第1話 価値ゼロ判定その3
「あ、新しいスキル・・・・?」
成人の儀以外でスキルが出てくることなんて、スキルブックやスキルスクロールを読む、または高位の伝道者から学ぶ・・・ぐらいしか知らない。
「いや、、おれ仕事として清掃しているだけなんだけど・・・」
『・・・そうかしら?・・・フフッ』
あたりをきょろきょろ見回してみても誰もいない。
しばらく茫然としていたが、とにかく新しいスキルをもらったらしい。
でもどうやって使うんだ?
「鑑定みたく使えばいいのかな?」
わざわざ声に出さないけど普段鑑定する感じでオートマッピングを意識してみると・・・
目の前に別モニターの画面が出てきた。
中心に赤い点とある程度の空間。おそらく今俺がいる女神広場だと思う。
周辺にはところどころに動かない黄色い点が存在している
ちなみに俺のすぐ横にも黄色い点がある。
近くへ行くと、冒険者の誰かが放置した紙ごみが置かれていた。
どうやらこの点はゴミっぽい。
先ほどいた神社ちかくにも黄色い点が集まっている。
おそらく収集場だろう。
「ゴミの位置がわかるのか?」
早速周辺の黄色い点を散策したところ、ほぼ放置されたゴミを見つけた。
おれはゴミをもったまま茫然とした。
今まで気をつかって探していたゴミが、目の前の地図で的確に存在を認識できる。
もしかして効率よく清掃できるのか?!
俺は感極まり、その場でひざまづき、天に向かって礼を述べた
「どなたか知りませんが、ありがとうございます!!!!!」
こうしてしばらく俺はゴミ拾いに没頭した。あらかた黄色い点をなくしたところで
気が付くと、いつの間にかマップの端に青い光が出ていた。
「青い・・光?」
残念なところ、俺は戦闘能力が皆無なのと、チキンな性格なので、比較的安全と思われる経路と
仕事上関係のある個所以外にはまったく移動せずにいるのだ。
今、青い点が示されている箇所は初めて行く場所。
一瞬 このまま行こうか?とおもったが、先ほど2Fでの初心者冒険者の体たらくを思い出す。
「だ、だめだ、装備もないうえに、何も準備していない。・・・くっそ~気になるけど今は
無理だ」
ものすごい心惹かれる気持ちを制し、俺はエレベーターに戻り4を押した。
4階は岩肌が目立つフロアだ。
エレベーター付近に設置したゴミ箱からゴミを回収。
いつものように「鑑定」をすると。。。。。
■
装備品 風のマフラー
機敏性 +3%
現在の状態 損傷により装着不可
修繕方法 木綿糸にて修復の場合 機敏性- -2%
ダンジョンくもの糸で修復の場合 機敏性+10%
俺は目を疑った
今までは
■ マフラー
■ 首に装備できる
■ 装備によるステータス変更有
ぐらいしかわからなかったのだ。
「・・・・・・あ!もしかしてさっきのもらったスキル?」
なんか、鑑定 極とか表示されていたような・・・・




