表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/55

ようやく宿屋のはずなのですが……?

おわかり頂けるだろうか。

この1日だけで、どれほどの話数を重ねているのか……。

進みおっそ!って自覚しました。ちょっと次から早足になるかも(なるとはいってない)。

 狂信化がどうのこうので、ようやくご飯にありつけた。

 セイが選んだのは肉も少し入った野菜主体の、なんかオシャレな食べ物だった。流行とかでもあるのだろうか。俺は全く知らない。

 それにしたって、ちゃんと肉があるところがセイの優しさをうかがえるだろう。俺だったら動物性タンパク質を魚でとらせるわ。


 仁義なき肉の取り合いに勝利したコウは、お昼の時とは全く違く二倍は遅くなっているだろうと思うほどのゆっくりなスピードで肉を噛みしめていた。一方、負けたセキは机に倒れ込み泣きそうな目で葉っぱを食べていた。


 そんな感じのこの国に来て初ご飯が終了し、宿を探すことになった。


 ↓↓↓↓↓


「すいません、今はどこも満室でして……」


「ちょっと前なら数室空きがあったんですが……」


「予約が……ありませんね。申し訳ありませんが、家で宿泊することは出来ません。またのご利用お待ちしております」


 どの宿に行けど、部屋が開いていない。てか最後の宿、またのご利用~って最後につければ良いとでも思ってんのかこの野郎。ご利用したこと一度も無いわ。

 そんなことがあっても挫けずに宿探しを続けていると、ようやく一件だけ。


「二部屋なら、空室がございますが……」

「それでいいです。お願いします」

「106番と107番になります」


 鍵を手渡され、その部屋にぞろぞろと四人連れで向かう。

 しかし、俺達は四人居るのだ。対する部屋数は二つ。ベットは勿論二つだ。


「部屋割り、どうする?俺としては男女で分かれればコウとセキもヘット無しで寝させられるからベストだと思うんだけど」

「異議あり!ベットで寝たいです!」

「異議却下します」


 がっくりと肩を落とすコウ。仕方の無いことだ。今日はいつにもましてはしゃいでいたからお灸を据えねば。

 すると、今度はセキが、


「異議あり!今は女だからと言え、コウを妹と一緒の部屋で眠らせるわけにはいきません!兄として!」


 これは難しい問題だ。確かに、今コウの性別は女だが少し前まで男だったのは本人が言っていた事だ。

 純潔が散らされることは無いにせよ、性の悦びを知ってしまうのとにはなるかも知れない。それは問題だ。


 とは言え、男が行ったらそれこそセイの純潔が危ない。いや、俺が襲うわけでもセキが襲うわけでも無いのだが(そんなこと出来る勇気があるなら俺達は童貞じゃ無い)、倫理的に一つの部屋に年頃の男女が一人ずつ入るのは問題だろう。


「別に私は、良いですよ?自己防衛ぐらいは出来る程度の力を持っていますし」

「むう、確かに」


 物語とかだと、男の怖さを教えてやるよ……みたいな脅迫が入るところだろう。しかし、少なくとも俺はセイにそんなことしたら、確実に顔の形が容赦ないまでに変わる自信がある。セキにだって、最悪逃げることぐらいは出来るだろう。


「なら別に一緒に寝るのコウでも良いか」

「異議ありだと言ってるだろ!もし何かあったらどうするんだ!」


 あーシスコン面倒くせ。


「じゃあお前が一緒に寝ろよ」

「それも異議あり!同じ部屋で妹と一緒に寝ると視線が冷たすぎて、次の日凍死してそう!」

「たらい回しにされるのも、ちょっと悲しいですね……」


 流石にここまで行くとセイが不憫だ。とは言えこれはちゃんと決めなければ。大きな失敗があった後では駄目なのだ。


「じゃあ後残ってる分け方はコウを含む男子を一部屋にまとめるか、俺とセイが一緒の部屋で寝るかしかないぞ?」

「多少狭いが男子全員で……「ブリキとなら別に一緒に寝ても良いですよ?」


 ここで、セイが驚くべき爆弾発言をした。


 いやいやいやいや、いくら何でも。コウは今女だし、セキは血が繋がっている。俺はそのどちらでも無い、言ってしまえば妊娠して、一般の子供を出産させられる唯一の男なのだ。

 確かに、コウやセキのような力は無いがそれこそ襲おうと思えばいくつもやり方はあるだろう。例えば……薬で眠らせるとか?

 そんな最も危険な可能性をもっているのに何故俺はありでその他の可能性の低い二人はノーコメントなんだ!?


 これらの考えが一瞬で頭を横切る。その瞬間、俺は今までの人生で一番頭を使っていたと言っても良いだろう。しかしその前に、シンプルな一言が口からこぼれ落ちてしまっていたのだ。


「は?」


 場が凍り付いたかのように時間が止まったのを、感じた。

そんなわけで、順調にフラグを立てては壊して行ってますね。良いぞ主人公もっとやれ。

女の子の些細な行動で、「あれ?こいつもしかして俺のこと好きなんじゃね?」って考えてる男子諸君。

人ってそんな単純じゃ無いのだよ。

元々セイもわかりやすくデレてるけど自覚無し(今の状態)か、外見はは全然デレデレしてないけど、実は心の内では自覚しているのと、2パターン考えてたんですね。

余り視点変更しない上にわかりやすいのが前者なので今のになってますが、個人的にはどちらかというと後者の方が好きです。

PV10690件、ユニーク3798人、総合評価98ポイント、感想1です。


定型文 是非この作品に対する批評等、良いのも悪いのもお待ちしております。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ