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冒険者になれなかった俺はダンジョン清掃員になったが、本当に価値があるのはゴミの方でした  作者: DLW


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第6話 黄金騎士 その3

アウリは今にも俺に襲い掛からんとする女の子を見ながら

「さしずめ・・・『店長おすすめ 二十四年もの初物 御膳』?いや、『初回限定セット』あたりが良いでしょうか?」

「おいおいおいおいおい!!!ぼーっと見てないで!!てたすけ!!じゃないたすけて!!」

「あら?初めてなの?じゃあお赤飯炊かなくちゃね♪」

「彼女はサッキュバスなので、安心して身を任せてよいですよ」

「はぁ?!おい、冗談じゃ・・・」

「じゃ、いただきま~~~す♪」


時は流れ


「ふぅ~~~~。久しぶりのごはん・・・・・おいしかった~」

「ご満足いただいたようでなによりです。」


俺は木の幹でぼんやりと空を見ていた。。。。。。

「おい・・・てめぇ。この責任どうとってくれるんだよ・・・・」

つい、粗い口調になってしまった。アウリは俺を見ながら

「はい。ご希望であれば全責任を取らせていただきますよ。」

「・・・・・は?」

「ですから、私でよければ貴方のおっしゃる「責任」を取らせていただくと言っているのです」

アウリはその無表情の顔で言う

「そうですね。。金銭的なものでしょうか?それとも今後の生活における心身の置き所とか?もしくは心のケアとか?なんにせよ貴方の身体の生命維持が尽きるまでとことんお相手することは可能ですよ」


・・・・俺はある意味ハメられたのだろうか?

「・・・・いや、ちょっとひとりにしてほしい・・・」

「わかりました。またお声がけください。

 さてサッキュバスさん。ちょっといいでしょうか?」


アウリはサッキュバスに向き直る。

「あら?なにかした?」

先ほどよりふっくらと健康そうな顔をした彼女。

アウリは耳元に近寄りこっそりとささやく

「貴方に今後もこうした定食を定期的に提供できるとしたら、ぜひ我々に協力いただきたいのですがいかがでしょうか?」

「・・・あら?良い話ね。一体私に何をさせたいかはわかりかねるけど。。。定期的にごはんが頂けるのは助かるわ。だってここ、めったに人こないんですもの」

「それは承知いただけたということでよいのでしょうか」

「いいわ~。できれば当面は『彼』の定食を希望するわ」

「・・・以外ですね。ずいぶんとお気に召した様子で・・・」

「できれば骨の髄までしゃぶりつくしたいと思って・・・♪」

「・・それはご勘弁いただきたい。できれば心身共に「人間」を保っていただきたいので、そこそこで妥協をお願いしたい次第です」

「あら?以外ね。ここに連れてくるぐらいだから使い捨てだと思ったわ」

「私の身体では貴方を説得することも、おなかを満たすこともできませんからね。」


悪い顔をして俺を見る2人。。。。

なにこそこそ喋ってんだよ・・・・・。


「藤堂さん。そろそろ戻りましょう。立てますよね。」

「・・・・立てるけど、どうすんだよ、俺こんな格好じゃ帰れねぇよ」

「部下に着替えを用意させます。」


エレベーターの扉で、ピンクの髪の彼女がとてもいい笑顔で手を振ってきた。

「ごちそうさま!!またね!!」


またね!ってどういうことっ!!

アウリを見る

「ああ、先ほど彼女とお話させていただいたのですが。。。実は藤堂さんにお願いしたいことがございます。彼女に服を作っていただけませんか?」

「・・・・は?服?」

「そうです。素材はこちらで用意いたします。採寸とかあると思いますので彼女の元へは定期的に通いになります。もちろん私も同行いたしますので、ダンジョン内でのご心配事に関しては気になさらなくて結構です。もちろん今回の清掃作業の給与以外にも報酬はお支払いいたします」




ほかにも定食名としては『ピュアボーイ定食』とか『未開封スペシャル』とかあったんですが、あまり露骨なのもいやだったのでこうなりました

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