『好きになったらいけない恋』高校二年、春。ようやくできた後輩は面倒で不器用で、だけど目が離せない。
四月、弓道場に春風が吹く。
“先輩らしくしなきゃ”と肩に力を入れていた僕の前に現れたのは、
小動物みたいに怯えた一年生・渋谷大和。
大勢の中では声も出せない彼が、
帰り道だけは少しずつ言葉をこぼしてくれる。
その小さな変化が、いつの間にか僕の日常の“重心”になっていた。
雨のにおいのする夕暮れに、彼が静かに言った。
「先輩も、僕を……」
その言葉の続きを、今も僕は探している
後輩ができる
2025/10/16 05:49
先輩は大変
2025/10/17 05:50
暴れるヤマト
2025/10/18 05:50
初めてのお泊まり。
2025/10/19 05:50
知られたくない過去
2025/10/20 05:50
初めての誕プレ
2025/10/21 05:50
花火大会の約束
2025/10/21 05:50
一緒の夜
2025/10/22 11:30
カミングアウト
2025/10/23 11:50
大会終わり、そして海へ
2025/10/24 12:10
これは恋?
2025/10/25 11:30
夏の終わりと寂しさの始まり
2025/10/26 10:10
大事な話
2025/10/27 10:30
偏見は自分
2025/10/28 10:00
文化祭前夜
2025/10/29 09:20
波乱な文化祭
2025/10/30 09:40
余計なお世話
2025/10/31 10:30