久しぶりのお話しのはずなのですが…?
「図書館の仕事はどうだった?」
「あーうん。そこそこ、及第点じゃ無い?」
「何でお前が偉そうなんだよ」
俺とコウは図書館で一日の仕事を終え、うちに帰ってきた。
図書館というのは往々にして地味な作業が多い。
貸出窓口の受付役なんて超眠いし、返却された本を本棚に戻すのも割と重労働なのだ。
とは言え今日コウがやった仕事は受付役しながら本の配置の暗記だからあんまり苦痛では無かっただろう。俺もその補佐役してたから凄くいつもより楽だった。給料はしょっ引かれるらしいが二人分だからいつもよりは多いだろう。
「そいやさ、ぶりちゃん図書館でお仕事してんのに何で剣買ったん?」
「あーうん。あれな。…デザインが気に入った…とか?」
そういえばあいつらに最近話してないな。二人で作戦会議でもしてるのだろうか。
そんなこんな話をしながらソファをもにょんもにょんしていると赤青兄妹が帰ってきた。
「ただいまー」
「ただいま戻りました」
特に疲れたり、怪我をしている様子も無くて安心した。
「おかー」
「二人は冒険者、どうだった?」
興味本位で聞いてみる。外観は普通の酒場にしろやっぱ屈強なおっさんが剣もって出入りしているの見ると怖くて入れないんだよな。
「依頼こなして金稼いだ」
「と言うかそれ以外することありませんしね」
「そっか。怪我が無いようでよかった」
「よし、揃ったことだしご飯食べよーぜー!メシーメシー!」
「ぶりお料理上手いからなー流石オカンや…」
「すげえ不名誉な名前に対してツッコミを入れたら良いのかお前のオカンで無いことにツッコミを入れたら良いのか…」
相変わらずこの二人はうるさいもんだ。べらべらと話せば何でもかんでもぶっ込んでくるのだ。言葉のミサイルって怖い。
それに対して青いのはなんたる安全なこと。静かだし、言葉遣いも丁寧だし、これが女の子だよな。
「…悪寒を感じたんですけど、私で変な妄想しないで頂けません?」
「断固としてしておりません」
前言撤回だわ。
『お…、ろ。おき…。起きろよクソが!』
「あー久しぶり」
久しぶりの話開幕早々クソかよこいつは。
『おはようございます。私です。ジントですよー』
『わかってますよー?久しぶりだな、二人とも。で、どうしたんだ?』
かなり久しぶりだが、だからこそ何か大切な用事かも知れないからな。
『睡眠妨害…だな』
『ただの嫌がらせかよ』
『いやぁ眠れない私達と違って凄く気持ちよさそうに寝てましたよ。顔に落書きしてやりたいぐらいでしたね』
そんなことを話しながらひょこひょこと動く一房の赤い髪と、バイブレーションしている剣を横目に見ながらあくびした。
『んで?快眠中の俺を起こして何の御用ですか?』
『用というか警告?赤いのと青いのさ、冒険者になったじゃねえか』
こいつらどうやって知ってるんだろうな。
『現在ハクさんはコウさんに憑依していますね?憑依していると一方向ですが情報が知れるんですよ』
『相変わらず都合のいい設定してるな』
『わかりやすくないと書けませんから。ご都合主義万歳ですよ』
やっぱこいつらメタいよな。
『まあ、作者が作る世界がどうなろうが知ったこっちゃありませんがただ一つ警告です。あのお二人に』
『何を?』
『ハクさん曰く、ヤベェのが二つ、来ていると』
抽象的ではあるがあいつが言うからにはそうなのだろう。そこだけは信用してる。
『わかった。ありがとうな、ハク、ジント。んじゃ、お休み』
ブリキ視点だとどうしても会話が多くなってしまう苦悩…
是非この作品に対する批評等、良いのも悪いのもお待ちしております。




