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第43話 不倶戴天

 挟撃され、陣形は崩れて、団員達は散って逃げた。勇猛果敢な団員達は前に進まず、まっすぐ後ろに進んだ。


「逃げるな!! 戦え!!」


 帝馬は逃げる団員達に怒り、剣で斬るが止まらなかった。


「くっ!!」


 味方がいなくなり、孤立してしまった。


「お前だけになったな、帝馬」

「康!!」


 殺したいゴスロリ男の娘が現れたので驚いた。

 康は帝馬を討ち取るためにきた。攻めてきた相手を許す気などなく自分の手で殺したいので部下にはやらせない。


「娘と孫に会わせてあげる」


 康はスカートの中に手を入れ、剣を出して構えた。


「ほざけ!! 娘と孫の敵討ちだ!!」


 敵討ちのチャンスなので帝馬は斬りかかる。勇牧家の当主なので弱くなく、剣がぶつかり合っている。

 しかし若くなく指揮を執る男なのでゴスロリ男の娘は余裕がある。捕えて人質にできるが、生かしておきたくないので剣で帝馬の胸部を突いた。


「ぐおおおっ!!」


 血と中身が出て、片手で押さえ、片膝をついた。


「死ね!! 帝馬!!」


 康は剣で敵の首を切断した。自分の死が信じられないマヌケ面の頭が転がった。


「こうなったから徹底的にやらないと」


 バカな当主の死で修復不可能な関係になったので勇牧家と敵対し、滅ぼすことにした。


「スペードの一!!」

「はい!!」


 康はトランプの騎士隊の切り込み隊長を呼んだ。


「帝馬の首をやつらに見せて追撃しろ!!」

「はい!!」


 主がやることは正しいので帝馬を殺しても命令に従い、帝馬の頭を拾い、槍に刺して掲げ、トランプの騎士隊を率いて敵を追う。


「帝馬様がやられた!!」

「もうダメだ!!」


 当主の首を見て勇牧家の団員達の混乱は大きくなり、立て直すことができず、まっすぐ鹿鳥山へ逃げる。


「撃てー!!」


 スペードの一の命令でマシンガンを向け、エネルギー弾を連射した。


「ひいいいいいい!!」


 勇牧家の部隊は消滅していき、戦意がなく逃げるだけだった。

 攻撃が届かなくなり、敵が見えなくなったのでトランプの騎士隊は攻撃をやめた。


「今度きたら、こんなものじゃすまないぞ!!」


 スペードの一は無様に逃げた勇牧家の団員達をバカにして笑った。


「ここを攻めにきた侵略者に情けは無用!!」


 ゴスロリ男の娘は勝利を喜んだ。

 なんとか生き残った団員達は勇牧家に戻り、当主の死を知って帝馬の妻と息子、孫は激怒した。団員達は処罰されなかったが、肩身が狭くなり康を恨むようになった。

 康は帝馬の首と体を雑兵蟻のエサにしたので遺体がない葬儀になり、この戦闘に参加した者達の関係者や領民達も怒り、勇牧家の団員に志願する者が増えた。

 しかし当主とかなりの団員が死んだので戦闘準備に時間がかかる。







 当主が死んでも勇牧家との戦闘は終わりません。

 「美女能力者のお腹にある別空間で特訓をして強くなった中途半端な能力者」と「非正規団員の小事件集」と「ストイックな二人の殴り愛」も連載中です。

 

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