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異世界金融 〜 働きたくないカス教師が異世界で金貸しを始めたら無双しそうな件 〜 #いせきん  作者: 暮伊豆
第7章

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154、奇跡のポーション

おおっ? 今のところ無臭だ。まだ蓋を開けただけだけど。


「むっ、これは……」


村長が柄の長い柄杓みたいなもので酒を汲み、匂いを嗅いでいる。あれってワインレードルって言うんだっけ? 分量は半口分ってとこかな。


「うぅむ……何の味もせぬ……しかも……」


おおっ! もしかして成功!?


「しかも?」


「尋常ではない回復量だ……カース殿、飲んでみるがよい。」


マジか。やはり大成功か?


「どれどれ……」


マジだ。無味無臭。そして……わずか半口で魔力全快だ。

やったぜ。これマジもんのネクタールだろ。しかも以前のやつより高品質。でも一応確かめておこう。私やアレクにとっては問題ないことだけど……


「おーいサンドラちゃーん。これ飲んでみないー? 無味無臭で飲みやすいよ。」


もし本当にネクタールなら、あの副作用があるはずだが……


「えー? 本当にぃー?」


でもサンドラちゃんは飲むよね。分かってるんだから。好奇心には勝てまい?


『水操』


半口だと多そうだからビー玉サイズで。


「くんくん……そうね。匂いはないわね。色だって透き通った薄緑できれいだわ。じゃあ飲んでみるわ。カース君お願い。」


そう言ってあーんと口を開けた。それは乙女の開け方じゃないぜ。かなり酔ってるな。

はい、あーん。


「んがっぐっ、ぐ、ぐっ、ぐっ、ぐぼおっ、おおおっ、ごぼおおおおおお……」


うーむ。やっぱこうなったか。ごめんねサンドラちゃん。

胃が空っぽになるだろって勢いで吐いている。乙女の尊厳が消し飛んでしまうかな?


「むぅ? これはどうしたことかの? 儂が飲んでも何事もなかった、いやそれどころか恐ろしく魔力が漲ったのだが……」


「これさ、勝手に『ネクタール』って呼んでるんだけどね。なぜか僕やアレク以外が飲むとこうなるんだよね。その代わり体調はすごく良くなるけど。むしろ村長が平然としてるのが不思議なんだけど。」


仮説としては個人の魔力量上限を無視して回復するから? 回復ってより供給過多? でもそれだとアレクが平然としてた理由にはならないんだよなぁ。コーちゃんとカムイも平然としてたっけ。


「ほう。そういうものか。ふぅむネクタールとの。不思議な響きよのぉ。どれ、そなたも飲んでみぬか?」


おっ、これは初の試みだね。ドワーフのフレッグか。


「うむ。話は聞いておった。さても奇妙な飲み薬のようだな。いただこう。」


村長がワインレードルに半口分ほど汲んで渡す。さあどうなる?


「ふむ、確かに臭わぬな……うっぐぅ……げおぼほぉぉおおおおおお……」


だめか。ドワーフはエルフほど魔力量がないことも関係してんのかな。


『浄化』


さっきから通算四人も吐いたからね。きれいにしておかないと。


「カース、私はサンドラちゃんを寝かせてくるわね。」


「あ、悪いね。ありがとね。」


やはりアレクは気が利くねぇ。スティード君とセルジュ君がまだ気分悪そうにしてるからかな。ならば、ついでに……


「スティード君もセルジュ君も口開けてよ。これ飲みやすいから。」


「だ、大丈夫なの……? サンドラちゃんが……」

「カース君がそう言うなら大丈夫だよ……たぶん……」


『水操』


ビー玉サイズをプレゼント。これで明日には体調万全さ。

すっきり吐いて、いい夢見てね。


「ぐぇぼおおおおおおお……」

「あごぉおぁおおおおお……」

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― 新着の感想 ―
種族によって合う合わないがあるのね。
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