第3話 Re;レッツオーブクッキング! その1
マフラーの件は無事?に片付き、岐路につく。
他人に声をかけるほどの物だった様子だから持ち主に帰ってよかったと思おう。
ふと。。。。あ、そういえばなんか直しちゃった時にやらかしていた気が・・・・。
・・・・・・
しらない、しらない、しらな~い~
相輪館の自室にたどりつき、スキルオーブどうなったかな~とマグカップをみると、スキルオーブはいなかった。
「はえっ?!」
透明な液体だけがカップには残っている。えっ・・どろぼう・・・
その時、いつものモニター画面がでてきた。
■液体(オーブ溶解)
オーブの再使用化 失敗!
液体の使用推奨 植物への栄養補助
・・・・溶けちゃったのね。しかも溶けた液は別用途で利用できるんだ。
俺は窓辺で育てているネギの根っこに注いだ。
「おおきくなれよ~」
まさか、この一言があんなことになるなんて。後に俺は大変な目にあう。
また今度スキルオーブの空を拾うまで実験はおあずけだな。
あ、でも、申請だけ出しとけば他の人が拾ったやつ買えたりするのかな?
明日窓口できいてみるか。
翌日
一応、ネギを確認。特に変化は見られない。
栄養って言っても、微々たるものなのかな・・・
俺はそのまま仕事に向かった
本日も「まるい」なのだか、どうやら人員不足で5Fから連絡通路をとおって隣の「まるい いちじょうかん」でも作業してほしいとの依頼が上がっていた。残業になるがいいか?とのこと。
スキルオーブの件もあるので、即座に了承。
5Fまでは清掃以外にきになる場所もなく、素早く作業を終え、連絡通路をキャスター付きゴミ箱を押しながら進んでいた。その時、腰に下げている対魔物ビーコンが反応した。
俺は通路端に寄り、すぐにゴミ箱のステルスモードボタンを押す。
これはゴミ箱を回りの風景に溶け込ませるとともに、ゴミ箱に隣接している物や人にも同じ効果を発揮しするという優れ機能。
ただ、風景に溶け込んでいるだけなので、においや音は普通に漏れる。
俺は息を押し殺しながら隠れている。そこへ棍棒らしきものを持った腹が異常に膨れ、緑色の皮膚の子供みたいな者が現れた。ゴブリンだ。
5Fなので居てもおかしくないが、どうやら群れの様子。このまま大規模集団に発生するとまずそうなので帰ったら報告するか。と考えていた時、最後尾にいたゴブリンが何かに気づいてきょろきょろし始めた。
まずい・・
俺は口を手でふさぎ、息の音やにおいをさせないようにゆっくりと呼吸をする。
ゴブリンが回りを探るよう、自分へと近づいてくる。
やばい、ばれそう!!し、心臓の音、しずまれ・・・っ




