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異世界金融 〜 働きたくないカス教師が異世界で金貸しを始めたら無双しそうな件 〜 #いせきん  作者: 暮伊豆
第6章

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424、ブレイクスルー

アレクが降りてきた。


「お待たせカース。結局よく分からなかったわ。カムイもお手上げみたい。」


匂いを流しちゃったからなぁ。


「じゃあ仕方ないね。こっちはようやく岩盤が見えてきたよ。ここをぶち抜いたら例の一族がいるかもと思ってさ。」


だってここの奴隷ってまともな作業部屋じゃなくて地底の檻みたいなとこで働かされてるイメージがあるんだもん。でも魔道具なんかを作らせてるわけだしあれこれと設備が整った部屋にいる可能性だってなくはないよな?

そうなると、この岩盤の下はどうなんだろう……一応やるだけやってみれば分かるか。


『魔力探査』


うーん、やはり反応なしか。ただの岩盤なら少しぐらい反応するだろうと思ったが……ただの岩盤じゃないのか、それともこの下には誰もいないのか。どっちだろう……


やっぱやるしかないか。


『水錐』


水の円筒形ドリル。くり抜き再開だ。


「ガウガウ」


ああ、上ね。


「アレク、上の防御をお願い。」


「ええ、というか塞いでおくわね。」


『氷壁』


これで安心だね。私達が降りてきた穴から数人の騎士がボウガンで狙ってやがったからね。こっそりとさ。アレクが氷で蓋をしてくれたからひと安心だね。




体感で二十分経過。しかし、まだ一メイルぐらいしか掘れてない。ただの岩盤にしては硬すぎる気がするな。だが、それだけに期待が持てる。これって正解ルートなんじゃない?

ならば、期待を込めて魔力アップのスピードアップだ。ガンガン掘るぜ。魔力ポーション飲も……




ぐあぁー疲れた……結局一時間回しっぱなしだったわ……途中で騎士の軍勢まで襲ってくるしさぁ。だが、ついにやったぜ。抜けた感触あり。くり抜いた岩盤がすとんと落ちていったからな。地下水脈にぶち当たったりしなくてよかったわー。さあ、降りてみようか。


「待てい! 散々好き勝手にやってくれたな! もう逃がさんぞ!」


まあ騎士の一団かよ。来るんなら一斉に来るとか断続的に来るとかすればいいのに。まあこちらとしては楽ができていいんだけどさ。


「別に逃げてないけどな。それよりたった十人でいいのか?」


「ふん! 我ら親衛騎士団は少数だろうが精強なのだ! 抵抗するなら容赦せんぞ!」


少数といってもこっちの倍以上いるくせに。


「抵抗はしないさ。さっさとここから降りるからな。じゃあアレク、カムイと一緒に先に行っておいてくれる?」


「ええ、分かったわ。」


「ガウ」


カムイは返事もそこそこに、ふらっと穴に身を投じた。まだアレクが『浮身』を使ってないのに。せっかちだなぁ。

よし、アレクも行った。


「おじさんと先輩も早く行ってね。」


「ひょ……分かったでの……」


「お先に失礼しますよ」


マックレスも迷わず身を投じた。あとはじいちゃんだけ……


「待たんか! 逃がさんと言ったはずだ!」


『徹甲弾』


ぶっ飛べよ。もうお前らに構ってる暇はないからな。


「おじさん、行くよ!」


「ひょっ、おぉ……」


『浮身』


ゆっくりと降下する。これなら大丈夫だろ。

さあ、例の一族はいるかな?

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一族いるかな。
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