バカ共は話し合いをするのですが…?
一週間たってないからエタリじゃない……
エタリじゃない……よね?
きっと、彼女も俺と同じ気持ちなのだろう。
助けになることができない無力感とそんな自分への嫌悪感に苛まれて居るのだろう。
だから今日、今夜だけは。
主人公が近くにいる不幸を共に嘆こう。
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町は夜だというのに寝静まる気配はなく、むしろ酒と女で愉快な顔をしている男や、そんな男から奪った金を手に、にやにやとあくどい笑みを浮かべる女が増えている。
昼の時間であれば子供たちが楽しそうに走り回り、周りの店の客も店員もそれを微笑ましく見ているというのに。
なんだか見たくもなかった気持ち悪いこの町の黒を見た気がした。
「……俺らは、なんで離れさせられたんだろうな」
赤いの――セキはそう言い、飲んでいるジュースの中に入っている氷を軽く振った。
「きっと、俺達には想像もつかないような、頭のいい二人だから話せることもあるんだろうよ。察してやろうぜ?お兄ちゃん」
俺は少しおちゃらけた様に返しながら乾いていく喉を潤すように勢いよく水を煽った。
ジュースはあまり好きじゃない。
甘いものは好きだが、どうもジュースとなるとただの砂糖水にしか思えなくなる。
前の時間ではコカ・コーラの炭酸をよく抜かれることがあったが、もったいないと頑張って飲んでも口に残るのは人間が作り出した薬っぽい鼻にスーンとくる香りと、どれだけぶち込んだのかといわんばかりの甘さの水が口を通り抜けていって、それが俺は嫌いだった。
甘い甘い、自分と比べても同じくらいに。
俺は俺に甘い。
「ハァ……」
水を飲んだ拍子に一緒に飲み込んだ空気が少し吐き出される。まるでその音はため息のようだ。
「俺はな、あいつの頼りになるお兄ちゃんになってやりてえんだよ。いっつもいっつも俺があいつに迷惑かけてる。俺が出来んのは近づいてくる男を追っ払うことぐらいしかない。ほんとに、情けないなぁ……」
コップに付いた結露がテーブルに落ちていく様を悲痛な顔で眺めながら、セキは絞り出すように言った。
「あいつと俺でタッチの差でギリギリ俺が兄になったてのはわかってる。きっと俺が弟になってたかもしれないってのはな。もしかしたらそっちのほうが正しいのかもしれない。でもさ――」
結露に濡れたガラスのグラスを丁寧にポケットから出したハンカチでふき取り。
「俺がお兄ちゃんになった以上、俺があいつを守らないと、いけないんだ!」
自分に言い聞かすように言った。
その様を見て俺の口も勝手に動き出してしまった。
「俺はまあお前らほどずっといるわけじゃねえけど、さ。ここ来てからずっと一緒にいるやつなんだよ。多分一番最初にしゃべったのもあいつだ。あいつがいいやつなのはわかってる。あいつがコウさんを助けたいと思ってることもわかってる。でもそのための力がないこともな」
あいつには戦う力がない。自慢していたが、図書館で働くためにたっくさん勉強して外で遊んでる暇とか体を鍛える理由とかがなかったんだろう。
「でも俺にはそれが、ある」
ハクさんが動かしていることからわかる。この体は運動神経が抜群だ。本気で走ればボルトなんか目じゃない(?)くらいには。少なくとも勝利はできるだろう。
気づくと体が勝手に震えていた。
「だから俺はブリキの手伝いを、ハクさんの救出を……まあ、俺が望んでるっていうのもあるんだけどな」
「まあ、言えることは一つだ」
セキは仕切りなおすように結露のなくなったグラスを握りしめ、少しだけ上にあげた。
「「相棒のために俺らは本気で、ハクさんを救出する」」
この店の、この一角だけは。
外に出れば溢れている町の黒は、欠片も存在していなかった。
ちなみにコウが一番最初にここにきて話したのは宿屋の受付さんです。
私もあと一日で高校生か……なりたくない、なりたくないよおお……
義務教育のどれほど素晴らしいことか……。
この前部活に行く途中、踏み切り通るときに全く知らないおっさんに「ひさしぶり。頑張ってる?」と聞かれましたが、あれの正しい反応の仕方は何だったのか今でもわかりません。
あ、全文パソで書いたのでいつもとちょっと書き方違うかもしれません。違和感を感じるかもしれませんがご了承ください。もしこっちのほうがよかったらコメントとかで教えていただけるとありがたいです。
定型文 是非この作品に対する批評等、良いのも悪いのもお待ちしております。




