表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/195

梨音(レナータ)視点

梨音視点です。どうやら転生による記憶の混乱が落ち着いてきて自分語りをしたいらしいので今回は梨音さんにお願いします。

 私はレナータ・ディ・スカファーティー。

 伯爵家三女。19歳で国境警備隊隊長・・・でした。


 今は中学1年の女の子。


 レナータだった時は・・・


 自分で言うと恥ずかしくもあるのですが・・・


 プロポーションは良かったんですよ。今は、そのなんというか・・・


 残念ですね。


 けれどもしかし、どうやら周りの娘たちに比べても成長は遅いみたいですし、これからですよ!


 え?今の気持ち?


 こっちの言葉では「転生した」というらしいですね。最初は突然子供の思考が混じってきて、かなり混乱しました。

 今もリオン・クラモトの記憶は抑制しないと勝手に再生されて混乱するから、とりあえず必要な時に思い出す方向で押し込めることにしてから、だいぶ楽になりましてよ。


 レナータに戻れるかどうかはわかりません。

 マウリツィオは意識の入れ替えだと言っていましたけれど、それだって本当のことなのかわかりません。

 けれどレナータと梨音の記憶の両方があるのはわかります。

 そして自分の意識としてはレナータであることも確かなことです。


 でもだからといって、今の自分がレナータ・ディ・スカファーティーである、と証明することは出来ません。

 ひょっとしたら、レナータという人格になったと思い込んでいる倉本梨音なのかもしれないのです。

 魂の証明なんて誰にもできないことなのですから。


 ですから今は、現実を受け入れて前を向くべきだと思います。


 まずは現状把握。そして目標を立てますわ。


 マウリツィオは、日本という国は息苦しいと申しますけれど、ご飯はおいしいし、不思議な飲み物もありますし。

 昨日のコーラは気に入りましてよ。手持ち資金があれば今日も頂きたいのですが・・・


 え?この言葉遣いですか?


 何か間違ってます?

 梨音さんの言語再生エンジン?には貴族令嬢はこういう話し方をするとありましてよ?


 そもそも母国語は、こちらの世界の英語に比較的近いようですから・・・こういう微妙な語尾の違いなんてわからないんですのよ。

 けれど、この言葉遣いを止めますとね、梨音の素が出てくるみたいで・・・・なんか適当な感じ?コミュニケーションを取る気はない感じ?わたしが良ければいいかなーと思ったりするよ・・・というような話し方になるんですの。


 それはなんというか・・・許容しかねますの。


 本当は貴族令嬢という肩書よりも、最近は警備隊長として生き方が好きでしたので、そちらの話し方でもいいのかなあって思いましたけど・・・

 これまでの梨音さんの性格とあまりにも乖離してますので自重してますのよ。


 たぶん無理ね、隊長言葉で再生するのは。勇ましすぎて周囲がドン引きしますわ。


 ドン引き・・・って便利な言葉ね?

 言い得て妙です。


 え?うざい?


 貴族令嬢というよりも悪役令嬢みたいだ?


 ・・・全焼しますね?


 えっと違いますね。


 善処します。私もおかしいな、とは思ってますから、出来るだけ普通に話せるように頑張っていきます。


 え?魔法で焼き尽くされるかと思った?


 まさか、そんな!やりませんよ。

 

 じゃあなんで左手の上にファイヤーボールを出しているんだ、ですって?


 これは癖みたいなものですよ・・・え?本当ですよぉ?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ