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第3話 Re;レッツオーブクッキング! その3

喫茶店で見知らぬ女性と向かい合って座る。

これがデートとかだったら甘酸っぱい気持ちになるんだろうけど、そうじゃない。

なんかすっごい気まずいんですが。。。。

「あの・・」二人同時に声を発する。

「なななな、なんでしょうか?」

「あのマフラーですけど。修理だけしただけなんですか?」


この子率直すぎる。

「そうですね・・・直しただけです」

「・・・・清掃員さんは「鑑定」持ちですよね?では、修理後のあのマフラーについては知っていたということでしょうか?」

いやいやいや、ド素直すぎるでしょ!!

「あんまり詳しく言いたくないんですが、伝え忘れていた私も悪いので正直に話しますが、知っていましたよ」

「・・・・・清掃員さん・・あなた「ウィザード」ですか?」


「ウィザード」この世界では「魔法」を扱える人は全世界で数パーセントしかいない。


「へぁ!?いやいやいや、そんな大それた人じゃないっすよ」

もし、そうだとしたら清掃員なんかやってないって!!

「でも、そうじゃなきゃ説明つかないんですけど、修理をしたら元の性能よりも上回る性能をあのマフラーが有しているなんて・・・・」

「・・・・誰にも言わないでほしいんですが、修理したら性能が上がったんです。ただそれだけです」

「・・・は?普通は壊れた装備品は修理しても実用性しかないと思っていましたが。」

「なんていっていいかわかりませんが、「適切な方法」で修理すると場合によっては元の性能のよりも高い性能が付いたり、別途性能が増えたりするようです・・・・」

俺は後半消え入りそうな小声になりながら説明した。

しばらく無言がつづく。


あ、俺、絶対「変な人」認定になった?

うわわ、ど、どうしよう。

向かえに座る彼女は、一口飲み物を飲むと、深くため息をついた。

「そうなんですね。。。。私も、疑っておりましたし、正直信じがたいですがあのマフラーというものがある限り貴方のおっしゃることを信じますわ。」

「・・・信じてくれてありがとうございます。何度も言ってしまうかもしれませんが、他の人には言わないでほしいです。・・・説明もしたし、もういいっすよね」

席を立とうとすると、制する彼女

「あなたは、適切な修理をすれば、とおっしゃいましたわよね。」

ごくり

「では、貴方は適切な修理方法がわかるということですよね。」


あ、俺やっちまった。

「・・・・・・・そうです。わかります。

 あ、でも俺が直せるものは布製品だけです。たぶん他の物については修理方法がわかっても俺は知識・・といっていいのかな技術?がないから無理です。」

しばらく無言の後

「あなたに直してほしいものがあります」

彼女はカバンから1枚のハンカチを取り出した。端が少しほころんでいる。

かなり古いもののようだ。

「いかがですか?もし受けていただけましたら、今度はきちんと修理代金をお支払いします」


そのとき、いつものモニター画面がでてくる

■ハンケチーフ

性能 なし

一般的な手を拭く等に使用できるもの

修繕可能だが、使用範囲は修繕後も変わらない

修理方法 木綿糸またはミシン糸での補修


またしても俺はやらかしてしまう

「修理してもいいですが、普通のハンカチ以上にはなりませんよ?」

彼女は目を見開いて俺を見る。

え??俺なんか変なこと言った?

「・・・なぜ、普通のハンカチにしかならないんでしょうか?それをこの場で即答できるのはどうして?」


・・・・・・・

やっちまった~~~~~~





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