◇《第41話 信念が、神を殴る音》
それは、もはや戦闘ではなかった。
巨人カルマ・オベリスクの一撃と、ルミナの拳が衝突するたび、ホール全体が悲鳴を上げる。
空気が砕け、時間が歪み、観測者であるはずのB班の視界には二人の動きだけが超速に見えていた。
「速すぎる……」
アサヒのかすれた声が、血に濡れた床に落ちた。
見えているはずなのに、理解できない。
攻撃と回避が同時に存在し、破壊と制御が同時に成立している。
それは技でも力でもない。
在り方そのものの衝突だった。
カルマ・オベリスク。
犠牲を強制し、合理を神とする存在。
ルミナ。
仲間を切らず、非合理を選び続けてきた存在。
「まだ……終わらない……これどうなっちゃうの」
血に染まった床に膝をつきながら、ムツミは震える指でその光景を見上げる。
(ルミナ……どうして、あんなに前に立てるの……)
ルミナは、倒れた仲間、託された命、そして背中にある帰る場所、それらすべてを背負いながら、一歩、前へ出た。
カルマの紅蓮の骨格が軋み、処刑システムが唸りを上げる。
《JUDGEMENT CONTINUE》
それは、どちらかが否定されるまで終わらないという宣告だった。
ルミナは、拳を握り直す。
紫の瞳に映るのは、敵ではない。映っているのは、ただ守りたかったすべての顔。
「……ねぇ」
その声は静かで、しかし、ホール全体を震わせた。
「大事な仲間達の犠牲を前提にしないと進めない世界なら私は、そんな世界いらないわ」
次の瞬間、蒼月の影が、空間を裂いた。
ルミナの追撃は、カルマの巨体をホール中央まで押し込んだ。
だが、カルマは無傷。
その巨体が、威圧するように静止した。
カルマはルミナに問いてくる。
「理解不能だ。なぜ切らない。なぜ選ばない。なぜ犠牲を拒む?」
(ここで一拍の沈黙が走る。その声は、深淵の真実のように響いた。)
「世界は常に、価値ある者を残し、不要な者を切り捨てて進んできた。それを拒む貴様は、世界の進化を止める異物だ」
カルマの言葉は、傷ついたそこにいる仲間たち全員の心に冷たい正論として突き刺さる。
「守る? 信頼? 絆? それらは敗者が生き延びるための幻想にすぎないのだ」
カルマはゆっくりと、ルミナを見下ろす。
「一人を捨てれば、十が救える。十を捨てれば、百が救える。それが最適解だ」
そして、決定打。
「貴様が拒んでいるのは犠牲ではない。選ぶ責任だ。私は背負う。だから私は神となった」
ルミナは、その正論の暴力を全身で受け止めると、
彼女の体がわずかに震える。
「……そう。あんたの言うこと、たぶん全部正しいんだと思う。…でもね」
ルミナは拳を握りしめた。
その声は震えていたが、それは恐怖ではない。
「私は正しい世界で、大事な人が仕方なく死ぬならそんな世界、いらない。それに選ぶ責任? そんなの……最初から背負ってるわ」
ルミナの紫の瞳が、血の涙のように光る。
「だから私は切らない。切らないって選択を、何度でも選び続ける」
そして、ルミナはカルマへ向かって叫んだ。
「あんたが神なら、私は神に逆らう側でいい!それで負けて死んでしまうならそれで構わない…」
両者の叫びがぶつかり合い、バトルが再開!
ルミナは爆発的な加速でカルマの懐へ飛び込むが、カルマのシステムが最終防衛を発動する。
《ABSOLUTE JUDGEMENT》
ホール全体が青白いノイズに覆われた。
ルミナの動きが一瞬、氷漬けになったように止まる。
ルミナの視界に、幻影が押し寄せる。
それは、ルミナが過去に選べなかった者たちの、無数の冷たい視線だった。
幻影の声がこだまする。
『結局、あなたは私を見殺しにした』
ルミナは苦悶の表情を浮かべ、喉から呻き声が漏れる。
「やめ……て……」
ルミナの意識が完全に幻影に囚われた、その一瞬。
ズガァァァン!!
カルマの拳が、ルミナの細い身体に真正面から直撃した。
嫌な音がホールの隅々まで響き渡る。
ルミナの身体が吹き飛び、血しぶきが舞い、壁の瓦礫の山に叩きつけられた。
ホールが沈黙する。
二人の影が消えた空間は、静寂に包まれた。
崩れた壁の中、血に染まった床。
「残念だ。やはり、異物は排除する」
ギシ……と、骨が軋むような音がしてルミナが、瓦礫の中からフラフラと立ち上がった。
血が流れてきて片目が塞がってしまう。
血が顎から滴り、群青色の髪が濡れている。
呼吸は荒く、立つのが精一杯だ。
だが、ルミナは立っている。
「まだ……私は……倒れてない」
ルミナは満身創痍で立っていた。
その細い身体が、カルマ・オベリスクという巨大な悪意の前に立ちふさがっている。
巨体はゆっくりと、第二撃を振り上げる。
ルミナは構えるが、体は限界を超えていた。
その瞬間、ヨシマサに抱かれたまま気を失っていたエリサが、かすかな電気ノイズのような違和感に引きずられるように、フラフラと薄く目を開けた。
彼女の頭脳は、極度の痛みと貧血で警鐘を鳴らしていたが、その視界に、ルミナの背後で焦燥に駆られながら解析を試みるユーキの姿が映る。
「クソッ、ルミナが正面から殴っても勝てねぇ!奴はシステムだ!合理性で動いてるんだ!」
ユーキの叫びを聞いたエリサの思考が、最後の熱を帯びて高速回転した。
エリサは目が霞んでる中、ルミナとカルマの方を見た。
(合理性……?私が選ぼうとした『最適解』、つまり『犠牲』……!だけど、ルミナはそれを拒絶した。そして、このシステムはそれを理解できない……!)
エリサの瞳は、痛みを堪え、確信を映し出す。
「ユーキ!システム異常の原因は合理性の欠如よ!カルマが求める『犠牲』を、ルミナの『誰も切らない意志』が拒否し続けている!それが奴の最大の弱点だわ!」
その声は、震えていたが、いつにも増して冷徹な確信に満ちていた。
ルミナは、迫りくるカルマの拳を、かろうじて側頭部で受け流す。
「無駄だ!貴様の非合理は、ここで終わりを告げる!」
その言葉を聞きながらも、ルミナは一瞬、拳を固く握りしめたまま動けなかった。
(絆?非合理?…でも、エリサは……犠牲になった。彼女は私たちを生かすために、自らを選んでくれた。この状況で……本当に……切らないという非合理な拳が、エリサの犠牲を否定せずに、このシステムを破れるっていうの?)
ルミナは、先ほどのエリサを抱えた右腕を、震えながら見つめた。
彼女の胸には、正しい選択を選んだエリサへの敬意と、非合理を選びたい自分の意志が、激しく衝突していた。
「逡巡か!それこそが貴様の弱点だ!最適解を前に、貴様は立ち止まる!」
カルマは、ルミナの迷いを嘲笑うように、次の攻撃を放とうと腕を振り上げる。
そのとき、ムツミやヨシマサからの叫びが、ルミナの全身に熱量となって流れ込む。
そしてルミナの視界にエリサが映った。
ルミナは顔を上げた。
紫の瞳に、再び強い光が戻る。
ルミナの迷いは消え、瞳に疑いを背負う覚悟の光が満ちる。
ルミナは、エリサの犠牲を否定せず、その繋いだ意志だけを背負うことを選んだ。
「……エリサ……!」
再び意識を失う寸前のエリサは、最後の力を振り絞り、ルミナへ向かって張り裂けんばかりの声で叫んだ。
「ルミナ!私の自己犠牲は……最適解ではなかった! あいつのシステムが読めないのは、私たちが繋いだ『非合理な信頼』よ!それを最後の鍵に使うのよ…」
エリサの言葉は、ルミナの迷いを一瞬で断ち切った。
ルミナの胸に、鋭い稲妻が走った。
紫の瞳に、疑いを背負う覚悟の光が満ちる。
「そうよ。私は立ち止まる。私は迷う。あんたみたいに、最適解なんて知らないわ!だけど私は……正しい世界で、大事な友達が死ぬなら……その世界、やっぱりいらない!」
ルミナは、エリサの犠牲を否定せず、その繋いだ意志だけを背負うことを選んだ。
心に集まったのは、もはや物理的な力ではない。
エリサの『守りたかった体温』
ムツミの『生きたいという叫びの残響』
ユーキとマキの『信じているという意志の質量』
だった。
それらが、ルミナの闘争心を熱く、重く、非合理的な力へと変質させた。
ルミナの紫の瞳に、再び光が戻った。
それは、怒りでも憎しみでもない。
深い敬意と、仲間への絶対的な愛の光だった。
ルミナは、床を踏み鳴らした。
「私たちは、誰も犠牲にしない!!」
「そうよ。私たちにとって、あなたたちを切り捨てないことが、このステージにおける最大の合理性」
カルマが、勝利を確信した最後の一撃を振り下ろす。
ホール全体が崩壊し、暗闇がルミナを呑み込もうとする。
ルミナは、カルマの振り下ろされた拳を交わし、壁を使って思いっきり跳び上がり、宙返りとともに上から突き刺すように上空から下降した。
ガガガガッ!!
信念という名の熱と質量を纏った絆の蹴りが、カルマの紅蓮のコアに、炸裂して叩き込まれる。
その瞬間、カルマのコアを構成する石の表面に、熱の伝導エラーが発生した。
物理的な破壊音は一瞬でかき消え、ホール全体に響き渡ったのは、システムエラーの甲高い電子音と、石が内部から砕ける軋みだった。
「ACCEPT」や「DENY」
といったシステム言語が暴走し、無意味な光のパターンが、カルマの巨体を走る。
「り……理解不能……!この、不純な熱は……ゴ、合理性に……欠けてい、る……」
巨体は咆哮ではなく、苦悶の呻きを上げた。
全身にエラーの光が走り、皮膚の石がヒビ割れ始める。
コアの文字が、急速に書き換えられていく。
《SACRIFICE》
その文字が、一瞬で
《TRUST / BREACH》へと反転し、光となって砕け散る。
巨体は爆発するのではなく、システムが強制的に巻き戻されるように、石柱へと逆再生して崩壊していった。
カルマは、完全に無機質な岩塊に戻る直前、ルミナの瞳から目を離さなかった。
その声は、深淵の底から響くように、静かに、そして呪いのようにルミナの鼓膜を打った。
「……貴様は、私の合理性を否定した。だが、蒼月の処刑人…貴様が切らない道を選び続ける限り、貴様自身が、最も大きな『犠牲』となるだろう。その孤独に……耐えられるか?」
その言葉は、ルミナの胸に鋭いナイフのように突き刺さった。
孤独と、背負い続ける重さ。
崩壊する巨体から、生命感が消え、ただの無機質な岩塊に戻っていく。
そして、カルマは完全に沈黙した。
ホールは静寂に包まれると、ルミナは膝から力が抜け、そのまま崩れ落ちるように座り込んだ。
ルミナの耳には、カルマの最後の言葉が呪いの残響として何度も木霊した。
『貴様自身が、最も大きな犠牲となるだろう』
その時、ムツミが血の滲んだ手でルミナの手首、を掴んだ。
「ルミナ、立って……勝ったんだよ」
その生きた体温だけが、ルミナが今、確かに孤独ではないことを証明していた。
ルミナは唇を噛み締め、小さく頷いた。
そして台座が現れクリスタルが浮かび上がった。
ムツミがそのクリスタルを取り、ルミナに渡す。
その時トワイライト・メモリアル・ライブラリーへと続く扉が開いた。
向かう先はライブラリーの中のトワイライト・ミュージック・ラウンジ。
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VIP監視室。
モニターに映るルミナ達の映像を見て、イヨナの表情が一瞬止まった。
「……あの子たち、本当に……やるわ。」
その時、イヨナのすぐ後ろ、薄暗い部屋の奥から、別の黒いスーツの6人の男たちの影が静かに浮かび上がった。
イヨナは振り返らず、微笑む。
「ねぇ……あなた達、見ない顔ね。あなたたちが勝手に余興に手を出したのね」
男の声は冷たく、感情がない。
そして元々その場にいたボディガードの黒服達が、その6人を囲む。
「貴様ら、何者だ?」
新しい黒服のリーダー格の男は、イヨナのボディガード達に囲まれるが表情一つ変えない。
彼は、イヨナだけに目を向け、冷たく告げた。
「イヨナ・スティファニー。お前の任務は管理だけだ」
その言葉と同時に、鋭い金属音が響いた。
イヨナ直属の黒服たちは、新たな6人組に一瞬で無力化され、バタバタと無造作に床に積み上げられた。
「お前も、こうなりたくなかったらおとなしく言う事を聞いてもらおうか」
イヨナの目が細くなる。
「……私のステージを、台無しにしたわね。」
「お前のステージではなく、ノクターナ上層の処刑場だ。お前ごとき、ただの駒にすぎない。」
イヨナは、静かに笑った。
美しい微笑み。
だが目だけは、獣のように冷たい。
「ねぇ、あなた……舞台の余白を読めない男って嫌われるわよ?」
黒服は無表情のまま口を開いた。
「へらず口の多い女だ。あなたの役目はすぐ終わる」
その言葉の意味を、イヨナは理解した。
(……消すつもりなのね、私を。)
イヨナは椅子に腰掛け、脚を組んだ。
「いいわ。その話し、受けてたつわ。はっきりさせましょう? だけど、駒が『キング』を動かす可能性は、あなたたちの合理的な計算には入っていないんでしょうね。駒は、盤をひっくり返すのが得意なのよ?」
イヨナは鋭い目つきで静かに言い放つと、モニターの電源を切り、静かに立ち上がった。
彼女は優雅に歩き、部屋の隅に置かれた無機質な通信端末を手に取った。
端末の画面には、
『送信完了:宛先 - THE VOID(空白)』の文字。
イヨナは、冷たい微笑みを浮かべた。
その瞬間、6人の男たちが、イヨナを取り囲んだ。
彼らの目には生地がうっすらと透け、肌の露出が多いドレスへ向けられた。
その時、職務上の冷たさから舐め回すような下劣な欲望へと変わる。
一人の男が、イヨナの顔に汚らわしい指を伸ばし、その整いすぎた顎を乱暴にクイッと持ち上げた。
「相当頭がキレるようだが、自分自身が今、どういう状況に置かれているのか、まるでわかっていないようだ。この舞台のクイーンを、ただ塵にするのは無粋すぎる」
男は、至近距離でイヨナの完璧な美貌を堪能し、下卑た笑みを浮かべた。
「相当な美女とは聞いていたが、噂以上の極上の獲物だ。これほどの上玉、ただ処分するのはあまりに勿体無い。この上なく完璧な、まさに宝石のような美貌だ。我々に少し楽しませてもらおうか。組織の報償として我々が味わうのが、本当の合理性だ」
男たちは卑猥な下心丸出しの笑みを浮かべ、男は唾を飲み込む音を隠そうともしない。
イヨナのグレー色の瞳の奥で、一瞬身の危険を感じ、イヨナは一歩後ずさった。
その時、別の男が、後ろからイヨナの露出した肩から透ける生地に手を伸ばした。
ドレスの肩の部分を力任せに掴む。
ビリッという微かな音と共に、彼女の華奢なドレスの生地が小さく裂けていき破れていく。
「…なっ……!」
ただでさえきわどいドレスが、胸元、腰、そして脚の露出が、更に限界を超えていこうとする。
「オレたち6人の相手くらいどうってことないだろ。さあ、たっぷりと楽しませてくれよ」
男たちは、彼女の壊れゆく尊厳を嘲笑うかのように、下卑た笑み顔つきで一歩ずつ間合いを詰めた。
イヨナはその屈辱的な行為から逃れようと身を硬くして、唇を噛んだ。
彼女の緻密な計算に、男たちのこの獣のような下心の欲望は組み込まれていなかったからだ。
この計算外の出来事にさすがに焦るイヨナ。
だが、それでも屈するつもりは毛頭ない。
(この組織は、私が思っていたよりずっと下品で、残酷ね…)
しかし彼女は冷徹な策士である。
それを誰にも悟られないようにイヨナは一瞬で美しく整った澄ました顔に戻る。
イヨナは、静かに、そして冷たい魅惑を帯びた声で、彼らを見据えた。
「随分と、品のない言葉ね。あなたたち、鏡はご覧にならないの? 私という舞台の余白を読めず、駒ごときを侮る男は…
イヨナが、最後の言葉を投げかけようとしたその瞬間。
「おい!」
そのとき部屋の空気が、張り詰めた糸のように凍りついた。
入口の影から、一人の男がゆっくりと姿を現した。
地を這うような低い声が、部屋の奥から響く。
その声には、殺意に近い静かな怒りが込められていた。
「ほぉー、なるほど。これが上層の合理性か。
1人の女を囲んで下劣な手を出そうなんざ男の風上にもおけねーよ」
次の瞬間だった。
ガッ!ドゴッ!バキッ!ゴキィ!ドゴッ!!
空気が爆発したかのように、6人の黒服が悲鳴を上げる間もなく、壁やテーブルに叩きつけられ、部屋の隅で泡を吹いて倒れ伏す。
何が起こったのか、誰も理解できないほどの一瞬の出来事。
1人の黒服が倒れたまま呻きながらその男を見上げた。
「な、何者だ、貴様……」
イヨナと同じグレー色の瞳に金髪の男が上から見下ろす。
そして感情の欠片もなく鋭い眼光を放っている。
男は、倒れている男たちを一瞥すると、呻きながら見上げる一人の黒服の顔面に、無造作にブーツの底を踏みつけるように押し付ける。
その男を見下ろしながら、冷え切った無機質な声で告げた。
「ゲスヤローどもが!オレの姉貴を囲んでなにしようとしてんだ!!あぁ?」
イヨナの冷たい表情が、驚きの色に変わった。
「……レイト⁈!」
─── 作者のクリエイターズ・ノート ───
第41話をご愛読いただきありがとうございました!
カルマ・オベリスクとの死闘を制したルミナたち!
そして、VIP管理室の絶体絶命のイヨナの危機に駆けつけ助け出したのは……まさかのサウス・ベイサイドタウンの伝説の男、レイト!!
衝撃のラスト1行で明かされた、イヨナとレイトの【二人の関係性】
ずっと悪女を演じ続けてきたイヨナの真意、
そして、なぜレイトがここにきたのか、
その真の理由と、魅せるレイトのズバ抜けた実力の無双劇が始まります!
次回
《PROJECT∞HEART-X 第42話》
( ── LUNAEDGE編 第18話:沈黙の駒




