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異世界金融 〜 働きたくないカス教師が異世界で金貸しを始めたら無双しそうな件 〜 #いせきん  作者: 暮伊豆
第6章

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473、再行動

再び遭遇した騎士を制圧し、尋問開始。


「お前の上役は誰だ?」


「き、きさまは……」


「そういうのいいから。いるんだろ? 隊長(キャフィティン)とか団長(ガバダーヤ)とかさ。第何騎士団の誰よ?」


「い、言うと思っ、ぎゃあっがっぐぅぅ……」


「カースが聞いてるのよ。さっさと答えなさい。それとも騎士の誇りを抱いて死ぬ方がいいかしら?」


アレクったら容赦ないな。剥き出しの顔、その頬にナイフざっくりとは。でも話せなくなったら困るぞ? ナイフを抜かずにゆらゆらさせてるし。


「は、はがっ、おごっ、ごごも……」


「喋りたくなったら言いなさい。あと三秒だけ待ってあげる。三、二、い「いっ、言うっごおっぼほっ!」あらそう。なら喋らせてあげるわ。」


おっ、ナイフが抜けてよかったね。危うく口が首まで裂けるところだったよ。


「だっ、第一騎士、団、第五分隊、隊長(キャフィティン)ハムシン様、だ……」


へー、第一騎士団ってまだ動いてたのね。


「アバグースはどうした? 団長(ガバダーヤ)のな。」


「へっ? そ、そんな上の方のこと、なんて……」


あー、そりゃそうか。


「まあいいわ。ならハムシンのところに案内しな。そしたらその傷治してやるよ。それにこいつもな?」


宝貨をチラ見せ。大好きだろ?


「わ、分かった……」


よろよろと立ち上がり、歩きはじめた下っ端騎士。


「他の騎士に出会ったら上手くごまかせよ?」


「あ、ああ……」


たぶん無理とは思うけどね。




着いちゃったよ……他の騎士とも結構すれ違ったのに、あいつら自分のことで精一杯って感じでこっちに目をくれないの。アレクほどの美女が歩いてるってのに。


「こ、この部屋だ……」


「ご苦労。上向いて口開けろ。」


「こ、こうあ……」


「吐くなよ?」


口の中にポーションを数滴。その後『永眠(ながのねぶり)


徹夜でお疲れだろ? しばらく寝てな。


では、ノックせずもしもし。入室。


「隊長いるかー?」


いない……早まったか。ならば仕方ない。部屋の中を捜索するとしよう。金目の物とか魔道具とかないかなー。まずは机の周辺から。引き出しの中とかね。


「あ、いきなり見つけちゃったよ。これって通信の魔道具だよね。ちょっと使ってみよっと。」


じいちゃんも持ってた黒い立方体。決まった相手とだけ通話できるんだったな。えーっと、どうやったら動くんだろ……おっ、一面だけ押せるようになってるのか。誰に繋がるんだろ……


『どうしたハムシン、あのガキは見つかったのか?』


聞き覚えのない声だな。こいつは誰なんだろう……


『捕まえました。今から連れていきます』


どこに行けばいいんだ?


『ほう? お前にしてはやるではないか。あの女もか?』


あの女? アレクのことか?


『そうです。えーっと、どこに連行しましょうか?』


『……牢獄(クルーク)に決まっているだろう……さっさと連れてこい』


『分かりました!』


クルークってどこだよ……仕方ない。あいつを叩きおこそう。




アレクに『覚醒』で起こしてもらった。現在はクルークとやらに移動中。どうやら牢屋のことらしい。罪人を一時的に閉じ込めたり、拷問をするための場所らしい。商王は私達を殺さないとか言ってたけど拷問はする気なのね。あーやだやだ。


「こ、この先だ……行ってどうする気なんだ……」


「ハムシンの上役がいるんだろ? アバグースじゃない奴で。心当たりは?」


「そ、それならたぶん憲兵隊(ジャンダーマ)隊長(キャフィティン)様かも……」


ふーん。同じ隊長でも上下があるってことか。憲兵って騎士より上なのか。まあ怖そうなイメージはあるけどさ。


さて、カムイ。暴れてきな。上役っぽい奴はなるべく生かしておいて欲しいけど、まあ死んだら死んだでいいからさ。


「ガウガウ」


カムイは頼りになるね。後は静かになるのを待つだけ。ちょっと座ろう……ふう。


「な、何が目的なんだ……」


「んー、商王と話したいだけなんだけどな。あいつ逃げ隠れしてるじゃん? だから探してんだよ。」


「そんな……商王様に……」


「まあお前は気にしなくていいさ。素直に道案内してくれれば怪我すらしないだろうさ。後でご褒美もあるぜ?」


「あ、ああ……」


あっさり死んだ奴らに比べると破格の扱いだろ? こいつはラッキーだぜ。

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― 新着の感想 ―
面倒くさがられて殺されないようにね。
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