第1話 価値ゼロ判定その2
エレベーターに乗り3Fフロアーにやってきた。
ここは木々が鬱蒼とした森のフロアー
整備した石畳みの道をすすむ。
しばらくすると道が開け、広場に出る。ここには中央に小さな池があり女神のような像が立っている。
安全地帯ではないが、冒険者の一時休憩所として使われていることがおおい。
俺はいつもどおり女神像にぺこりと会釈し、設置したゴミ箱のゴミを回収、あたりを清掃する。
樹木も多く、草もあるので、人によっては不用品捨て場以外に放置する奴が多いフロアーなのだ。
「鑑定」で確認しつつ周辺の不要物を回収する。
「お、ラッキー♪」
100円落ちてた。ポケットに収納する。あとで管理センターにだそっと
金品に関しては会社は本人にまかせており、また管理センターに預けて半年たてば所有者不明とのことで拾得者に帰属することとなっているが、多くの人はそのまま・・・という話も聞くが、たかか小銭、されど小銭。俺は1週間に集めた金品に関しては管理センターへ申し出ている。落とした本人もよほどのことがなければ現れず、時間が立てば、過去の届け出の金品をありがたく俺は頂いている。
「さて次の収集にいくか」
このフロアーには2か所破棄場がある。1箇所は今いる女神像の広場
のこりはさらに奥の神社前である。なぜか小さな祠があり、お地蔵様とよこに手水場がある。
神社に到着し俺はいつもどおり祠に手を合わせる。
神社の破棄場は今日はあまり収集物はなかった。
マジックゴミ箱からバケツを取り出すと、手水場から少し水を分けていただく。
タオルを取り出し、濡らした後、お地蔵様を拭き、祠全体もざっと掃除する。
ついでにお手製の赤いべべを取替終了。
これは完全に俺の趣味でやっていること。
本当はお供え物も供えたいが、モンスターがよってくると大変なので我慢している。
もう一度手を合わせ、キャスターを押しつつ来た道をもどる。
女神像の広場へともどってきた、池のふちで靴をぬぎ、おもむろに池にはいる。
この池は浅い。ここでも先ほど神社で頂いた手水でもってきた新しいタオルを濡らし
今度は女神像を拭いてゆく。
俺は正直いうと、いつもこの行為だけすっごくドキドキするのだ。
どういう仕組みかわからないが女神像は俺がこのダンジョンに来て4年もたつのに
まったくといって劣化してしないし、女神さまは結構豊満で・・・・・。
周りには休憩している冒険者もいるので、何食わぬ顔をして「俺清掃員です」という
言わない自己主張をしつつ作業をすすめる。
一通りの作業を終了し、時間も昼すぎなので俺も女神広場で休憩することとした。
草はらに腰を下ろし、手持ちの水筒からお茶を飲む。
付近にいた冒険者が持参していたペットボトルを放置してそのままいなくなっていった。
「・・・・・」
俺は無言でペットボトルを拾いマジックごみ箱へいれると。
『おめでとうございます!あなたのダンジョンでの清掃という功績を称えます』
俺の脳に直接響く声
「え?」
『このダンジョンを清掃したお礼に次ぎのスキルを差し上げます』
声は勝手に脳内で話す
目の前にウインドウのような枠があらわれた
『以下の能力を進呈します。
オートマッピング
鑑定 極
進呈した能力を生かし、ひきつづき環境保全の為 尽力いただけること祈ります』




