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学園転移~人狼になった俺の異世界生活~  作者: 蜜柑【オレンジ】
二章 蜘蛛と山羊と始まりと
26/52

熊VS狼&蜘蛛(ついでに山羊)

先程の殺気を込めた威圧のおかげか、それとも先程まで無残な姿に変えられた仲間の死体のおかげか、先程までうるさかった熊どもがおとなしい


何匹かはこちらに畏怖の視線を向けているため意外とこいつらは弱いのかもしれない


そんなことを思っていると先程抱き留めた大山羊、仮称ボスが苦しそうな声を上げた



「メェェ・・(うぐ・・)」

「ん?ああボス、すまねえ痛かっよな ちょっと待ってくれよ」

「メ? メエエエエ?!(ん? ぎゃああああ?!)」


ヤシロはそういって大山羊、ボスの胴体の傷の上に思いっきり手を置いた


「ああ、すまんすまん、ちょっと我慢してくれ」

「メエエ・・・(あがが・・・)」


半分白目をむき意識が飛びかけているボスにヤシロは〔回復魔術〕をかけた

そして次の瞬間、ボスの傷口がみるみる塞がっていき手をのけた場所には先程まであった傷口が見る影もなく塞がっていた


「メエ・・!(これは・・!)」


ボスの目が驚愕に染まる


「これで良し、しばらく動くなよ、一応治ったとはいえまたあんな大怪我されたら直したかいがないからな」

「メエ・・、メエメ(済まない・・、だがしかし)」

「まあ後は任せてくれ・・・・・、さてと、待たせたな?」


そういってヤシロはこちらに怒りを向けるアシュラグリズリーの方を向いた


他のフォーハンドグリズリー達は先程の威圧に逃げ腰になっていたが、グリズリー達のボスであるアシュラグリズリーがそれを許さなかった、今もヤシロに殺気を向けているグリズリー達はボスを含めて半分もいないみたいだ


「グルルルル・・」

「おいおい、そう怒るなよ・・」

「グアッ・・!」

「怒ってんのはこっちの方だよ」

「グオ?!」


怒りの咆哮をあげようとしたアシュラグリズリー

しかしその咆哮もヤシロが放つ殺気の威圧に妨げられた

そしてヤシロが吠える


「覚悟しろ、熊もどきどもが!」


そして蹂躙が始まった






(sideグリズリー)


俺は最強だ


俺は生まれてこの方負けたことが無かった


俺と同時に生まれた弟、いやもしかしたら兄かもしれないがもう一人の方よりも強かった


俺は生まれて一年もたたず大人も倒せるほどになった


そして俺はそれから一年後には、俺が生まれた森の「王」と呼ばれる老害にも勝った


奴は強かったが俺の方がもっと強かった


そして俺はこの森の「王」となった


王となった俺は様々なことをした


例えば森の獲物を刈り尽くしたり

余所者を問答無用で殺したり

森で一番のメスを抱いたりした


しかし俺は何も満たされなかった


獲物を食い切れないほど刈り尽くしても

どんなに余所者を殺しても

どんなにメスを抱いても

俺の中は満たされなかった


そんな時森の獲物がいなくなった


刈り尽くしたかそれとも逃げたか、どちらにしろこの森から食い物が消えた


俺はこの期に生まれた森を出ることにした


そんな時俺の群れは分裂した


「王」である俺に着いてくるものと、そうでないもの


そうでないものは俺のやり方が「気にくわない」かららしい


「弱者」は奪われ「強者」は奪うそんなことも分からないのか?


俺はこいつらをこの場で殺そうと思ったがやめた


どちらにせよ、食い物の無くなったこの森に残るのだどちらにせよ死ぬだろう


俺はそうして数百匹の群れを率いて新たな餌場を求めた


そして見つけた新たな餌場、前の森よりも豊富な餌と住みやすそうな森、俺達はこの森を住処にすると決めた











だが俺はここで群れの大半を失った





俺は新たな餌場として決めたこの森で餌を食べていた


餌場を奪うべくこの森の「(老害)」を探していた


その道中餌がいたため食べている


数百の群れなのだ、食べる量もかなりある


そうして俺達の休む近くには二十匹は超えるであろう骨の山が出来た


そんな時俺たちはあいつ(・・・)にであった


そいつに俺達は数百の群れの同胞を殺された




そいつは森の中から現れた


そいつは俺達達より大きかったが同じベアーと呼ばれるものであった


そいつは生意気にも俺達に殺気を向けてきた


だから俺達はそいつを狩ろうとし襲い掛かった


数百対一匹、しかも俺の群れはそのほとんどが存在進化(ランクアップ)している

しかも俺はその更に上に存在進化(ランクアップ)していた

俺達の勝ちは決まった





・・・・・そう思っていた


しかし現実は違った


俺達は目の前のベアーに数百の群れを殺された


そのベアーは襲い掛かる俺達に驚くこともなくその腕を振り上げ


ヒュオ!!


そんな風切り音と共に腕を振り下ろした


ただそれだけのはずなのに





仲間が吹き飛んだ


吹き飛んだものたちは皆一様、体の一部が吹き飛び地面に落ちた、吹き飛んだ仲間のその目には最早生気が無かった


だがそれだけでは終わらなかった


ヒュオ!! ヒュオ!! ヒュオ!! ヒュッ! ヒュッ! ヒュッ! ヒュッ! ヒュッ! ヒュッ! ヒュッ! ヒュッ! ヒュッ! ヒュッ!・・・・・


連続して風を切る音が聞こえる、そしてその度に仲間が吹き飛んでいき地面に落ちていく


よく見れば目の前のベアーの腕がまるで蔓のようにしなり伸びていた

その先端は目にも見えぬほど早く動きその度に仲間の体がえぐれ吹き飛び数を減らしていく




それから先は覚えていない


気づけば俺は数十に減った群れの仲間と共にこの森の外に向かって走っていた


俺はそれに恐怖よりも怒りが湧いた


俺が最強だ!あんな奴が勝ったのはただのまぐれだ


俺はそう思いながら走りそして開けた場所に出た、そこには珍しい餌がいた


俺達は先程の怒りを静めるためそいつらを狩ろうとした


しかしそいつらは生意気にも抵抗してきた


そのせいで数十匹まで減っていた群れの仲間が更に減った


そいつらは頭に生えた角で俺たちを吹き飛ばし、その足で踏みつけて抵抗してきた、餌にくせに!


だがそいつらの小さいのを狩ろうとしたらそいつらはその身を盾にしてきた


だから俺は優先的に小さいのを狩ろうとした


そんな時に新たな餌がきた


そいつは黒く二本足で立っていた


そいつは目の前の餌達に似ていた


その後その黒いのは俺達は攻撃してきた


そいつは不思議な力を使ってきたが


その黒いのが手を振れば近くの仲間が切り裂かれていく


俺は仲間にそいつを離すように命令した


そしてその黒いのが離れた後、俺は一番でかい餌を襲った


そしてその餌を放り投げその先にいる仲間に殺させようとした





だがそれは突如として現れた「それ」に遮られた


「それ」はその餌を殺させようとした仲間を吹き飛ばし餌を抱き留めた


そして「それ」はその餌の傷を治した


俺は「それ」に怒りを隠しきれなかった、餌を奪ったのもそうだが何より俺に歯向かい、しかも群れの仲間を殺した!


俺はそいつを殺そうと威嚇しようとしたが、それは突如として「それ」が放った威圧に打ち消された


「それ」が放つ威圧は先程俺達の群れを壊滅状態にしたベアーよりも強かった


俺はその威圧に押されいつの間にか後ろに下がっていた


それに気づいたとき俺の中ではまた怒りが湧いてきた


最強の俺に恥をかかせた「それ」を殺す


俺は周りの仲間に「それ」に攻撃するように命令した


怯えながらも「それ」を殺そうと群がる仲間達、先程のベアーよりも小さい「それ」なら簡単に殺せる


しかし殺されたのは「それ」ではなく仲間達であった


俺は初めて本当の恐怖を知った

ティ「ああやばい」


忍 「どうしたんですか、ティム様?」


春 「とうとう髪の毛が後退してきたんですか?」


ティ「そうなんだよねー、若くしてハゲに・・、って、なんでやねん!違うよ!」


忍 「じゃあどうして唸ってるんですか」


ティ「いやね、解説をしようとネタを考えていたら思ってたより少なくてね、これからどうしようかと」


春 「ああ、それなら大丈夫です、このコーナー不定期になるらしいので」


ティ「嘘?!」


忍春「「本当です」」


忍 「これからは新しいことが分かる度に話していこうとなりましてね」


春 「そのため不定期になるそうです」


ティ「そんなー、僕の息抜きが、てかそんなの誰が言ったの?」


忍 「上の方です」


ティ「えっ?!まさか神王様?! ああ、じゃあ仕方が無い、おとなしく言うことを聞くか」


春 「そうしておきましょう、でっ今回の解説はなんですか?」


ティ「ああ、そうだね、それじゃあ気を取り直してと


今回の解説は「存在進化」についてだよ

「存在進化」は生物が大量の魔力を取り込み変異する現象のことを言うんだ


ちなみに「存在進化」は「正統進化」と「人化進化」、「異常進化」の三つの系統があるよ


まず「正統進化」は今回出てきたアシュラグリズリーのように元の姿からあまり変わらないもののことを言うよ」


忍 「「人化進化」はクレアさんのような蜘蛛から「蜘蛛人」になるように、知能が上がり言葉をしゃべれるようになります」


春 「「異常進化」は私達の息子 社のように人から「人狼」になるように、体のつくりが全く別物になることです」


ティ「ちなみに「存在進化」が起こる確率は正統、人化、異常の順に難しくなっていくよ


それじゃあ簡易で短いけどここまで!」


忍春『またどこかで会いましょう』


ティ「じゃあ、まったねーー!!」



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