束子が使えるようになりました!
いつもありがとうございます!
やっと束子が使ってます♪
前世で使っていたのは、亀マークが有名な束子だった。
丈夫で長く使える優秀な束子。
昔のテレビ番組ではルーレットのハズレ景品で使われていたと両親は話していたが、大当たりなのにと前世のユーリは思っていた。
異世界にも束子があるのは、前世日本人が作ったからかもしれない。無ければ作らずにいられない位に良い物だとユーリは思う。
「たわし、タワシ、たわし〜♪」
鼻歌を歌いながらユーリは束子を手にお風呂に入っていた。家のお風呂はバスタブの中で湯に浸かりながら身体を洗い、最後に湯を抜いてシャワーで流すという感じだ。
肌身離さず育てた束子は少し柔らかくなった。そろそろ大丈夫かな、とユーリは湯の中で束子を揉みながら思う。バスタブの中の湯の表面は石けんの泡に覆われている。
身体も頭も洗ってもらった後なので、マーサは横でニコニコしながら控えていてくれている。
温まったら、シャワーを浴びて出る事になるだろう。その前にちょびっとだけ、柔らかくなったか試そうとユーリは思った。
マーサにバレたら多分止められるだろう事は分かっていた。けれどユーリは前世で使っていたから大丈夫な事も、端から見たら変わって見える事も理解していた。むしろ知ってしまえば、無い頃には戻れないんだけどなと思いつつ。待望の初試しチャレンジをする。
横目でマーサをチラッと見て確認してから、お湯の中で右手に持った束子を左の二の腕にそっと置く。そう、ポイントは毛先をあてる位の感じにする事。
押し付けたり、力を入れるのは掃除の時だけでいい。掃除もむしろ力を入れるよりは回数擦る方が綺麗になるかもしれないなと思う。
肌の上にそっと置いたら、力を入れずに円を描くようにそっと動かす。
すると、束子のチクチク感が程よい刺激となり心地良い。身体は既に洗い終えているものの、夏は肌の代謝が早いので痒くなりがちなのだけど。それがリセットされる心地良さ。汗疹が出来かけの時も束子で洗うと解消されるんだよねと関節の内側に向けて動かして行く。肘の内側は気になっていた所で、やっぱり最高だった!
本当は石けんを付けてアワアワにしたい。お湯につけた束子に石けんを付けて、手のひらで擦るとフワフワに石けんが泡立つのだ。アワアワな石けんと束子のチクチク感。痒みにジャストフィットして肌ストレスが解消される瞬間の爽快さは知ってしまえば手放せなくなる。蚊に刺された痒みも取れるし、なりかけの汗疹は治る事もあるし。
タオルでゴシゴシすると、摩擦熱が生じるから肌が乾燥したり傷んだりする事もあるみたいだけど。束子は痛そうに見えて、面ではなく点で当たるので力を入れなければ意外と肌は傷まないし。合成繊維は肌の水分を奪うらしいけど、束子のような天然素材は水分を奪う事は無いらしい。洗い方にはよると思うけど、肌は傷まず、マッサージ効果もあり、適度な刺激で肌を丈夫にするという実感すらあった。
そして、早く洗える上に確かに洗ったという満足感と実感が得られるのだ。洗い忘れも少ない気がする。また、小さな弟妹を洗ってあげるのも楽だった。力が要らないし早い。母の背中を流すのも喜ばれた。
ユーリにとっては、身体洗いと言えば絶対に束子なのだけど。前世の日本でも使った事のない人から「痛そう」と言われる事も多かった。なので、幼児の柔肌で使う事は特に心配され止められるだろう事は分かっていた。
密かに身体洗いに使い、大丈夫である事を証明してからユーリは明かすつもりでいた。
言いたい、やっぱり最高だと人に語りたい。けど、自分だけの秘密も楽しい。だって、こんなに心地良い感覚を独り占めしているのだから。
「うふふふふ」
転生してから初の束子で身体洗いにテンションが上がって、抑え切れない笑みが溢れていた。
ユーリは気付かない。何がそんなに楽しいのかと、幼児を見守る大人が当然気にする事を。
心地良さからあちこち洗おうとして動きが大きくなっている事も。
当然ながらバレて、大人達を説得するのに苦労する事になるのだった。
「亀の子束子」って社名なんですよね。
束子は色々な会社さんが作っていたりしますが、私は亀の子束子を使っています♪
私が使っているのは、鍋洗いに使うような手のひら大の束子ですが。
今は身体洗い用の柔らかくて、背中も洗いやすいようにヒモがついたものもあります。
亀の子束子さんは、亀マークを使ったグッズなんかも作っていて可愛いのでよかったら検索してみてくださいね。
もちろん、身体洗い用の束子もあります☆




