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異世界金融 〜 働きたくないカス教師が異世界で金貸しを始めたら無双しそうな件 〜 #いせきん  作者: 暮伊豆
第7章

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531、メリケイン連合国の構造

ふーむ。どうやら有意義な話ができたようだな。


「悪かったなクワナ。おかげでいいことが知れたよ。」


「いえ、こちらこそ助かりました。万が一にもローランドが攻め込まれるようなことがあれば、その戦火は確実にこちらにも降りかかりますからね。今回の件は私からも国王陛下にご報告しておきます。」


「それがいいな。俺の方も先王様に伝えておくよ。あ、ちなみにコヤマテ商会はどうすんの?」


コヤマテ商会のことも伝えてはあるが、結局はクワナの判断だもんな。


「特にどうにも。あそこはあそこで有用な商会ですしね。もし悪さをするようでしたらその時考えるとしますよ。それまではせいぜい厳重に監視しておこうかと。」


ちゃんも対策してんじゃん。さて、他に聞いておくべきことは……


「失礼しますの。」


おや? サテュラちゃんじゃないか。ダミアンの妹の。そういやサテュラちゃんとクワナってもう正式に結婚したのかな?


「ああ、まだ起きてたのかい。先に寝ていいと言ったのに。」


「あれだけ騒がしくては寝てなどいられませんの。ようこそお越しくださいましたのアレックスお姉様。魔王様もようこそ。」


んん? いつから私をそんな風に呼ぶようになったんだ? 前回までは平民とか呼んでたよな?


「元気そうねサテュラ。」


「どーもこんばんは。」


「ピュイピュイ」


「殿方の会話は退屈ですの。だからお茶の誘いに来たんですの。どうですのお姉様?」


ほう。それは気が利くことで。アレクが退屈してないか気になってたんだよね。

おっと、アレクが私をチラリと見た。もちろん分かっているとも。


「いいよ。行っておいで。こっちの話はたぶんもうすぐ終わると思うからさ。」


「ええ、悪いわね。じゃあ行ってくるわ。」


アレクの考えは分かっているとも。このヒイズル、天都イカルガは天道宮においてサテュラちゃんにはおそらく頼れる同性がいない。気の置けない同性もたぶんいないんだろう。そりゃお喋りもしたいよなぁ。まだ十五、六歳だもんなぁ。

あ、コーちゃんまで行ってしまった。うーむ、この際だからもうちょいプライベートな話でも聞いてみるか。


「そういえばジュダの奥さんと子供がいたじゃん? どうしてる?」


「三人とも所払いにしました。可哀想ですが一生部屋住みで過ごしてもらいます。」


お、おお……それは厳しいのか優しいのか、どっちなんだろ。殺さないだけ優しい気もするが……


「そ、そうなんだ。ちなみにどこに?」


「ヤマトゥオ村です。ちょうどいい建物がありますので。ちなみに姉に再婚は許しませんし、子供達も生涯結婚することはないでしょう。」


おお、そうか。ジュダの奥さんってクワナの姉だったな。


「そっか。色々大変だな。じゃあ最後に一応聞いておこうかな。メリケインの国王は何て名前なんだい?」


「メリケインに国王はいませんよ。あっちの大陸の代表として『総領』という身分があります。大国四つといくつかの小国の連合ですからね。」


「あ、そういえばそうだった。言われてみればジュダから聞いた気がする。十年交代なんだっけ?」


「ご存知でしたか。念のため簡単に説明しますね。あっちの大国ですが…………」


ふむふむ。言われてみればジュダから聞いたような国名だなぁ。

大陸西岸から中部までを支配したメリケイン王国。

大陸北部を堅持するビーリンガ皇国。

中央山脈より東側を支配するヌオールズ聖国。

そして最も広大な南部を領有するボーモントタイラー武王国。

そしてその他十余りの小国が集まってできたのがメリケイン連合国ってわけね。


「…………そして現在の総領はメリケイン王国の方です。確か二年前からだと聞いております。彼らがローランド王国に攻め込もうと考えた時、やはり大陸西岸のメリケイン王国が先鋒としてやってくるのではないでしょうか。」


「なるほどな。それを聞いて思い出したぞ。ジュダはその四大国が外国から攻められることを警戒してまとまったと。それが今じゃあ打って出るような国になったってことだよな。」


やれやれだな。つーか今回攻めてきたのがメリケイン王国の方針だとしたら他の三国は承知してないんだろうか? それとも連合国としての方針なのか。分からないことだらけだな。


「そうなりますね。連合国の発足は確か百五十年ほど前でしたか。その程度の歴史でヒイズルやローランドまで来れるほどの大型船を建造できるまでになったのは侮れませんね。」


うーん確かに。あまり舐めてかかると危ないかもね。気をつけよう。


「ありがとな。参考になったよ。お互いメリケインには気をつけような。」


「ええ。魔王さんが来てくれて助かりました。今ってうちの兵力がかなり落ちてるもんで。何とかします。」


「そりゃ大変だ。がんばってな。」


あー、それにしても疲れるな。頭を使うのは向いてないんだよ……

そもそもメリケインなんて遠くの国がわざわざローランドなんて征服してどうするってんだよ……なんだかんだ言ってもこっちは魔物だらけの大陸だってのにさぁ。

南の大陸ならミスリルをゲットできるだろうに……

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男同士の話し合いも一段落。
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