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学園転移~人狼になった俺の異世界生活~  作者: 蜜柑【オレンジ】
二章 蜘蛛と山羊と始まりと
29/52

引っ越し(先)は、〇〇 1

ガサガサ


「プゴ!」

「あっ、イノ「ドパンッ!」「プギャ!!」シシ・・・」


現れたイノシシが、破裂音とともに倒れる


早・・・






俺たちは今、巨大樹の森にきていた

そして先程のように、巨大イノシシ・・・グランドボアが時折現れているのだが、出会ってすぐに倒されている。


犯人は俺の背中


「クレア・・、せめて言い切らせ「んふふふふ♪」・・・、だめだ、聞いてない」


クレアである。


その手には、俺の二丁の魔銃『雷電』と『氷河』(識別をつけるために名前をつけた)を持っている。


俺は、その二丁の魔銃をクレアに渡し、現在、巨狼の姿で森の中を歩いていた。


もちろん四足歩行で背中にクレアとサクラ、モミジの三人を乗せている、そのためクレアに一切の戦闘を任せているのだが・・・。


クレアは魔銃で敵を倒すのにはまったらしく、先程から獲物(モンスター)が現れたらすぐさま撃ち倒していた。

しかも現在魔銃に頬ずりしながら楽しそうな顔をして。


てか、銃に頬ずりする女って・・・。

クレア、周りを見ろ、サクラとモミジが引いて・・・、いないな。


クレアの手元にいる二人は、クレアの奇行を不思議そうな顔をするだけで、特に気にしていなかった。





ちなみにクレアの魔銃の命中精度が俺より上だったのは地味にショックだった、 またか・・・。











そんな風に、また、遠い目をしていると、背中にいるクレアが俺の背中をポンポンとたたきながら言った


「あっ、ヤシロ! 血抜き 血抜き! お肉が堅くなっちゃう!」

「あうあ! あうあ!」

「きゃうあ! うあ!」

「はい、はい」


背中にいる三人に急かされ、俺はグランドボアの血抜きに取りかかろうとした。


「あの、」

「ん?」


後ろから、不意に声がかけられ振り向いてみる。

そこには、黒い毛皮の山羊人、ノアがいた。


ノアは、俺を見ながら小さく手を上げ


「手、伝い、ま、しょ、うか?」


途切れ途切れの言葉でそういった


「おお、助かる」


そう言って俺はグランドボアの血抜きを始めた








血抜きは簡単、最初クレアにグランドボアを逆さまに吊してもらう。

その後はそのグランドボアの首を


「え、い!」  スパンッ!!


切り落とす。

血が全部抜け落ちたところで、内蔵を取り出し


ピキッ!! パキッ!!!


氷で氷付けにする


これで良し! 後はマジックバックに入れて終了


ちなみにこの作業もう何回しているか分からない







「ノア、ありがとな」


そう言いながら俺はノアの方に礼を言う。

しかし、ノアは両手を左右に振りながら、慌ててこう言った。


「い、いえ! こ、ちら、こそ、私たち(・・・)、の、ために、道、案内、を、して、もらって、いる、ので、 お、礼を、言うの、は、こち、ら、の方、で・・・・」


慌てているためか、滅茶苦茶な言動になりながらもそう言うノア

俯いているため顔は見えないが、耳が赤くなってないか?


そしてクレア、何でそんな同族を見るような目をノアに向けているんだ?



一方その後ろでは


「メエア メー(若いわねー)」

「メ、メエアメー・・ヴェ!(ゆ、ゆるさんぞー・・ぐえ!)」


姐さんが何か生易しい視線を向けていた。

ちなみにボスは顔面ボコボコになりながらも恨みのこもったような視線を向けては、隣にいる姐さんに殴られている。


痛そ。







そしてボスと姐さんの後ろには、草原にいた山羊達全頭がついてきていた。


なぜこうなったか、俺は先程のやりとりを思い出していた。











▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲




ボスは、群れ全体で話し合った結論を俺に言ってきた


「メ、メエア メー メエア(群れ全体で話し合って決めた、俺たちはこの草原を出る)」


どうやら、この場所を捨てて新しい場所に住処を移すことになったらしい。

まあ、そうだろうな。きれいになったとはいえ、血で汚れた場所だからな。


「そうか、いつここを出るんだ?」

「メエオ!(今からだ!)」

「今から?!」


驚く俺を無視し、群れの方に向き直るボス。

引っ越しということであって騒がしくなる山羊達。


だが、俺は気になったことがあったので、ボスに質問してみた。


「行くあて、あるのか?」


その一言に、先程まで騒がしかった山羊達が一斉に静かになった。

成る程、ノープランか。


「メ、メエメ メエア(な、なんとかなるだろう)」

「行く当ても決めずに決めたのかよ」


もうちょっと考えろよな、ボス。

それに


「子供をつれて長旅は難しいだろ」


先程まで、サクラとモミジとじゃれて遊んでいた子山羊達、小さい子は生後一週間もないであろう子山羊もいる。

そんな子達を連れての移動はかなり厳しいと思う。


ボスもそれを分かったのか、苦しげに答える


「メエア、メ メエア(分かっている、だが しかし)」

「あのな、少しは考えろよな」


俺はボスの言葉にかぶせるように言う


「このまま移動しても、どこに行けば分からないなら、群れの若いの使って候補探したりすればいいだろう。」

「メエ・・・(だが・・・)」


まあその候補も、いつみつかるか分からないし、それまでこの草原にとどまってても、いつ他の肉食獣が来るか分からない、そんな状態じゃあまず無理だろうけど。


ああ、もう面倒くさい。


「あれだったら、俺が引っ越す先に来るか?」


その言葉に顔を上げるボス。

その目は「いいのか?」という目であった


「別にいいぞ、クレアもいいか?」

「いいけど、引っ越し先、見つかったの?」

「この前、一人で出たときにな、いい場所見つけたんだ」




実は引っ越し話は前からあった。

クレア達が、俺が寝床にしている洞窟に来てから、洞窟内が手狭になったので、どこかいい場所がないかと探していた時、その場所を見つけたのである。

まあ、あの洞窟雨が降ったら浸水するし、湿気が凄いからどちらにせよ出ようと思ってたし。ちょうどいいからこの際今引っ越ししようと思った。







▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲





その後は、ボスが群れの山羊達に事情を話したり。

黒山羊人のノアさんがお礼を言いにきたり、さん付けでいうのをやめてくださいとお願いされたり、呼び捨てにしたら今度はボスが絡んできたり、そのボスが姐さんに蹴り倒されたり。


まあいろいろあった。



そして現在移動中、ちなみに目的の場所はこの巨大樹の森の奥なので、まだまだ歩く。


まあ俺一人だったらすぐにつくが、今回は山羊達、しかも子山羊達もいるのでゆっくり慎重に森の中を進んでいった。







そして半日後、俺たちは目的の場所についた

そこは

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