表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界金融 〜 働きたくないカス教師が異世界で金貸しを始めたら無双しそうな件 〜 #いせきん  作者: 暮伊豆
第6章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2780/3355

490、合流合力

とりあえず『魔力探査』

大きめの魔力を探す。アレクとカムイが一緒だと見つけやすいんだよな。おっ、地下の方かな?


「それにしてもさぁー、これが王城ってわけぇ? なんかすごくね? うちの王城よりすごくね?」


「同感。内部にまでめっちゃミスリル使ってるみたいだしさ。でも、それももう終わりかな。たぶん維持できなくなるだろうよ。それよりみんなと合流するぜ。情報交換もしたいしね。」


「あの軍勢は無視ぃ? カーちゃんやるねぇ!」


「ここの奴らが何とかするんじゃない?」


私は知らんぞ。後で商王に事情を聞いてもいいけどさ。教会の騎士なんかが何の用なのやらねぇ。

そんなことよりさっさとアレクと合流しよう。ここの内部もだいだい分かるようになってきたし。


慌ただしい城内をさっさと通り抜け、地下へと向かう。

見えた。昇降機があるエリア。


「へー、あれが昇降機ってやつぅ?」


「そうそう。正確には昇降機が昇り降りする立坑がある場所ね。」


昇降機が今あるかどうかは分からないもんな。あちこち壊しちゃったからね。それにしても無防備だな。誰も番してないのか。まあ今となっては警戒する意味もないしね。それより城外の聖騎士どもの方が厄介だろうし。


『浮身』


ゆっくり降りていく。


「これさぁ……画期的でいいけど贅沢すぎじゃね?」


「ん? どこが?」


「だってさぁ、ただの縦穴なのにさぁ、全面ミスリル張りじゃね? どんだけ有り余ってんのよ?」


それはそう。でもそれってここの立坑だけじゃないよね。廊下とか城内ほぼそうじゃん。


「有り余ってんだろうね。鎧に使ってるやつと同じミスリルなのかどうかはともかくさ。おっ、着いた。こっちこっち。」


まあそんな贅沢もこれまでかな。精霊を全解放してしまったら、もう魔力が供給されないわけだしさ。たぶん内部は夏暑く冬寒い地獄絵図になるんじゃない? それとも何らかの魔法効果が付与してあんのかな? 私のシェルターみたいにさ。


「うっへぇ……いきなり地下って感じぃ? こんなとこで働かされてっとはねぇ。でも鉱山よりましじゃん?」


「そうなの? 鉱山なんて行ったことないからさ。」


「そうなん? カーちゃんの父上、マーティン卿ってミネマイン出身じゃなかったっけ?」


知らねーよ……初耳だよ……薄々は気づいてたけどさ。


「だからってわざわざ行くような街じゃないだろ?」


「そりゃそーだ。任務でもねぇーのにわざわざ行かねぇーよなー」


鉱山都市ミネマイン。王都の北東部、ムリーマ山脈の南側にあるんだったな。王国の中でも悪名高い街だ。クタナツとは違った意味で。

父上は自分の生い立ちを話してくれないもんなぁ……母上との出会いだって話す度に内容が違うし。

そりゃあ薄々は気づいてるよ? 父上は鉱山奴隷の子だったんだろ? 演劇を見れば分かるって話だったが。結局見れてないもんなぁ。


「まあでもミネマインも広いしなぁー。比較的まともな鉱山だってあるんじゃん?」


「さあな。それよりそろそろだ。一応みんなに紹介するからさ。」


「いやードワーフ美女との出会いが楽しみだねぇー」


私はドワーフに美女がいるだなんて一言も言ってないぞ……


見えた。広場に集まっている。おっ、アレクも長老もいるじゃん。無事で何よりだね。


「カース!」


「アレク!」


私を発見すると一目散に駆け寄ってきて、私の胸に飛び込んだ。あぁ……いい匂い。


「おかえりカース!」


「ただいまアレク!」


そして人目も憚らずに、熱いくちづけを……


「ちぃーっす! ローランド王国は王国騎士団所属の宮廷魔導士ジョージ・ド・チャルオットでーす。ジョーって呼んでねぇ! 今回はドワーフの皆さんとうちの国の友好のために派遣されたってわけ! よろしくでぇーす!」


「ドワーフ族は長老のチョルビトラウスティだ。長老と呼ぶがいい。ようこそお越しくださった。人間の若者よ」


あっちはあっちに任せておけばいっか。私はアレクの温もりを堪能するのだ。


「ピュイピュイ」


おっ、コーちゃんただいま。あらら、ノミーデスはまだ目覚めてないんだね。でも心なしか顔色がよくなってる気がするね。


「ピュイピュイ」


私の血が欲しいの? いいよ。精霊に人間の血を飲ませてもいいものか分からないけど、コーちゃんが言うなら間違いないね。


「ピュイッ」


痛て、コーちゃんは私の首に噛みついて……血を吸って……

次にノミーデスの口元に牙を差し込んで……少しずつ私の血を流し込んでいる。今度こそ目覚めるか?


いつの間にやらドワーフ達が集まってるじゃないか。めちゃくちゃ心配そうな顔して見つめてるし。その気持ち分かるとも。私だってコーちゃんがそうなったら心配でたまらないもん。


とりあえずアレクと情報交換お喋りしようか。今すぐ目覚めるとは思えないしね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
この地方の話は早めに終わりそうな予感 次にカースが向かうは帝国かメリケインか メリケインなんて名前からして産業革命が起きたか間近ぽくて面白くなりそうだけど
さて、この問題は解決するか。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ