでも知っている大惨事だ。


「あなた方の世界とそれ以外の世界を一部つなげている状態ですが、その状態に不具合が起こっているんです。最初はごく小さな不具合でした。しかし長い年月をかけて蓄積し、二十年前、最初の暴走として現れました。ですが、その暴走でも歪みは解消されませんでした。そして今もなお歪みは蓄積し続けています。」

しばらく間をおいて

「それが近々、別の災害として起こりそう・・・ということです。」

静まり返る部屋

「あの・・・」

最初に俺ともっさんの状況を説明してくれた女性が声を上げる

「その・・・別の世界の方がこちらに勝手に「つなげている?」状況でしたら、別の世界の方々で解決できない話ではないのでしょうか?」

「君たちからすれば、発達した世界、高度な技術で解決できるのでは?ということだと思うのだけど、正直にいうと、彼らはそういう不具合を想定していなかった。というのが返答になるね。私の見立てだと。向こうからは一方的に接続できる。しかし、こちら側で起きた現象を自由に観測したり、物理的に修復したりする術は持っていない。」

はぁ?勝手につなげておいて、何かあっても対応できない。。。

俺は軽く・・・どころか怒りが湧いてきた。そのどっかの奴らが自分たちで処理できないゴミを押し付けてきたせいで、あんなことが・・・・

「まだ、話の続きあるんだけどいいかな?」


「まぁ簡単な説明だけど、こういうわけで君たちの星は近々、20年前の「災厄」以上の大規模な「大災厄」ということがほぼ100%で起こる・・・ことになっている。しかもこの「大災厄」はこの世界だけではなく、この世界につながっている他の世界にも波及する規模という試算もでている。

なので彼らも躍起になって改善策を考えているというわけ。」

「・・・・アウリがここに居るのもその別世界の誰かたちの差し金?ってこと。」

平助が怒りを込めた声で言う。

「私がここにいるのは興味・・・というと神経を逆なでしそうですね。

 他の世界にこうして次元を移動できる手段は今のところありませんので、直接干渉できるすべはありません。私はあなた方とはまったく違うところから、一部だけを転送して存在しています。ただ、藤堂さんが提供してくれたあのクリスタルのおかげで、今回の事と次第をみなさんにお伝えできる。と申し上げればよいでしょうか」






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ