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丘陵のさき 世界の先  作者: 玲於奈
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47/57

時間わり

なし

飲み過ぎには氣をつけてそんな様子で田村氏の言うことを完全に信じた副学長アイリーン。

「そのことで来てもらってのではなくて、学長より話は聞いたと思うけど

 時間割について説明するわね」さらりともう本題にはいるところから

このようにしてみんなやつにだまされていくんだ。私はそう思うしかなかった。

「純、聞いてる」いらぬことを考えてぼんやりしていたので

副学長アイリーンに注意される。しかし、半分はけがの同情もあっただろう。目は悲しそうだ。

「二人ともいいかしら、今日は月曜日、このあと11時から礼拝堂の大講義室で

 学校教育の授業をうけてもらいます。今日は、初めてのの授業ということで、

 これだけで明日からの時間割は、ここに書いてある通りよ」

そういって、時間割を渡される。

教科は、全部で13科目。法律、倫理、経済、教育心理学、学校教育、教育史、教育哲学、

英語、社会、算数、理科、音楽、図工とある。

副学長アイリーンの手書きながら、小学生の時にランドセルに貼った時間割のように

月から金曜日まで、曜日とそれぞれ1から7時間目の時間、場所が書かれていてとても見やすい。

1~7時間目まであるが、どうやら、私たちは午前中2コマ、午後のどこか1コマをとるようになっている。

時間割にも氣配りが感じられさすが副学長までになった人物と思われた。

私が時間割を感心して見入っていると

「そうそう、今週はあなたたちだけでなく、新しく入ってきた人たちもみんなお試しということで

 午後は、英語、社会、算数、理科、音楽、図工とある教科の先生の部屋を訪問していいことになっているわ」

と次のように説明してくれた、

午後にいろいろ訪問して決めた自分が選択した教科の先生。名前をチューターというそうだ。

そのチューターが1年間、大学での進路などの相談にのってくれるそうだ。

そして、2年次からはだいだいその選択した教科の専攻を深めていく。希望どおりになれるのだろうかと思ったら

1学年80名くらいなのでおおむね自分の希望した担任になるとのこと。それが大学生活の楽しみと

言わんばかりにうれしそうに話すアイリーンを見て、私も中学や高校の部活見学を思い出し、私もとても楽しみになった。

おお、もうこんな時間、しゃべりすぎたかしらとばかりに腕時計を見るアイリーン。

「礼拝堂の部屋よ急いで」そう言って、さあ行った行ったと楽しそうに

私たちを追い出すアイリーン。アイリーンにせかされて私たちは副学長室をあとにした。


なし

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