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2節

 同じ頃。

 御崎と知立は、タブレットPCの画面を見ながら相談しあっていた。

「・・・知られてしまったかもな」

「そうね」

 彼らが見ているのは、山城と木原桜香が話し合っている部屋のカメラ映像である。

 御崎と知立が話し合っていたのは、山城らが居る応接室が二階にある「鋭電第三ビル」五階の空きフロアだ。


『で、瑞穂は何処だ?』

『ここです』

『・・・残念だなぁ・・・折角保護欲をそそる年代の子のモデルにしたっつーのに』

『は、はぁ・・・』


「俺はスレンダー美女の方が良いって散々言ってきたのにあいつは・・・」

「まあでも実際、掌握しきれなかったんだし、どっちもどっちだったんじゃないの?」

「・・・それを突かれると何も言えませんよ化見丹さん」

「だからファーストネームで呼ぶなっつってんだろぶっ殺されてぇのかァ!?」

「すいません知立主席ぃ・・・」

 命の危険を感じ取った御崎は空かさず謝罪した。

 と、そんなやり取りをしているうちに、山城らは応接室を去っていた。

「・・・おいクソ野郎、お前のせいであいつ取り逃がしたじゃねぇか責任取れんのかァ?」

「す・・・すいません主席・・・」

「・・・次はねぇからな」

 今日は酷い一日だったと、御崎は帰ってから思うのであった。


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