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モナカ没収って何?私、何したの?

「お前、どこに手があるか知ってるか?」


「……もちもち大福……。しあわせぇ……」


ふわふわしたところから目覚めて私は焦って「えっ?ダメだよ、ブレイズ!」と言っていた。


さすがに両手握られてるのはナニかあったに違いない。


特に何も問題はないよね?まだ、幼馴染のつもりだよ。でも、確かにブレイズがどこかに行っちゃうのは……やだ。

「それはどこのどいつの話かな?アリス」とブレイズに言われ、胸を刺す意味の分からない痛みを茶化すために


胸を刺す意味の分からない痛みを茶化すために「あはは、どこのドイツ、フランス」と返す。


その後それはそれはお説経だった。


私をベッドに座らせ、「越えようとしたのはお前だ、アリス!!両手握った上で楽しみやがって。危ないだろ?」とお説経してくるブレイズに、私はポカーンとしてしまった。開いた口がふさがらなかった。


事の重大さに気付いた私は「ごめんね。ち、違うの、大福が空とんでて。手のひらに乗って来たの」と言い訳をする。


「とりあえず、あと2時間ぐらい特注モナカをお預けにしよう、アリスめ!!」とブレイズから叱られたし、モナカをお預けにされた。


モナカ……。待っててね。2時間後に食べてあげるから。なぜだろう。意識していないのに涙が流れてきてしまう。別にモナカが死ぬわけでもないのに。


しとしとと顔を雨が濡らしてる。室内なのに。私のお部屋のはずなのに。


「………もなか………」


流れる涙の中で唯一言えた言葉はそれだった。




「………悪かった。一緒に待ってやる。だが、俺も男だということ忘れんなよ」と何故かブレイズが優しくて、心が少し回復した気がする。


しかも、気付くとブレイズが背中を撫でてくれていた。昔、パパに負けて泣いていた頃にしてくれたのと同じで凄く安心する。



ブレイズの撫でてくれる強さが好きで、とても安心する。どうしよう。眠たくなってきた。気持ちいい。せっかくなら頭も撫でてほしい。


昔、撫でてくれたみたいに。私が拗ねてブレイズのお家に逃げた時に髪を乾かしてくれたみたいに。



撫でてほしいなぁ。



「了解。お前は…よく頑張ってるぞ、アリス。剣も強いし、魔法も強い」


「ありがと。……あれ?さっきの口に出てた?撫でて……とか」


「思い切り出てたぞ。なぜバレてないと思った?」と茶化すブレイズに「えっ。バレてたの?」と驚きながら、眠気の誘いに身を任せて、ブレイズの温もりを堪能する。


あったかい……。しあわせぇ……。







おやすみ、私。



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