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異世界金融 〜 働きたくないカス教師が異世界で金貸しを始めたら無双しそうな件 〜 #いせきん  作者: 暮伊豆
第7章

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327、セルフギロチンと熱湯

おやおや、片方の指が二、三本凍ってるせいでえらく持ちにくいみたいだねぇ。持ちにくいんだったら手首に巻きつけるなり何なり工夫しろよな。何なら首に巻いたっていいんだぜ?


「ぐあああ……てめぇ! この俺に……こんなことして! ドストエフ様が黙ってねぇからね! 辺境伯ご長男のドストエフ様だぞ! てめぇみてぇな平民なんか生かすも殺すもどうにだってなるんだからな!」


「なのになぜ助けに来ないんだろうなぁ? 相棒の命が瀬戸際だってのにな。まあ、そんなことはどうでもいいや。そろそろ正直に話す気になったか?」


なってないんだろうなぁ。さすがにまだ始めたばっかりだもん。


「ざけんな! もう騎士団来てんだろうが! さっさと中に呼べや! ぶち殺してやんからよぉ!」


「騎士団を中に入れるのはお前があれこれ吐いてからだ。おっと、うっかり頭潰して死ぬなんて真似はよしてくれよ? まだ、な。」


白昼堂々と押し込み強盗殺人なんてイカれたことやりやがったんだからな。もう夕方だけど。

ごほん。そんで、できればドストエフにまで責任を追及したい。このクソ兄がギルティなのは確定だが、ドストエフは今のところ関係ないもんな。


「殺す! ぜってえ殺すからなぁ! おーい! 騎士団きてんだろ! 助けてくれよ! 俺ぁドストエフ様のダチなのによぉ! 早くしてくれぇぇえ!」


聞こえるわけないだろ。とっくに消音を使ってるっての。ここは我が家の庭と違ってあまり広くないからな。外には人通りも多いし。世間様にマイコレイジ商会が誤解されるといけないしな。


「いい加減素直になれよな。さっさと吐けば命は助かるんだからさ。」


『氷結』


余計なこと喋ったからペナルティ。十キロルばかり追加してやった。


「ぐああああっ! てっ、てめえ! ぜっ、ぜってえドストエフ様に言ってやるからなぁ!」


しぶといなぁ。騎士団だってせっかく呼んだんだから待たせちゃ悪いってのに。

だから水温アップ。胸までしか浸かってないけど、まあ効果はあるだろう。


「くそっ! 何しやがる! 熱いじゃねーか!」


「だったら素直になれよ。ちなみに温度はまだまだ上がるぞ?」


現在五十度ぐらいだろうか。服の上からでも火傷は間違いないね。


「ぐああちちちちちぃ! やめろ! 手が、力が、ぬけっ、やべえって!」


まだそんなに喋る余裕あるじゃん。お前のせいで未来ある若者が二人も殺されたんだが分かってんのか? 馬鹿なことしやがってよぉ。


「わっ、分かったぁ! 喋る! 喋るからよお!」


おっ、黙って睨んでたら急に素直になりやがった。


「正直に喋れよ? 約束だぜ?」


「うわ、わかっ、分かったぁあががっあぁーー!」


『浮身』


馬鹿が。契約魔法のショックで手を放しやがった。でもかかったからよし。

温度も下げてやろう。


「アレク、騎士団を入れていいよ。ついでだから一緒に聞いてもらおう。」


「そうね。分かったわ。」


さて、手間かけさせやがって。でもここ最近の問題が一気に解決しそうなんだよね。つくづくこいつが馬鹿でよかったなぁ。


おっ、来た来た。三人か。


「やあご苦労様。この五人が実行犯でこのラルゴが依頼人ね。怪我人は何人かもう分からなくなったけど二人殺された。事情は今から吐かせるから一緒に聞いてくれるかい?」


「魔王様とお見受けします。第一騎士団副長リシャール・ド・クレイモンクと申します。通報により馳せ参じました。魔王様の尋問に同席できるとは良い勉強になりそうですな」


へー、副長とはね。なかなか大物が来てくれたもんだね。ところでこいつはどっち派なんだろうね? 見たところ四十代前半ってとこだが。真面目に勤めてそう。


「さてラルゴ。お前ドストエフに金なんか借りてないよな? 借りたふりをした偽の証文を書いただけだよな?」


「ぐっ、ぐぐっ、おお、うぐぐっ……そ、そうだ……」


はい解決ぅぅーー! こんな事件の事情なんてどうでもいいんだよ! 本命はこれ! これさえ解決すれば全部終わりなんだからさ! ひゃっほーい!

生意気に契約魔法に抵抗しようとしたみたいだけど、無理無理。お前ごときじゃ破れないって。

あー気分いい。ここ数日の苦労が一気に報われちゃったね。しなくていい苦労だった気もするけど。まぁ、それも含めての今だしね。


さあ、まだまだ追及するぜ? ここで一気にドストエフを潰してくれるからなぁ?

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