一悶着後の朝のはずなのですが…?
ちょい長めです。後、後半が説明になっています。
次の日、目を腫れぼったくしそろーりとセイの部屋を抜けキッチンに立つ。
うじうじするのは終わりだ。泣き散らかして気分はさっぱり晴れ晴れとしている。
それにしたってセイがあそこまで思い悩んでいたなんて驚きだ。自分がセキの動きを止めてしまってるのでは無いか?と凄く不安だったらしい。
しかしまあその気持ちは痛いほどによくわかる。
俺だって同じようなもんだ。きっと俺が何もしていないことをコウは何も思っちゃいない。ただの俺らの自己嫌悪。ただの悪い妄想だ。
こんなこと考えずに、まずは普通の朝を少しの緊張感とともに過ごそう。
そして、ハクを救い出す。
まあ、俺が何か出来るわけでも無いのがなんとももどかしいところだが、ジントがいるしセキも、セイだっている。俺も、コウも頑張る。
そんなことを考えていると、ドアが開く音の後セイが起きてきた。
いつもより少し億劫に歩き、俺がいるキッチンまで付くとこう言った。
「お、おはようございます」
「おう、おはよう」
あーだめだへんないしきするなきのうのことはわすれろいやわすれちゃいけないけどいまはおもいだすな!!
「えっと、昨日は…ありがとうございましたた!」
顔を赤くしてもじもじしながら感謝の言葉を述べた。
え、なんですかその恋愛小説みたいな反応。もしかしてフラグ立てちゃった?あー辛いわー。出来る男はつら──
「一応余談なんですけど」
「?」
「以上は見当たらないんですけど、もしかして私に変なこととか、してませんよね?」
セイはにっこりと底冷えする作り笑いを浮かべた。
え、やってないよね?もしやってたらとっくのとうに俺の息子はガンガン働いているはずだ。そんな度胸があるはず無い。
「ないな。安心してくれ」
「……ちょっとむかつきますね。その余裕」
余裕?何言ってんだ。それ以前の話なんだが。
なんだかんだでセイと談笑していると、セキとコウも起きてきた。
「ふぁ~おはよう。……お、なんの話してんだ?」
「あーお腹たぷたぷする夜飲み物飲みすぎた」
いつもの朝に少し安心しながら、朝食を作り終える。
……良かった。
↓↓↓↓↓
『それじゃあ、コウさんの武器について説明させて頂きます』
ジントのよくわかる武器の使い方講座。
ちなみにジントは俺にしか話しかけられないので、ジントが言っていることを俺がそのまま言っている形になる。
「あーいよろしくおねがいしゃーす」
受講者はコウ一人のみ。ちょっとカオスな光景である。
『まず、先に申し上げます。コウさんの武器の使い方、解析に時間がかかってしまって申し訳ありませんでした。自分自身、こんな武器だか防具だかわからない物になったことがなかった物で』
「あーあー、気にしないで下せ。大事なときに使えりゃ良いんすよ」
『そう言って頂いて幸いです。それではこの武器の説明ですが、見た目はどう見ても盾ですよね。盾とは本来は受ける物、と盾を使う知人からは言われました。しかしこの盾、薄いですからこれで攻撃を受けたら確実に壊れます。なのでこれは攻撃を逸らします』
「逸らす?それってつまり表面に滑らせるってことですよね?」
『その認識で正しいです。これ、相当難しいので頑張っていきましょう。それでですね、攻撃手段なのですがこの盾の縁が鋭くなっていますよね?ここで相手を斬ります。要は攻守一体の武器となっています。で、ここが肝なんですが、恐ろしいほどこの武器は切れ味が良すぎるので相手を斬った直後に傷がくっついて治ります』
「え、それじゃあ勝てないじゃないですか」
『いえいえ、斬られることで確実に傷つく物があります』
「なんすか?」
『相手の心です。要は物理的無血勝利。拷問にも使えそうですしね』
「……なんか凄い変な武器なのは判りました。あざーす。それでどうしたら使えるようになりますかね?」
『一番速いのは模擬戦でしょうね。赤青兄妹はそこそこ戦闘力もありますから手伝って頂きましょう。言ってしまえば彼らの上司がやらかしてるわけですから』
セイとセキ。頑張ってくれ……。
にしてもなかなかエグい武器だな。
完全にメンタルを潰しにかかってるのか。しかし、そんな精神攻撃がミリィ・アズレンに通じるのか……。
少し不安だ。
五日?六日?ぶりの更新ですね。一週間経たなきゃエタじゃない。
何を話しますか、最近私の胃がやばい話でもしますかね。
さて皆さん新年度になり、新たな環境に胸をドキドキわくわくされている方や何も変わらずに惰性で毎日を過ごしている人と、沢山いると思いますが。
私自身が友達を作るのが余り得意では無く、知らない人に囲まれると身体のどっかが悪くなるんですよね。頭痛くなったり気持ち悪くなったり、胃が痛くなったり。
最近は本当に胃が痛くて、胃薬を持っていないとまともに生活……は出来ますけどメンタルがやられるくらいに継続的に胃が痛くなります。つらたん。
皆さんはきっとそんなことは無いかと思いますが……新年度、頑張っていきましょう!




