表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/38

泣き虫女と愉快な仲間たち


「…。送る。」


なにも聞かないフィリップに感謝だな~。

駄目、もう正直しんどい。


涙腺、崩壊しちゃう…








                   ***









途中まで送ってもらい、いつかの公園に来た。


なんだかヒューの家にはまだ帰れなくて。

こんな目見られたら気にされちゃうわ~。



ここは噴水もあって水の音と人のざわめきが絶えない。

いつかのアイスもどきを買い食いしてる。


「このお金もヒューのだったな…」


乾いた笑いが漏れる。

何もかもお世話になっちゃって、私が出来たことなんてたかが知れてる。

ヒューの美人なお友達にもお世話になりっぱなしで、駄目だね私。










…でも、ウジウジしてるのは性に合わない。


よし!あたりまえだけど少しずつお金返そう、そんでまた飲みに行っちゃおう。

仕事頑張れる気がする!!

おいしいって言ってもらったから、食堂辺りで働くのもいいかも!!



ふふふ、そう。

このお金は返すんだから…


この世界の酒場デビューしちゃいますか!!

一人で意気込み、力強く立ち上がった。








「……っ朱吏!!!!」


(え…)


「ヒュー…?」









                   ***







朱吏が公園でウジウジしてる間、ヒューも同じだった。

いつの間にか冷やかしに来ていたステファノに

そんな悩むくらいなら行けばいいのに~、とつっこまれていた。



ばたばたばたばた…


バタンっ!!!




「マクシミリアンさん!」


「…なんだ?」


「…ふふ。」


(作戦通りに…宜しく☆)

ヒューに分からないようにフィリップに視線を送る。


「行かないならオレ行きます。あんなの見たくない…!」


(作戦に参加してくれたフィリップは随分シュリちゃんに(ほだ)されているようだ。

天然青年が頑張って後押ししてくれればいいけど☆)



「…っ行けばいい。」


「…失礼しました!」


(よし!!今日はステファノさんの奢りだ!!!)




絆されたのではなく奢りに釣られていた。












「いいの?」


「…。」


「多分泣いてるね。」


「…。」


「…実は屋敷には帰ってないんだよね~。」


「何?」


「公園で一人で泣きたい気分なんじゃない??


 …もう日が暮れちゃってるけど大丈夫かな~☆」




ガタンっ!



バタバタ…



バッタン!!!!







「ふふ。」







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ