表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/55

ようやく聖国到着のはずなのですが……?

王国から魔国は三十二話から四十三話まで十一話使ってるのに、魔国から聖国は一話も使わなかった……。

 魔国から聖国に出発した日──と言っても、対して大したことは無かった。


 少なくともロリコン幽霊が出たり、宿屋が見つからなかったり、いきなりみんなが一斉に城に向かって祈り始めるようなことは無かった。


 そう考えると、怒濤だな。昨日の一日。


 相変わらず殆ど変わらない風景を横目で見ながら、これまた変わらない固いクッションによって腰を痛くしていただけだ。


 何が言いたいかというと、結局特に何も起こらずに聖国に到着したって事なんだけど、驚いたのが、ハプニングが無い旅かここまで牧歌的なことだ。


 以前も言ったとおり、俺は旅の経験が無い。これが初めてだ。その上昨日は変なことが立て続けに起こって、『てんやわんや』と言う言葉はまさしく昨日の状態だろう。


 そして移動で一日は過ぎ、次の日の朝だ。


 朝の八時に食堂集合、その後全員でご飯を食べる、と言う予定なのだが……。


「やっぱり来てないな」

「すいません……うちのバカ兄が」

「だろうとは思ってたけどねぇー。まさか本当にやってくれるとはやりおるなー」


 場所は変わってもやっぱり起きれないんだな、セキは。一昨日、コウと同じ部屋にしたら定時に起きれていたのは、やっぱりコウが起こしてくれていたからだろう。


「はぁ、取り敢えず呼びに行くか」


 知っている人は知っているかもしれないが、寝ている人、特に寝起きが悪い人の目を覚ませるのは至難の業だ。


 奴らは肩を揺すったり、ちょっと声をかける程度では起きないからな。肩を揺するんなら相手をヘッドバンキングさせるぐらいの勢いでなくてはならない。


 そうなるとやっぱりスタミナが要る。


 それに、起こそうとしてもなかなか起きないのは精神的にも来る物がある。朝っぱらからそんな、心も体も疲弊するようなことをやりたくないのは、少なくともこの三人の中では同じ心だろう。


「と、言うわけで……」

「最初はグー!」

「「「ジャンケンポン!」」」


 結果は……?


 俺がグー。

 コウもグー。


 しかしながら、セイは、チョキだった。


 まごう事なき、セイの一人負けだった。


「よ~ろしくお願いしま~す!」

「はぁ、結局私なんですか……。行って来ます」


 まあ、あれだよね。妹だからね。仕方ないね。


 どこからどう見てもこじつけである超理論を脳内で展開して納得するという自己満足をした。


「おーいぶりぶりー」


 すると突然コウが話し掛けてきた。いや、二人しか居ないんだから、話し掛けるのも当然か。二人で席座ったるてのに無言とか気まずいもんな。


「その呼ばれ方、久し振りにされた気がするよ。前も言ったけど、汚いからやめろ。で、なに?」

「えっと、センチィだっけ?聖国に隠れてるってなったけどさ。聖国のどこに隠れてるんだ?」


 すさまじい間違え方をしているぞこいつ。何で人の名前を長さで覚えたのか、なかなか疑問だ。きっと脳みその形が俺と違うんだろうな。ほら、俺人間じゃ無いらしいし。


 こんなブラックジョーク、思っただけで口には出さないが。


「ミリィな。ミリィ・アズレン。そこはほら、多分ジントが判るだろ。聖国だってあいつが言ったんだし」

「確かにな。なんか教えたみたいなこと言ってたしね。流石にそこまで抜けてないかー」

『判りませんよ?』


 んー?


 なんか聞こえたぞー?


『ちょっとごめん、理解できなかったからもっかい言って貰って良いか?』

『わ か り ま せ ん よ ?』


 今度は全ての言葉にアクセントを付けるおまけ付きだ。──と、そうでは無くて。


 判らない?判らないだって?それは困る。


『そもそもミリィ・アズレンがここに居ると言うのも予想ですからね。間違っていても責任は負えませんよ?……まあ、流石にそこは当たっていると思いますが』


 知ってるか?国ってデカいんだぜ?


 国中探し回るとしても、圧倒的に足りない人手がネックだ。これに関してはどうしようも無い。いきなり見知らぬ人に「元魔王軍の幹部がここら辺にいるはずだから一緒に探してくれ」なんて言ったら、痛い人間違いなしの直行ルートだ。


『恐らくですけど、邪教の本部に入ってないと思います。それは以前私がいけないと教えたので。そうすると他の建物にいることになります。しかし、少なくとも私の知っている彼女は計画性が無いのでどこで寝るかまで考えていなかったと予想できます』


 予想だが、人格を知っている人の言葉だ。間違いは無いことを信じたい。


 何故隠れているときに本部に戻ってはいけないのかも結構気になるが、今はブリキの予想解説を聞くのが先だ。興味だけなら後回しだ。


『しかしそれでも彼女が寝る場所を作るのは簡単です。魔法なら一瞬で屋敷が建ちますし、今は腐死者(ゾンビ)やらを従えている状態です。魔法を使わなくても家ぐらいは建つでしょう。そうなると、突然建った屋敷などが怪しいです』


 なるほどな。


『突然建ったなんて、おかしな物でしか無いですから、多分情報は集まると思いますよ。よっぽど辺境に建てていなければ』


 噂が無かったら辺境になってるって事で範囲も狭まりますし──と、なるほどな。


 俺は、コウにそのことを伝えた。


「じゃあまず情報収集か。と言っても、普通の町の人に聞いても街から出ないから判るわけ無いもんな。んー。あ!冒険者に聞くのはどうだ?」

「おーナイスアイデア!じゃあそれは赤青兄妹にお願いでいいっすかねー」

「私達がどうかしました?」


 ようやくセキをズルズルと引っ張ってセイが戻ってきた。


 それじゃあ、作戦会議としゃれ込もう。

前書きにも書きましたが、魔国から聖国まで、一瞬で終わりましたね。

そして今回、約二千三百字と私の中ではなかなか長くなっています。

別にそうしようとしたわけではないです。切り良くしたらこうなりました。


PV11699件、ユニークアクセス4169人です。

総合評価も悲しくなるので書きません。


評価が欲しい……。


定型文 是非この作品に対する批評等、良いのも悪いのもお待ちしております。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ