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第3話 Re;レッツオーブクッキング! その2

ゴブリンが鼻をひくひくとさせながら近づいてくる。

も、もうダメ・・・・


その時、連絡通路の「いちじょうかん」のほうから

『-キーキキッキキキー!!!』

別のゴブリンの鳴き声がした。

本当に寸前のところまで迫っていたゴブリンはその声に振り向き。

何事もなかったのように「いちじょうかん」へ走り出した。


しばらく様子をみていたが、ゴブリンが戻ってくる様子はない。

「た、たすかった~」

ゴブリンの知能は成人でも人間でいうと5歳~6歳程度らしいと研修で教わっていた。

なので単純思考で興味のあることに集中しやすいらしい。

そのおかげで命拾いした。


俺は急いで「まるい」側に戻り、安全地帯で胸をなでおろす。

久々にビビったな。

落ち着いてきたので、小型タブレットにゴブリンの集団のことを記入し送信した。

連絡通路側からは「いちじょうかん」には行けないので、時間はかかるが一度1Fにもどり地上を移動してむかうこととした。


無事に「いちじょうかん」エントランスへ到着

ゴミの回収をしていると。

「あの。今よろしいでしょうか?」

昨日のマフラーの持ち主の女性が話しかけてくる。

・・・・・うわっ・・・一難去ってまた一難?

「し、仕事中なので、あまり時間がかからなければ・・・」

「わかりました。単刀直入に申し上げますと、お仕事の後お時間いただくことできませんか?」

「・・・・話したい事ってマフラーの事・・ですよね?」

もう逃れられないと思って、自分から話を振ってみた。

「はい。できれば詳しくお話を伺えればと思いまして、叔父様・・あ、いえ、貴方の会社へ連絡して本日こちらで勤務していることを教えていただきました。」

女性は鋭い目でこちらを見ている。


コンプライアンスどうなってんだよ、、、、と職場にあきれながら、業務の終了時間を教えた。

「わかりました。たしか会社のお近くにトトールがあったと思いますので、そこでお待ちしてもよいでしょうか?」

「右角のトトールかな?・・わかりました。」

では・・と女性は会釈をして離れていく。

ああ・・・またもや生きた心地がしない!!!いやいや気持ちを切り替えて今は業務に集中しよう。

そのときゴミ箱からぽろりと丸い物体がでてくる。

スキルオーブ


■スキルオーブ(使用済み)

塩水に24時間付けたのち再充填可能


・・・よっしゃ~。悪いこともあればうれしいこともある!


「いちじょうかん」は2Fは「まるい」と違い、廃墟風となっている。

エレベーター入り口付近のゴミ箱を整理していると布切れが捨てられていた。


■布切れ

 加工可能

 推奨加工 刺繍(木綿糸・クモ糸・シルク)

 効果 図案による


こんなものまで、加工できるのかよ。今までボロ布だと思って破棄してた。。。。

業務終了時に布とスキルオーブを買取にだし、買取額200円を天引きしてもらった。


はぁ、、気が重い。

のろのろと会社近くのトトールへ向かう。

あきらめてくれないかな~などと思ったが、やっぱり居るよね~

「お待たせしました。」

「いえ、こちらこそお手間を取らせてしまい申し訳ありません。」

      




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