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異世界金融 〜 働きたくないカス教師が異世界で金貸しを始めたら無双しそうな件 〜 #いせきん  作者: 暮伊豆
第6章

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433、内紛

「アレク! 大丈夫!?」


駆けつけてみると……


「カース! マックレスが! ポーションをお願い!」


嘘だろ……マックレスが倒れてる……顔中血まみれで……


『浄化』……からのポーションぶっかけ!

そして……『水操』で無理やり飲ませる。


「こいつもだ! やっちまえ!」

「クソ人間が! 精霊様の身に何かあったらどうする気だ!」

「ぶっ殺してやる!」


こ、こいつら……


「やめろお前ら! 助けに来てくれた者に対して何をするか!」

「恥を知れ! それでも誇り高きドワーフ族か!」

「心まで奴隷に落ちてどうする!」


あら? 二つに分かれてる? というより人間排斥派は少数か。なのにマックレスはやられた……


「アレク、どう見る?」


「ドワーフ達に罪はないわ。罪があるのはこの八人てとこね。演奏中ってこともあって、さすがのマックレスも反撃できなかったみたいなの。あっという間にあの様よ。私も危なかったもの。」


「ガウガウ」


ほう。ありがとよカムイ。アレクの守りを優先してくれたんだな。いい判断だ。


「分かったよ。でもアレクが無事でよかったよ。」


本当によかった。アレクが無傷でさ。本当に……


「てめぇ! 横から出てきて仕切ってんじゃねえぞ!」

「人間のくせに調子に乗ってんじゃねえ!」

「ぶっ殺してやる!」


「やめろお前ら! 長老が判断することだろうが!」

「ドワーフ族の恥を晒すな!」

「人間以下にまで落ちる気か!」


あらあら、人間排斥派ったら囲まれちゃってるよ。それでも怯む気配はない。まあ無視だな。早くコーちゃんを探しに行きたいんだからさ。ドワーフのことはドワーフの間で解決してくれよな。人質には悪いけど構ってられないもんな。さらりと暴言も混じってるし。


「行こうかアレク。上に行く経路があるらしいんだよね。」


「ええ、ならマックレスは私に任せて。」

『浮身』


マックレスの傷は全て治っている。しかし目を覚まさない。ぎりぎりだったけど死んでないよな?


「ねえ、そこのドワーフさん。運搬場ってとこまで案内してくれない? 精霊は俺達が救うからさ。」


「お、おお、こっちだ」


「待てやおらぁ! 精霊様を救うだ!? できもしねぇこと言うんじゃねえ!」

「人間の分際でよぉ! できるもんならやってみろや!」

「ぶっ殺すぞ!?」


『麻痺』


さすがに相手にしてられないからな。二、三日痺れてろ。


「す、すまない……こんな奴らばかりじゃないんだ……」

「こいつらを止められなかった時点で言い訳のしようもないが……」

「運搬場はこっちだ。案内ぐらいしかできないが……だがいいのか? あそこはそれなりに警戒が厳しいが……」


「ああ。構わんよ。悪いけど案内頼むね。」


よかった。ドワーフを嫌いにならずに済みそうだ。まともな奴の方がだいぶ多い。つまりドワーフは民度が高いってことだろうか? 長老だって話しやすかったしね。


「ひょおぉ……カース殿、大丈夫だったかの?」


じいちゃんがようやく到着した。


「問題ないよ。じゃあ行くよ。おじさん乗って。」


「ひょっ? わ、分かったでの」


ここは広そうだからミスリルボードでもいいだろう。案内のドワーフも乗せて、ぶっ飛ぶぜ!

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― 新着の感想 ―
人間でも派閥ありますからな。
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