表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界金融 〜 働きたくないカス教師が異世界で金貸しを始めたら無双しそうな件 〜 #いせきん  作者: 暮伊豆
第6章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2701/3355

411、宴の始まり

結局出歩くことなく過ごした。じいちゃんもマックレスも、何よりアレクがいるから退屈なんてことはなかったけどさ。昼から飲んでやろうかとも思ったけど、晩餐会があることだし我慢しておいた。コーちゃんがいないのに飲むのも悪いしね。ちなみに昨夜から魔力ポーションは何本か飲んだので現在の魔力は四割ってとこかな。ここ最近では多い方なんだよね。今夜のために気合い入れておかないとさ。


「失礼いたします。お時間ですので会場へご移動をお願いします」


外が薄暗くなってる。さっき日没したってとこかな?


「分かった。」


さあ、戦場へ行こうか。ちなみにアレクのドレスアップはバッチリだ。真っ赤なドレス、胸元を飾るのは金緑紅石のネックレス『アルテミスの首飾り』。豪奢な金髪は結いあげられ白い首筋からはフェロモンが溢れまくっているかのようだ。ほふぅ……美しすぎる。会場の視線を独り占めだね。


奴隷メイドちゃんに先導されて歩くこと十数分。ようやく着いたか。


「こちらでございます。もう数分で扉が開きますので、ご入場されてください」


何だそりゃ……もしかしてめっちゃ注目されるやつか? 別にいいけど。でもそういうのって普通は事前に打ち合わせするもんじゃないの? どのタイミングで歩き出すとか、どこまで進むとかさ。まあいいけどさ。


「じゃあおじさん。僕らが先に入るよ。おじさんはその後ね。」


正確には私達のすぐ後ろにはカムイがいるけどね。


「ひょひょ、分かったでの。マックレス殿と並んで歩くとしようかの?」


「しがない吟遊詩人が王宮に立ち入っただけで奇跡ですのに王兄様と並んで歩くなど考えられません。どうか後ろを歩かせてください」


「ひょ、そうかの……」


六等まで登っておいてしがないってことはないだろ。おっ、開いた。そんじゃ行こうか。アレクをエスコートするのだ。


一歩会場に立ち入ると注目が集まる。ざっと五十人ぐらいか。王族のパーティーにしては少ない気もするな。

まっすぐ歩く。どこまでとは言われてないので奥まで行ってやろうじゃないの。大抵の場合はまず主催者に挨拶するべきなんだろうけど、商王らしい奴が見当たらないんだよね。一段高い所に玉座っぽいのが見える。きっとあそこに座るんだろうね。じいちゃんの弟か……どんな奴なんだろう。


「そこまで! そこで止まられよ!」


だいたい会場の中央ぐらいか。声がかかった。


「まもなく商王様がお越しになる! そのまま待たれい!」


やれやれ。仕方ないな。跪く気はないが待つぐらいならいいだろう。


「なかなかいい匂いがするね。」


「ええそうね。どれを食べるか楽しみね。」


食べる余裕があればいいんだけど。


『商王キース・セティアン様ご入来! 全員起立!』


おっ、いよいよか。

会場が暗くなり、壇上のみが明るくなる。

見えた。ほぉ、確かにじいちゃんに似てるが若いな。十歳ぐらい歳下なのか? 浅黒い肌に渋めの顔、だが全体的に太ってんな。細めのじいちゃんとは対照的じゃん。


商王が玉座に座ると会場に明かりが戻る。


『ローランドの姫君よ。遠くからよく来てくれた。あれこれと話したいことはあるが、今日のところは楽しんでいくがいい。皆もだ。無礼講といこうではないか。大いに飲み食い、そして歌い踊ろうではないか。それでは杯を持て」


おっ、奴隷メイドちゃんがどこからともなく現れて杯を渡してくれた。


『乾杯だ』


商王がグラスを掲げると、宴の始まりだ。さあ、何食べようかな。


無理か……さっそく何人かに取り囲まれた……

さあ、何の用だい?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
さて何の宴かな。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ